2007年7月31日火曜日

激しい雨

今日は東海・関東甲信地方で大雨が降ったようですね。
久々家の中で一日中ごろごろしていたので、外の天気は全く分かりませんでした。どこからともなく幼い子供がギャーギャー泣く声が聞こえてきて、そんなに泣くなよ…とようやく重い頭を持ち上げました。

雨の中、泣くなよ…

♪Crying in the rain / Everly Brothers


♪Crying in the rain / a-ha


♪Crying in the rain / Whitesnake



2007年7月30日月曜日

選挙の日

きょうは─

第21回 参議院議員選挙

♪Election Day / Duran Duran

2007年7月29日日曜日

花火の季節

きょうは隅田川の花火大会だったようです。

うちのちかくでも、パンパン鳴り出しました。

ちかくの荒川でも毎年、花火大会があります。去年の来場者は30万人だったとか─。みんな花火好きなんですねぇー。

しかし、うちのわんこはパンパン鳴り出すと、常に僕のそばでぶるぶる震えておびえています。花火は嫌いなんだそうです。


♪1819 Overtune
Tchaikovsky - 1812 overture (Part 1)

Tchaikovsky - 1812 overture (Part 2)

from jcmaldo18

2007年7月28日土曜日

タクシーのにおい

仕事上、タクシーを使用する機会がだんだん多くなってきました。
その便利さを味わってしまうと、普段の生活においてもついつい利用したくなってしまうのですが、やはり料金がちょっと…。

ニューヨークのタクシーといえば、“イエローキャブ”と呼ばれているように、黄色がトレードマーク…というより、黄色のタクシーしか存在しませんでした。

日本のタクシーの色は…
僕が田舎にいたころは、“黒”とか“緑”というイメージがあったのですけど─
東京に来て、“オレンジ”というイメージが非常に強くなりましたが─
個人タクシーは“白”というイメージ─

最近は禁煙タクシーがだんだん増えてきています。
確かに車内のタバコ臭さはかなりきついものがあります。特にオレンジ色のタクシーに乗るといつもタバコ臭いような気がして、タクシーに乗ろうとするときなるべくオレンジ色を避けたくなります。
しかし、時代の流れか、オレンジ色に乗ってもタバコ臭くないことが多くなっているような気がします。いい傾向です。しかし、喫煙者にとってはつらいでしょうけれど…。

以前、僕も喫煙者でした。一日にかなり吸っていました。
タバコを断って5年ぐらいになるでしょうか。完全にタバコから逃れることができた今では、理不尽というのでしょうか、タバコのにおいや煙がかなり苦手になってしまいました。
以前は、ポイ捨て、歩きタバコ、そんなの日常的─、歩きタバコなんてなんで罰金とられなければならないの!などと思ったものですが、今現在、前を歩く人が歩きタバコをしていると、かなり迷惑な思いをしてしまいます。

タクシーの車内がタバコ臭くなるからタバコはダメ、というのは、いまはタバコを吸わない僕にとって最高に素晴らしい規則だと思うのですが、ふと考えを膨らませると、カレイ臭、男臭い、ワキガといったものをダメだということに…まぁ考えすぎでしょうかねぇ。

タバコをやめることが一番だと思うのですが、なかなかそうは思わないもんなんです、喫煙者は─。それがなぜか分からない人は、過激なようですが、一度喫煙者になってみればいいのかもしれません。

僕がタバコをやめて得したと思ったことは…、何もありません。
しかし…、タバコはやめたほうがいいと思います。
そうすればタクシーもいいにおいになりますから。

♪Big Yellow Taxi / Joni Mitchell




Joni Mitchell - Big Yellow Taxi

2007年7月27日金曜日

Play Deep

今日はどんよりと曇って、湿気が非常に多かったですねぇ,,
午後には雨もぱらついて、水の中を歩いているような感覚でした。
この気持ち悪い感覚を音楽ですっきりと─

画像Play Deep (1985)
by The Outfield


海中で “Play” というコンセプトのもとに作られているこのアルバム。
聴きやすいポップサウンドです。
アルバムを聴き終えた後、CDの裏ジャケットを見ると、潜水服を着て海中でベースボールをしているコンセプチュアルな写真があって、このアルバムのよさを一層感じました。
残念ながらそのCDは手放してしまったので、非常に気になる方はCDショップで立ち見なんぞしてみては─


