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2010年10月14日木曜日

Mahler The Symphonies Leonard Bernstein

 衛星放送で3週連続バーンスタイン企画が放送されていた。没後20年を記念してとのこと。第1回を少しだけ見たが、やはり「ウエスト・サイド・ストーリー」関連の演奏が中心。当然だろうなと、諦めの気持ちでテレビを消して、PCの音楽へと向かった。
 聴いたものはバーンスタイン指揮のマーラーの交響曲集。マーラー生誕150周年記念として、グラモフォンから廉価版として発売されたもの。未完含め10のシンフォニーが内包されて5000円を切るものだったので、衝動的に買ってしまった。
Mahler/The Symphonies/Leonard Bernstein
画像


・交響曲第1番ニ長調『巨人』(録音時期:1987年)
 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

・交響曲第2番ハ短調『復活』(録音時期:1987年)
 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
 バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
 ウェストミンスター合唱団
 ニューヨーク・フィルハーモニック

・交響曲第3番ニ短調(録音時期:1987年)
 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
 ブルックリン少年合唱団
 ニューヨーク・コラール・アーティスツ
 ニューヨーク・フィルハーモニック

・交響曲第4番ト長調(録音時期:1987年)
 ヘルムート・ヴィテク(ボーイ・ソプラノ)
 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

・交響曲第5番嬰ハ短調(録音時期:1987年)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

・交響曲第6番イ短調『悲劇的』(録音時期:1988年)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

・交響曲第7番ホ短調『夜の歌』(録音時期:1985年)
 ニューヨーク・フィルハーモニック

・交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』(録音時期:1975年)
 マーガレット・プライス、ジュディス・ブレゲン、ゲルティ・ツィオマー(ソプラノ)、
 トゥルデリーゼ・シュミット、アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ)、
 ケネス・リーゲル(テノール)
 ヘルマン・プライ(バリトン)
 ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
 ウィーン少年合唱団
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン楽友協会合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

・交響曲第9番ニ長調(録音時期:1985年)
 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

・交響曲第10番嬰ヘ短調~アダージョ(録音時期:1974年)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 レナード・バーンスタイン(指揮)

 ライヴ録音


 ほとんどがバーンスタイン晩年の録音。故に音質も演奏も非常に見事なもので、久々にお得な買い物をしたと実感できた。11枚のCDに、かなり大雑把に収録されているが、PCに入れてしまえば問題ない。
 超有名なこれ↓↓の歌曲と「大地の歌」を抜いた全集だった!

 これ↑↑は2万以上だから・・・

 そう、だから、安くても中身はものすごいものだったという訳なんです。
 あー買ってよかった。

2009年7月31日金曜日

聖母の御子

テレビから聴きなれたギター音楽が流れてきた。確かに以前練習した曲、しかし、思い出せない。年かな・・・

ギターを弾かなくなってだいぶ経つが、そのころはギター音楽以外は聴かない時期もあったほどなぜかギターに固執したものだが、いまではギター1本で奏でられる音楽が何か物足りなく聴こえてしまい、ギター音楽を積極的には聴いていない。何か大切なものを失ったような気がして、たまに寂しさを感じてしまうのだが、ギターから離れることでたくさんの音色が耳に入るようになってきて、音楽を観賞する上では、以前と比べものにならないくらい楽しめている気がする。

♪聖母の御子

カタルーニャ民謡でカタルーニャの音楽家・リョベートの編曲が有名であるとか。リョベートがギターで奏でて有名になった曲といえるのでしょう。その原曲はずっと昔からギターで演奏されてきたのだろう、と思いたくなるほどに、素朴で郷愁的な音楽だ。
ギターのルーツは古代メソポタミア文明やエジプト文明にあるといわれるほど古いのだが、いわゆるクラシックギターと呼ばれるものは、19世紀後半、スペインのギター製作者アントニオ・デ・トーレスが作ったもので、その歴史は浅く、その音色も新しい。トーレスが製作した6弦ギターをリョベートの師であるタルレガが使用、リョベートに受け継がれ、さらにはセゴビアやイエペスがそれを世界中に広めるに至って、現代の6弦ギターがあるわけだ。

リョベートのギター音楽は技術的には比較的優しい。それでいて、そのメロディーは非常に美しいので、クラシックギターを始めるならばリョベートからがベストでは?と素人ながらに思っている。

