ベートーベン交響曲第2番ニ長調 Op.36
1802年 演奏時間約30分
第1楽章 Adagio molto - Allegro con brio
第2楽章 Larghetto
第3楽章 Scherzo : Allegro
第4楽章 Allegro molto
アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini 1867年3月25日 - 1957年1月16日)は、イタリア出身の指揮者。20世紀最高の指揮者と呼ばれているくらい有名です。
僕がトスカニーニを知ったのは映画 トスカニーニ 愛と情熱の日々を見てから。若きトスカニーニが指揮をするきっかけと、成功していくきっかけを描いた作品です。
トスカニーニ 愛と情熱の日々 (1988/伊=仏)
Il Giovane Toscanini
Young Toscanini
監督:フランコ・ゼフィレッリ
脚本:フランコ・ゼフィレッリ / エンニオ・デ・コンチーニ
撮影:ダニエル・ナンヌッツィ
美術:アンドレア・クリザンティ
出演:C・トーマス・ハウエル / エリザベス・テイラー / ジョン・リス・デイヴィス / フィリップ・ノワレ / フランコ・ネロ
トスカニーニはもともと、作曲家を目指していたがワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を見てそれを断念し、作曲科からチェロ科へ編入した。
映画はトスカニーニがチェロ奏者としてリオ・デ・ジャネイロでのオペラ「アイーダ」の公演に参加しているところから始まる。その時の指揮者があまりの不評で、代役として急きょトスカニーニが指揮して大成功を収めるという史実をドラマ化したもの。
監督のフランコ・ゼフィレッリはオペラ演出家でもあるために、全体的にオペラの見せ方がうまくて絵が大変美しいです。エリザベス・テーラーが舞台で演技していると、さすがに本当に歌っているとは思えるはずもないのですが、まずは絵で完全に虚構を作り上げているために、大いなる嘘っぱちなど全く気にせずに見ることができるはずです。
トスカニーニは“トスカノーノー”と言われるくらい、怒鳴ったらしく、映画でもよくノー!ノー!と言っています。
あらゆるエピソードを含めて音楽を楽しむことが一番です。
さて、トスカニーニが指揮するベートーベン交響曲第2番─。聴いているとトスカニーニが楽団を怒鳴っている情景が浮かんできます。
トスカニーニの指揮ではありませんが、素晴らしいベートーベン交響曲第2番をどうぞ。
0 件のコメント:
コメントを投稿