2007年7月26日木曜日

Sunshine on my shoulder

��月の後半だというのに、今年の梅雨はなかなか明けません。日照不足など不安要素はたくさんありますが、今日のような気候であれば、多少強めの日の光を浴びても非常に温かく感じたれます。真夏の暑い日差しが来る前に、ジョン・デンバーを聴きながらちょっとした幸せを─。



─と思ったら、都内はもう少しで猛暑日だったらしい。
明日は曇ってジメジメしているらしいから、まぁ貴重な日差しだったのかな。

2007年7月25日水曜日

音楽の授業

大学での音楽の講義は義務教育とは違って、教授や講師がこよなく愛している音楽を紹介してくれる場合が多々あり、授業を受けているこちらも自然とそれら音楽へ興味を持つことができた。

音楽はあまりにも我々に優しすぎて、時にそれが魔物となり、授業で音楽を聴きながら気持ちよい眠りにつくことが多々…特に声が低い教授にあたってしまうと、もはや周りの全ての音は子守唄。

黒板に、レオシュ・ヤナーチェク、とだけ書いて、あとは一切文字で表記しようとせずに、小声で永遠とヤナーチェクという音楽家のことを説いていくのだが、本当に何を言っているのか聴こえない。あまりにも聴こえないために、ちょっと怒り交じりに、教授が淡々と講義している最中に一番前の真ん中の席に歩いていき、鋭いまなざしでじーっと教授を見つめて講義を受けた。
すると、その時の講義では珍しくビデオを流し始めた。聴こえない説明を聞き流しながら、ビデオに集中しようとするのだが、そのビデオ映像は教授自らハンディーカムで撮影したものであるらしく、ひどいぶれようで非常に気持ち悪くなってしまった。とても全て見ていられない─周りは暗くしてビデオを見ているから寝るには最適なのだが、船や電車に酔った感覚でとてもじゃないけれども眠ることができない。授業を抜ければいいものを、なぜか意地のように最後まで居てやろうという気持ちになっていて、耐えに耐えて揺れるヤナーチェクの祖国チェコの映像を眺めていた。
頑張ったかいがあったのか、突然、安定した映像に切り替わった。待ちに待ったプロフェッショナルの映像。
その映像は、チェコの民俗舞踊。足のひざから下をぶるんぶるん振るのが特徴的なそのダンスを、非常に面白いと思ったのは、決して一番前のど真ん中にいた自分だけではないはず。

講義はよく聞こえなくても、流れから、ヤナーチェクはこれらチェコの民俗的な要素をクラシック音楽に取り入れていったということが想像されて、ビデオのあとに流された音楽を非常に興味思って、そして納得しながら、そして非常に楽しむことができた。

画像ヤナーチェク:
ラシュ舞曲集
タラス・ブーリバ
シンフォニエッタ


JANACEK:
Lachian Dances / Taras Bulba / Sinfonietta


大きな声を出すことが苦手でも、チェコに自ら取材しに行くくらいの情熱があれば、音楽の素晴らしさを十分に伝えることができるということであろうか。

その授業で紹介される音楽は本当に素晴らしいとは思ったものだが、その授業は決して好きになれるのもではなかった。

2007年7月24日火曜日

選挙のCM

29日は参院選挙
新潟県中越沖地震が発生して、選挙のことなどすっかり忘れかけていましたが、投開票まで残り1週間を切ると、さすがに各党とも我ら有権者も追い込みモードでしょうか。
最近の選挙戦では政党CMが非常に目立つように思います。
自民党、民主党など大きな政党のみならず、国民新党など小さな政党までもCMを作成し売り込みに必死なようです。