♪アメリアの遺言

これもカタルーニャ民謡でリョベート編曲。
ゆったりとしていて、短い、だから容易に感じてしまうが、意外と難敵かもしれない。しかし、決して弾けないものではないので、志を高く、頑張りましょう。

上が無理なら下がありますよ。

タルレガの♪アデリータ
これはいいでしょ。


ギター音楽、最高です。



2008年11月18日火曜日

Farewell to Stromness

仕事帰り─
バスに揺られ、ぐったりしながら─
LAGQが演奏する♪さらばストロムネスで癒やされました。
♪Farewell to Stromness


「さらばストロムネス(farewell to stromness)」
イギリスの作曲家ピーター・マックスウェル・デイビスが作曲(1980)。
環境保全に強い関心があった彼は、スコットランドのオークニー諸島でのウラン採掘に抗議してThe Yellowcake Revueというミュージカルを書く。そしてそれを、オークニーで開催されたあるフェスティバルにおいて、自らがピアノを演奏して女優エレノア・ブロンと共に上演した。♪さらばストロムネスはそこで初めて演奏されたのだ。
ストロムネスとはオークニー第二の町のこと。ゆっくりと重々しく始まるベースラインは、ウラン汚染のために町を出て行く住民の足取りを描写したものだという。
曲全体にわたって、土地を追われた人々の悲哀とその土地を思う郷愁の念が絶妙に表現されている。まるで、その土地に住んでいた先住民によって語り継がれてきたような響き─例えば─、蛍の光、マイボニー、ロンドンデリーの歌…、─といった民謡であるかのようにさえ思ってしまう。
マックスウェル・デイビスは1971年から実際にオークニーに移り住み、その時期から、スコットランドをテーマにした音楽・スコットランドの要素を取り入れた音楽を作り始めたようだ。彼は数多くのシンフォニーやオペラを書いていて、その評価も非常に高い。大英帝国からナイトの称号を戴いていて、サー・ピーター・マックスウェル・デイビスと呼ばれているほどだ。
試しに、交響曲をいくつか聴いてみた。
♪さらばストロムネスとはまるで違う響き─、まさに現代音楽的な作品群、牧歌的な要素は微塵もなかった。想像とあまりにかけ離れた響きであるため、大いに抵抗を感じてしまうが、彼の音楽はまだ聴き始めたばかりなので、聴かず嫌いにはならないよう、これからじっくり聴いていこうと思う。彼のスタイルは多種多様だというから、また奇跡の響きに出会えるかもしれない。


Kyrie
P.M.Davies(サー・ピーター・マックスウェル・デイヴィス)



2008年11月5日水曜日

弦ロック

クラシック音楽において、ドイツ三大“B”というものがあります。偉大な作曲家の頭文字を取ったもので、J.S.バッハ、ベートーベン、そして…あれ?誰だったかな?…そうそうブラームス!個人的にあまりブラームスに親しみがありませんので…
あまり知らないけれど、その音楽には、なんとなく自分なりのイメージというか固定観念を持っていて、それこそが三大Bと言われる所以なのでしょうか。
自分にとってブラームスの音楽とは─
まさに↓こんな感じです↓
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<ウィキペディアより>

いつ見てもすごい写真です。この人はホントに動いていたのでしょうか。

さて、どの重りを聴こうかなといろいろ探っていると、弦楽六重奏曲というものに目がとまりました。あのシューベルトの弦楽五重奏曲の重厚な表現法に強い影響を受けているとか。
ブラームスは弦楽六重奏曲を2曲残しています。その2つを同時に収めたCDが結構リリースされていて、ここでもどれにしようかと悩んでしまうのですが、ジャケで決定してしまいました。

ナッシュ・アンサンブル/ブラームス弦六
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ブラームス:
・弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18
・弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36
演奏:ナッシュ・アンサンブル

黒バックのペンギンは、確かに重々しいけれども、不思議と冷たさを全く感じません。

ブラームスの交響曲にペンギンは合わないかもしれませんが、器楽曲にペンギンは意外と合うのかもしれません。ペンギンのジャケを思い浮かべながら、ブラームスの弦六を聴けば、きっとニンマリするはずです。ブラームスのイメージが変わるかも─。

