2006年12月22日金曜日

トスカニーニ 愛と情熱の日々

ベートーベン交響曲の第2番を聴こうと録音を探していると、トスカニーニが指揮する音源に出くわした。僕は2番を初めて聴くので、正直、トスカニーニの素晴らしさを完全に理解することができないかもしれませんが、演奏の素晴らしさはまず間違いないはず─。

ベートーベン交響曲第2番ニ長調 Op.36
1802年 演奏時間約30分

第1楽章 Adagio molto - Allegro con brio
第2楽章 Larghetto
第3楽章 Scherzo : Allegro
第4楽章 Allegro molto





アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini 1867年3月25日 - 1957年1月16日)は、イタリア出身の指揮者。20世紀最高の指揮者と呼ばれているくらい有名です。
僕がトスカニーニを知ったのは映画 トスカニーニ 愛と情熱の日々を見てから。若きトスカニーニが指揮をするきっかけと、成功していくきっかけを描いた作品です。

トスカニーニ 愛と情熱の日々 (1988/伊=仏)
Il Giovane Toscanini
Young Toscanini

監督:フランコ・ゼフィレッリ
脚本:フランコ・ゼフィレッリ / エンニオ・デ・コンチーニ
撮影:ダニエル・ナンヌッツィ
美術:アンドレア・クリザンティ
出演:C・トーマス・ハウエル / エリザベス・テイラー / ジョン・リス・デイヴィス / フィリップ・ノワレ / フランコ・ネロ

トスカニーニはもともと、作曲家を目指していたがワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を見てそれを断念し、作曲科からチェロ科へ編入した。
映画はトスカニーニがチェロ奏者としてリオ・デ・ジャネイロでのオペラ「アイーダ」の公演に参加しているところから始まる。その時の指揮者があまりの不評で、代役として急きょトスカニーニが指揮して大成功を収めるという史実をドラマ化したもの。

監督のフランコ・ゼフィレッリはオペラ演出家でもあるために、全体的にオペラの見せ方がうまくて絵が大変美しいです。エリザベス・テーラーが舞台で演技していると、さすがに本当に歌っているとは思えるはずもないのですが、まずは絵で完全に虚構を作り上げているために、大いなる嘘っぱちなど全く気にせずに見ることができるはずです。
トスカニーニは“トスカノーノー”と言われるくらい、怒鳴ったらしく、映画でもよくノー!ノー!と言っています。

あらゆるエピソードを含めて音楽を楽しむことが一番です。

さて、トスカニーニが指揮するベートーベン交響曲第2番─。聴いているとトスカニーニが楽団を怒鳴っている情景が浮かんできます。


トスカニーニの指揮ではありませんが、素晴らしいベートーベン交響曲第2番をどうぞ。

 You  Tube 
カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー演奏
ベートーベン 交響曲第2番ニ長調 作品36


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