国民新党のCMでは、もちろん綿貫民輔代表が不思議な選出で党を売り込んでいましたが、そのバックに流れている音楽がなぜかスメタナの♪モルダウ─、音楽の時間に合唱した方も多いのではないでしょうか。

連作交響詩「わが祖国」の作品2、モルダウ
もともと歌詞などなかったこの曲に、何故、歌詞を付けたのか
チェコの風景や思いを歌ったこの曲を、何故、日本語で歌わなければならなかったのか
納得ができないままに♪モルダウにふれて、そして名曲といわれるその所以を全く理解できないまま今日まで至っています。

同様に─

��9日までに、何故、国民新党が♪モルダウをCMに使用したのか僕には理解できないような気がします。


asahi.com:朝日新聞 2007参院選
参院選2007 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
Yahoo!ニュース - 2007年参院選
時事ドットコム・2007年参院選特集
共同通信ニュース特集:第21回参議院議員選挙
47NEWS 参院選 2007
07参院選:MSN毎日インタラクティブ
Sankei WEB 特集:参院選2007

政党リンク集

自民党 | 公明党 | 民主党 | 共産党 | 社民党
国民新党 | 新党日本 | 維新政党・新風 | 9条ネット
共生新党 | 女性党

2007年7月23日月曜日

児童虐待問題

フジテレビのプレミアAという番組で児童虐待問題を取り上げていた。子供を養育する能力がない親から、子供を取り上げる児童相談所の苦悩─子供を保護するという大義名分があるとはいえ、積極的に人と人とのつながりを断ち切っているわけだ。

これを見ていて、ケン・ローチ監督の映画「レディーバード・レディーバード」を思い出した。この映画では子供を取り上げられてしまう親の立場を中心に描かれている。

��つの視点で物事を見ただけではなかなか真実がつかめないし、たとえ真実をつかめたとしても、その物事がますます難しいものになってしまうこともあるのだと痛感した。

「レディーバード・レディーバード」を見たときは、強圧的な行政行使に怒りを覚えたものだが、子供が虐待死しているニュースを頻繁に聞くと、子供を保護する目的で親子を引き裂く行為を完全否定できない。
子供を保護したとしても、それが本当にその人の幸せとか将来のためつながるのか分からない。劣悪な環境で育ったとしても、立派にそして幸せに生きている人だっているし、裕福な環境で育ったからといって、それが絶対的に人の幸せにつながるというものではない。
小さな命だからといって粗末に扱われることは、決してあってはならないことではあるが、虐待という線引きが非常に難しい。

プレミアAでパーソナリティーを務めている櫻井よしこさんが、「子供を取り上げられてしまった親へのケア」の重要性を述べていた。
映画「レディーバード・レディーバード」で子供を取り上げられてしまう親の悲しみは非常に大きいもので、一方、その悲しみを少しも理解しようとしない社会福祉局の姿は非常に冷淡だ。
番組で登場していた児童相談所のスタッフは、強引に親から子を取り上げようとしているわけではなく、むしろ親子を引き裂かない方法をかなり模索しているようにみえた。しかし、それが手遅れにならなければよいとは思ってしまう。大変難しい問題だと思うのだが、仮に親から子を取り上げたのならば、その後、その親をほったらかしにしていても誰も救うことはできないのかもしれない。
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2007年7月22日日曜日

トリスタン和声とは…???

リヒャルト・ワーグナーの歌劇にはほとんど興味はありませんが、それら前奏曲や付随音楽はものすごく好きである、という人は多いのでは─。

きょうもバスに揺られながら「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲を聴いて、ぞくぞくと鳥肌が立ってしまいました。
この曲を聴き出すと、まず、“トリスタン和声”というものが頭に浮かぶのですが、何度聴いても全く理解できなくて、いつもよく分からないまま音楽の中に引き込まれてしまい、トリスタン和声などどうでもよくなって、最後は感動的な終わりに満足してしまいます。
よく前奏曲の冒頭部分が、トリスタン和声の典型的な部分として解説されていたりしますが、静かに始まる部分なのでそれをよく聴こうとボリュームを上げていると、曲が盛り上がると爆音になってしまうので、トリスタン和声など本当にどうでもいい気持ちになってしまいます。