2008年2月29日金曜日

曖昧な知識をなくすための10の質問

Q1 35歳という若さでキーロフ劇場(現:マリインスキー劇場)の芸術監督に就任し、その直後ソビエト崩壊を経験、経営難に苦しみながらも、みごとマリインスキー劇場を世界的な地位へと引き上げた音楽家は?
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Q2 ロシア・バレエ団(バレエ・リュス)を創設し、数々の振付師やダンサーを育成し、さらに多くのバレエ音楽の傑作を作曲家に依頼した、ロシアの高名な芸術プロデューサーは?
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Q3 2007年、ロンドン交響楽団の首席指揮者に就任、現在、世界最高峰の指揮者の1人といわれている人物は?
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Q4 「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」「プルチネラ」「結婚」─これらバレエ音楽の作曲をストラビンスキーに依頼した人物は?
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Q5 NHK交響楽団、東京交響楽団へ客演のためたびたび来日し、今年2008年はマリインスキー劇場管弦楽団とともに来日公演を行った指揮者は誰?
>> A5 ここをクリック

Q6 バレエ・リュスの芸術監督であったレオン・バクストと、芸術家でありデザイナーであったアレクサンドル・ブノワと共に前衛美術グループ「芸術世界」を結成、同名の雑誌を刊行しロシア内外の芸術家や文化人に大きな影響を与えた人物は?
>> A6 ここをクリック

Q7 アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画「エルミタージュ幻想」に出演していた、ロシアの指揮者は誰?
>> A7 ここをクリック

Q8 パリでロシア芸術の大展覧会を開催し大成功を収め、これをきっかけにリムスキー=コルサコフ、スクリャービン、ラフマニノフ、ムソルグスキーなどの音楽をパリで初演させた人物は?
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Q9 この人は誰
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Q10 この人は誰
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2008年2月28日木曜日

マーラー交響曲第2番

第1楽章
Allegro maestoso(アレグロ・マエストーソ)
まじめで荘厳な表現で一貫して
ハ短調 4/4拍子 ソナタ形式

私の第1交響曲での英雄を墓に横たえ、その生涯を曇りのない鏡で、いわば高められた位置から映すのである。同時に、この楽章は、大きな問題を表明している。すなわち、いかなる目的のために汝は生まれてきたかということである。……この解答を私は終楽章で与える。
��by マーラー)

第2楽章
Andante moderato(アンダンテ・モデラート)
きわめてくつろいで、急がずに
変イ長調 3/8拍子 ABABAの形式

過去の回想……英雄の過ぎ去った生涯からの純粋で汚れのない太陽の光線。
��by マーラー)

第3楽章
In ruhig fliessender Bewegung (With quietly flowing movement)
静かに流れるような動きで
スケルツォ ハ短調 3/8拍子 三部形式

前の楽章の物足りないような夢から覚め、再び生活の喧噪のなかに戻ると、人生の絶え間ない流れが恐ろしさをもって君たちに迫ってくることがよくある。それは、ちょうど君たちが外部の暗いところから音楽が聴き取れなくなるような距離で眺めたときの、明るく照らされた舞踏場の踊り手たちが揺れ動くのにも似ている。人生は無感覚で君たちの前に現れ、君たちが嫌悪の叫び声を上げて起きあがることのよくある悪夢にも似ている……。
��by マーラー)

第4楽章
Urlicht (Primeval Light):sehr feierlich, aber schlicht
「原光」 きわめて荘重に、しかし素朴に
変ニ長調 4/4拍子 三部形式

単純な信仰の壮快な次のような歌が聞こえてくる。私は神のようになり、神の元へと戻ってゆくであろう。
��by マーラー)

第5楽章
Im Tempo des Scherzos (In the tempo of the scherzo)
スケルツォのテンポで、荒野を進むように
ヘ短調 - 変ホ長調 4/4拍子 拡大されたソナタ形式

荒野に次のような声が響いてくる。あらゆる人生の終末はきた。……最後の審判の日が近づいている。大地は震え、墓は開き、死者が立ち上がり、行進は永久に進んでゆく。この地上の権力者もつまらぬ者も-王も乞食も-進んでゆく。偉大なる声が響いてくる。啓示のトランペットが叫ぶ。そして恐ろしい静寂のまっただ中で、地上の生活の最後のおののく姿を示すかのように、夜鶯を遠くの方で聴く。柔らかに、聖者たちと天上の者たちの合唱が次のように歌う。「復活せよ。復活せよ。汝許されるであろう。」そして、神の栄光が現れる。不思議な柔和な光がわれわれの心の奥底に透徹してくる。……すべてが黙し、幸福である。そして、見よ。そこにはなんの裁判もなく、罪ある人も正しい人も、権力も卑屈もなく、罰も報いもない。……愛の万能の感情がわれわれを至福なものへと浄化する。
��by マーラー)


約80分のマーラー交響曲第2番

ケン・ラッセルの映画「マーラー」は、第5楽章の冒頭から劇的に始まる。この第5楽章は35分前後にもおよぶ。
曲の展開が非常に激しく、1楽章から4楽章までの要素が詰め込まれていると勝手に思い込んでいるため、第2番はこの第5楽章以外ほとんど聴かない。
第5楽章には「復活」と題された象徴的な声楽が含まれていて、それ故、この第2番には「復活」という表題がつけられている。しかし、マーラー自身が正式につけたものではない。
��0分以上と二番目に長い第1楽章は、当初、「葬礼」と表題をつけられた交響詩として発表される予定だった。しかし、音楽出版社のショット社や指揮者ハンス・フォン・ビューローなどに露骨に批判されたため、「葬礼」の発表をあきらめ、のちに手をくわえ「葬礼」という表題を取り除き、第2番の第1楽章として発表された。
第2楽章、第3楽章、第4楽章はどうしても退屈に思えてしまい、気持ちよくというより退屈で寝てしまう。力の入り方から、第1楽章も聴くべきなのかな─、実際に聴いてもそれなりの聴きごたえはあるものの、第5楽章だけで満足だ。

第5楽章 1/4

第5楽章 2/4

第5楽章 3/4

第5楽章 4/4

2008年2月17日日曜日

バレエ組曲 火の鳥

イーゴリ・フョドロヴィチ・ストラビンスキー
Igor Fyodorovitch Stravinsky 1884 - 1971

バレエ・リュスを主宰するセルゲイ・ディアギレフが新作のバレエを上演するべく、振り付け・脚本をミハイル・フォーキン、作曲をストラビンスキーに依頼した。
フォーキンとストラビンスキーは共同作業の末、バレエ「火の鳥」が完成、1910年6月25日、パリ・オペラ座で初演される。

翌1911年に自ら組曲として編曲
��919年には楽器と曲の構成を変えて、再編
��945年に、曲を付け足すなどして、再々編

参:ウィキペディア 「火の鳥」構成


最も演奏され、一般的に知られているのは、1919年版のバレエ組曲「火の鳥」であるようだ。1911年版、1945年版も演奏されることもあるらしいが、そのとき、1919年版の最後の2曲、♪子守歌 ♪終曲 これを付け加える、もしくは差し替えて演奏されることが多いという。



さて─
上記のことは、もちろん僕は知っていませんでした。ストラビンスキーの名前はよく知っていて、「ペトルーシュカ」だけはよく聴くのですが、ほかのストラビンスキーの音楽はなぜか好きにはなれなかったのです。
基本的に派手な構成であるのに、なかなか盛り上がってくれず、いつまでも奇妙で不快な音がもやもや続いて、疲れ果ててからようやくドカーンドカーンとくるのですが、もはやそれがやかましく聞こえる…という印象なのです。「ペトルーシュカ」だけは冒頭から派手で分かりやすいので、よく聴いたものです。

組曲「火の鳥」を聴くと(恐らくいつも聴いているのは1919年版だと思います)、♪魔王カスチェイの凶悪な踊り この最も派手で盛り上がる部分で、常に聴くことをやめていたような気がします。なぜなら、最後の2曲、♪子守歌と♪終曲をほとんど認識していなかったからです。「火の鳥」の解説などを読んでいると、どうやらこの2曲は重宝がられているようで、聴かないのはもったいないようです。

そして、実際に、改めて聴いてみたのですが─
この2曲、映画「バレエ・リュス 踊る歓び、生きる喜び」のエンディングで流れていた音楽だったと知りました。オリジナルの曲とばかり思っていて、まさか、ストラビンスキーの音楽だったとは…お恥ずかしい限りです。
大変素晴らしい2曲です。これをこの映画の最後にもってくるのも、必然的なことだったのかも知れません。

映画「バレエ・リュス 踊る歓び、生きる喜び」エンディング

2008年2月8日金曜日

ピアニスト・上原彩子

��年に1度開催されるチャイコフスキー国際コンクール
��去年の諸事情から5年目の開催となっています)
優勝している日本人は4人います。

��990年 諏訪内晶子(バイオリン部門)
��998年 佐藤美枝子(声楽部門・女性)
��002年 上原彩子(ピアノ部門)
��007年 神尾真由子(バイオリン部門)

女性ばかりですが…

皆さん非常に素晴らしいのですけれど
上原彩子というピアニストには驚きを隠せません。
ほとんどの人が有名大学や留学という経歴を持っているのに
上原彩子には一切ないのです。
ヤマハの音楽教室に通い続けて優勝してしまったのです。
��審査員買収など悪い噂もあるようですが…)
しかも、ピアノ部門において女性初の優勝
ピアノ部門で日本人初という次元を超えてしまったのです。
そいうことは、恐らく─
受賞当時かなり話題になって騒がれたことでしょう。
自分はこの快挙の詳細を、最近テレビで知ったばかりです。

去年の暮れ、上原彩子のニューアルバムが発売されてます。


画像
プロコフィエフ作品集

あるテレビで
彼女がこのアルバムを収録している様子が描かれていました。
��01回のテイクの末、完成していたようです。
コンサートなどの緊張感ある一発勝負も醍醐味ですが
この洗練され尽くした音を楽しむこともたまりません。

実際に聴いてみました。

素晴らしい、かな。
正直あまりピアノに注目して音楽を聴いてきていないので
その良し悪しの区別をつける能力がありませんので─。

そして…

プロコフィエフの作品なんてほとんど知らないから
もっと分かりやすいものから聴けばよかったかな
と少し後悔しています。
でも、これがスタートだとすれば最高なのかもしれません。

素晴らしいですよ!たぶん…



2008年1月22日火曜日

Tasmin Little 「The Naked Violin」

そういえば─
英国のバイオリニスト。タスミン・リトルの新作が
無料ダウンロードできるようになっているはずだが─

自由に聴けて、自由にダウンロードできました。

Tasmin Little The Naked Violin


ヨハン・セバスチャン・バッハ
パルティータ第3番ホ長調 BWV1006

ポール・パターソン
Luslawice Variations op.50 for violin

ウジェーヌ・イザイ

無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品27 より
第3番 ニ短調 「バラード(Ballade)」

以上
古典・現代・近代
��人の作曲家の音楽を聴くことができました。

馴染みのあるバッハから
初めて聴く現代作曲家の音楽まで
結構たのしむことができたと思います。

さらに─
画像

画像

��Dジャケ用に表面・裏面の画像もダウンロードできて
パッケージにこだわる人に対しても
しっかりと対応してくれています。

至れり尽くせり

この流れがぜひとも主流になって欲しいものです。

ニュースなどで2007年のCD売り上げは
全盛期の半分しかないと報道されていましたが
それは、どうせ巨大マーケットの世界の話でしょう。
独立したマーケットの販売枚数というのは
どれだけ反映されているのか疑問です。
もしかしたら、個人でCDを配布している
という例が多いのかもしれませんし─。
ダウンロードで音楽を購入している人でも
��Dに焼き込んでいることもあるだろうし
��Dの売り上げは落ちていたとしても
その媒体は、もしかしたら増加しているのかもしれません。


さて、今年は何人のアーティストが
独立宣言をすることやら─
非常に楽しみです。

2008年1月12日土曜日

無料配信

去年、音楽界における最大の話題として
レディオヘッドの In Rainbows
これがよく取り上げられています。

彼らのこの試みは
音楽界を大きく変えていくのだろうか?

今年、まず最初に
イギリスの有名バイオリニストが
新しい録音アルバムを無料で配信する予定
という記事を目にしました。

世界的バイオリニスト
タスミン・リトル (Tasmin Little)
新作アルバム 「The Naked Violin」を14日から
自身のウェブサイトから無料配信するそうです。
http://www.tasminlittle.org.uk/
クラシック音楽振興のための試みで
レディオヘッドのウェブ配信から思いついたそうです。
配信開始を待っている間
少しだけ彼女の音楽を聴いてみることにしましょう。

♪ラ・ヒターナ (フリッツ・クライスラー作曲)


無料であっても気に入らなければ
無理にダウンロードすることはないでしょう。

今の世の中、無料でいくらでも音楽は楽しめるわけで
アルバム1枚を無料配信すること自体に
新鮮さを全く感じないのですけれど
自らのサイトから配信するということこそが
これから何かを変えていくような気がします。



無料ではありますが
彼女の音楽、ダウンロードはしないかも…。

2008年1月1日火曜日

音楽が死ぬということ

学校の音楽の時間
さまざま音楽を聴かせてくれた音楽の先生
音楽の中には長時間にわたるものが少なくないわけで
授業内ですべてを聴くことはできない─
そんなとき、先生はボリュームを徐々に絞っていき
なだらかな消音とともに音楽を終わらせていた。
音楽を途中で遮断してしまうと
「音楽が死んでしまう」らしい。

さて、昨日、つまり去年の最後の日
テレビで毎年恒例の東急ジルベスターコンサートを見ていました。
今回はレスピーギ作曲
交響詩「ローマの松」より“アッピア街道の松”で
カウントダウンを刻んだのでした。
恐らく初めて聴く音楽ではあったけれど
素晴らしい演奏と、見事なカウントダウンで
大いに感動。
新年最初の演奏
シュトラウス「雷鳴と稲妻
チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番
など興奮冷めやらぬ気持ちで堪能。
そして、番組ラストは
今年、世界で一番最初に演奏されるであろう
シュトラウス「美しく青きドナウ」で締めくくり
ますます興奮をかき立てられながら
新春の音楽を楽しんでいたのです、が─
なんと、曲の途中でいきなりCMが入り
そしてなんの断りもないままに番組ラストの提供が数秒入り
そのまま番組が終わってしまいました。
つまり“音楽が死んでしまった"のです。
カウントダウンの演奏は時間通りできたのに
油断したのか
番組ラストの演奏は時間オーバーだったのですね。
仕方ないかな─
テレビというのはこういうものですから…。

「音楽が死ぬ」なんて何をばかなことを─
音楽に陶酔しきっているあまりに
大げさなことを言っているにしか聞こえなかったのだが
いざ音楽をぶっつりと切られてしまうと
思わず手と手を合わせてしまいたくなった。


2007年12月28日金曜日

ラトル&ベルリン・フィル

毎年恒例のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のジルヴェスターコンサートを前に、明日から過去のラトルが指揮した演奏がBS2で放送されるようだ。

ヤフーオークションで1000円で購入したBSチューナーが壊れてしまっているので、明日は秋葉原にでも出向こうか─。

今年のジルヴェスターコンサートも、もちろんサイモン・ラトルが指揮するわけだが、今年はすでにその演奏された音源が2008年1月14日に発売されるとリリースされている。

画像サイモン・ラトル 指揮
ベルリン・フィル 演奏
2007年ジルベスター・コンサート

ムソルグスキーとボロディンの演目が並んでいる。
これが当日に演奏される演目になるのだろう。
��Dの音源は事前に収録されたものが納められるようだが、それにしても、伝統あるジルヴェスターコンサートをも宣伝にしてしまうとは、恐るべしラトル&ベルリン・フィル…。
まぁそれだけ人々は良い音楽を求め、ラトルも楽団もそれに大いに応えているわけなのだから、宣伝などと呼ぶのは、かなり意地悪なのかもしれないが─。
大晦日のコンサートを大いに楽しみ、その感動を再び求めCDを購入、さらに感動が上乗せされる─…そういうことを期待しましょう。

2007年12月16日日曜日

シンフォニエッタ

イタリア語「Sinfonietta」の意味は、「小交響曲」というものらしい。

ヤナーチェク作曲の「シンフォニエッタ」は演奏規模は通常の交響曲と変わらないくらい大規模なものであるが、第5楽章に分けられた曲すべての演奏時間は25分程度とかなり短い。故の“シンフォニエッタ”なのだろう。

自らのフィールド・ワークで民俗音楽を収集し、吸収していったことで知られているヤナーチェク、彼の作曲した音楽には常に民俗的な響きを帯びているわけで、この「シンフォニエッタ」も決して例外ではない。
また、交響曲されているにもかかわらず、これまでの伝統的な交響曲とは形式の面で大きく違っているようで、そのために、一層この「シンフォニエッタ」が特異なメロディーに聴こえてくる。


「ファンファーレ」:アレグレット Allegretto、変ニ長調、4分の2拍子


画像ヤナーチェク:シンフォニエッタ
サイモン・ラトル 指揮
フィルハーモニア管弦楽団 演奏


2007年12月4日火曜日

一万人の第九

昨日、大阪で一万人がベートーベンの交響曲第9番を歌ったようです。

サントリー 一万人の第九


これだけ人数がいると、当然、迫力はあるのですけれど
歌うのも演奏するのも、非常に大変そうでした。

2006年 合唱部分の動画


ギネスへは申請していないようですけれど、恐らく
人数は世界一だろうと思います。

ちなみに─

面白ギネス記録として─

★1730人がギターでボブ・ディランの「天国への扉」を一斉演奏、ギネス申請中(インド 2007/10/27)


★1683人がギターでディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を一斉演奏、現在のギネス記録(米・カンザス 2007/6/3)





規模が大きければいいというものではないようです。

2007年11月20日火曜日

夜想曲






ボロディンのノクターンを聴いていました。

弦楽四重奏曲第2番・第3楽章より
Notturno from string Quartet No.2  
(ボロディン四重奏団)

Weekly Audio10




ノクターン=夜想曲とはなんなんだろう?
始まりはアイルランドの作曲家ジョン・フィールドが19世紀初めに作曲した、「夜想曲」から─
それにショパンが影響を受けて、自らも自らの「夜想曲」を作曲し、より自由でロマンティックな楽曲に発展させた…
ということなのですが、そこには明確な定義などないのです。
ピアノの小品から出発したノクターンは、弦楽から交響曲の一部にまで発展している。なんでもりですね。
つまり、作曲家が、これは夜想曲だ、と宣言するだけ。
名前だけでつながっている音楽形式なのでした。

夜に想うことは人それぞれ違うわけで、それゆえに、夜想曲を聴けばその作曲家の特徴を一番捉えることができるのかもしれません。

夜想曲 第20番 嬰ハ短調
『レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ』(ショパン)
Wladyslaw Szpilman plays Frederic Chopin's Nocturne in C#min



2007年11月7日水曜日

ディープ・パープル・アンド・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ

リッチー・ブラックモアのギターとともにディープ・パープルサウンドを支えたのは、間違いなくジョン・ロードのハモンドオルガンであろう。強い個性を放っているのはリッチーのギターより、むしろジョン・ロードのハモンドオルガンの方であり、ジョン・ロードのハモンドオルガンを耳にすることにより、まさしくこれがディープ・パープルだと判断できる。

ジョン・ロードは1969年
ディープ・パープル・アンド・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ
という協奏曲を作曲し、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とディープ・パープルがロイヤル・アルバート・ホールで共演した。バンドとオーケストラが観客の前で演奏したのは、これが歴史上初めてだという。

ディープ・パープル・アンド・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ
第1楽章  第2楽章  第3楽章   
モデラート  パート1 アンダンテ   ヴィヴァーチェ   
アレグロ  パート2 プレスト  
ヴィヴァーチェ       

画像画像

これをどう評価するか─
賛否両論あるだろうが、バンドとオーケストラは驚くほどに融合していると言っていいのではないだろうか。とにかく、実際に見て聴いて、自分自身で判断するのが一番であろう。


Deep Purple and Royal Philharmonic orchestra vol.1


Deep Purple and Royal Philharmonic orchestra vol.2


Deep Purple and Royal Philharmonic orchestra vol.3


Deep Purple and Royal Philharmonic orchestra vol.4


Deep Purple and Royal Philharmonic orchestra vol.5


Deep Purple and Royal Philharmonic orchestra vol.6


Deep Purple and Royal Philharmonic orchestra vol.7


Deep Purple and Royal Philharmonic orchestra vol.8

2007年10月31日水曜日

惑星(The Planets Op.32)

教えられるのではなく、自らすすんで聴こうとしたクラシック音楽は
グスタフ・ホルスト作曲の「惑星組曲」だった。

クラシックの世界で宇宙をテーマにした音楽があるのか─
と興味本位で聴いたものだったが
内容も素晴らしく気に入ってしまった。

普段は「火星」と「木星」をよく聴くのだが
ほかはあまり…
久々に7つの惑星すべて聴いてみようか─

火星、戦争をもたらす者
Mars, the Bringer of War


金星、平和をもたらす者
Venus, the Bringer of Peace


水星、翼のある使者
Mercury, the Winged Messenger


木星、快楽をもたらす者
Jupiter, the Bringer of Jollity


土星、老いをもたらす者
Saturn, the Bringer of Old Age


天王星、魔術師
Uranus, the Magician


海王星、神秘主義者
Neptune, the Mystic


2007年10月27日土曜日

主よ、人の望みの喜びを

クラシックギターの楽曲に興味を持ちだしたころ
「主よ、人の望みの喜びを」という曲を懸命に練習した。
ゆったりとしていて、ほどよい長さだったので
頑張れば何とか弾くことができるだろうと思ったのだ。

しかし

非常に苦労して、きちんと弾けるんだか弾けないんだか
曖昧なままにこの曲から離れていった。

左手が非常に痛かったんです。

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guitar:David Russell
とてもじゃないですけど、こんな素晴らしい音色は出せません。

この曲はJ.S.バッハが作曲したものだと思っていましたが
厳密には
カンタータ147番 心と口と行いと生活で (BVW147)
という1部と2部で構成された計10曲の大カンタータを
バッハが作曲し
最後にあたる10曲目のコーラル合唱
ヘスという作曲家がピアノ曲に編曲したものが
「主よ、人の恵みの喜びを」なのだそうです。

カンタータ147番 コーラル合唱


主よ、人の望みの喜びを


��つのメロディーを同時に奏でるような
そういう感覚が必要で
それを身につけるまで
かなり苦しい思いもしました。


さて、この曲をもっと紐解いていくと
実はバッハがオリジナルではなくて
本当のオリジナルは
ヨハン・ショップという作曲家の
「我が気分よ、愉快なれ」
という曲らしい。
バッハがショップを拝借し
ヘスがバッハを拝借したという構図。
深過ぎる…

2007年10月23日火曜日

カンティガス・デ・サンタ・マリア

ナルシソ・イエペス(Narciso Yepes)の「愛のロマンス」というアルバムを聴いたとき、1曲目に収録されている♪聖母マリア頌歌集(アルフォンソ10世)に大変感動してしまいました。
画像ナルシソ・イエペス
「愛のロマンス」
(1998)

ケルトのようなアラブのような西洋音楽─
民族音楽っぽくも聴こえるこの音楽は、13世紀にカスティーリャ王国アルフォンソ10世という王様が編纂したものでした。

カスティーリャ王国は10世紀前半から13世紀前半にイベリア半島に存在した王国。8世紀から10世紀にかけてイベリア半島を席巻していたイスラム王朝の後ウマイヤ朝にとって代わって、カスティーリャ王国が半島の中央部を支配するようになり、キリスト教国によるレコンキスタにおいて重要な役割を果たしました。つまり、イスラム文化と西洋文化が最も入り混じっていた時代だといえるのかもしれません。
アルフォンソ10世は、1251年から1282年まで在位して、政治面・軍事面においては失敗の連続だったものの、それとは逆に文化面において多大なる功績を残して、「賢王 (El Sabio)」と称されているほどです。そして、そのひとつが「聖母マリアのためのカンティガ(頌歌)集」という音楽集を編纂したことなのです。
編纂され現在まで伝わっている「聖母マリア頌歌集」は400曲以上もあるそうです。聖母マリアを称えた音楽はもちろんのこと、スペイン各地に伝わっている俗謡まで含まれているそうです。

アラブのような民族的な響きの所以は理解できました。

しかし─
イエペスが弾いていた♪聖母マリア頌歌 は「聖母マリア頌歌集」の中のどの曲なのだろう。400以上ある曲すべて録音されているわけではないというから、なかなか確認するのは難しいかなぁ…

画像Winsome Alfonso X (El Sabio)
「SPAIN Of Numbers and Miracles

Cantigas de Santa Maria - Por que

2007年10月22日月曜日

クラリネット三重奏曲

ドイツの三大B(バッハ、ベートーベン、ブラームス)など言われている作曲家のうち、個人的にではあるけれど、ブラームスだけはなぜか馴染みが薄いように思う。たまたまブラームスの音楽に触れる機会が少なかっただけかもしれないが─。

それでもやはり好きな音楽はあるものだ。


クラリネット三重奏曲 イ短調 作品114
Trio for Piano, Clarinet and Cello in A minor, Op. 114

第1楽章 アレグロ
I. Allegro
第2楽章 アダージョ
II. Adagio
第3楽章 アンダンティーノ グラツィオーゾ
III. Andantino grazioso
第4楽章 アレグロ
IV. Allegro



第2楽章を非常に気に入っている。正直なところ、第2楽章以外はほとんど聴かないのだが─


Washington Musica Viva
Trio in A minor, Op. 114 for clarinet, cello, & piano
(from the first rehearsal)
Adagio