聴き手としては、あらゆる技術で楽しませてくれたワーグナーに感謝するだけでいいのかと─。


2007年7月21日土曜日

セッション IN 鈴木荘 vol.2

自由気ままに音を作ると、なぜか民族音楽的な響きを帯びてしまう。
民族音楽が発展して、民謡や、ブルースといった音楽が生まれ、それら音楽に含まれている格好悪さとか人間くささなどをどんどんそぎ落とし洗練させていくことによって、クラシック音楽やポピュラー音楽が成立したのではないかと、勝手に解釈しているのだが…。
洗練された音楽では物足りなくなり、民族的なもの、人間くささを積極的に取り入れて、さらに音楽は発展し、それがまた洗練されてまたさらに進化して…その繰り返しのように思っている。デジタル社会がどんどん進歩することによって、デジタルというものにどんどん人間くさいものが含まれていくように思う。



注)録音レベルが高いので
再生時のボリュームに注意してください。

【参考】 セッション IN 鈴木荘 vol.1


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2007年7月20日金曜日

ユリイカ 総特集 大友良英

久々に内容が濃い雑誌を手に入れました。

画像『ユリイカ2007年 7月臨時増刊号』
総特集*大友良英

定価1,600 円(本体1,524 円)



大友良英の音楽活動はあまりにも幅広いので、とにかくこの雑誌を手元に置いて、じっくり大友良英を堪能してはいかがかと─。

2007年7月19日木曜日

セッション IN 鈴木荘 vol.1

��0年以上前になるだろうか。
友人Mが僕の自宅に来たときに、BOSSのマルチエフェクターにギターとマイクをつなげ音をミックスさせて、2人のインプロビゼーションを録音した。
築40年近くたっていたと思われるその古いアパートは、ジャンクな音楽を生み出すのにはうってつけの環境にあったように思う。しかも、近所には灰野敬二というアバンギャルドなギタリストが住んでいて、時々得体の知れない音源が聴こえてくることがあって、無意識のうちにそれに対抗してやろうという無謀な思いもあったかもしれない。
トータル2、3時間のセッションだったと思うが、その中からピックアップして“作品”としたものの一部をここに紹介しよう。
タイトルは─
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というもの。今となっては、我ながらなぜこのようなタイトルにしたのか性格に思い出せないのだが、この“作品”はエフェクターのペダルを使用してディレイの幅を色々変化させていたために、その動作をストレートに表現したものだと思われます。

録音レベルは少し高めで、音質も荒いので再生する場合はボリュームを注意するようお願いします。

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正直、こんなもの、作った本人以外ほとんど楽しめないと思うのだが、このように安直にでも自分で音を作ってみると相当面白くて、音楽とは聴くことよりも作ることのほうが何倍も楽しいことだと実感できるはず。ただ、苦労もその楽しみに比例して倍増しますが─。
少しでも演出を加えて、何か録音してみてはいかがでしょうか。

2007年7月18日水曜日

ラジカセ

きのうドンキでラジカセを購入


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手のひらサイズで、オートリバース、デジタル表示、アラームまでついている。何年ぶりのラジカセか…
初めてラジカセを手に入れたのは、25年ぐらい前になるだろうか。ちょうど、きのう手に入れたようなデザインでノートサイズだった。中古だったためにすぐに調子が悪くなり、直そうと思いどんどん分解していって、結局破壊してしまった記憶がある。
その後、ソニーのダブルラジカセ、その次、CDダブルラジカセ…確かドデカホーン、最後にコンポとテープというメディアは相当利用して、カセットデッキがなくなっても録音したカセットテープなどはなかなか捨てられずにいた。
保管してあるカセットテープの中には、MTRなどで多重録音した自らの“作品”も秘められている。その“作品”をアップロードしたくなったので、再びカセットプレーヤーが必要になったのだ。
3,000円前半で手に入れただけあって、響き渡る音質は非常に悪いのだが、騒音・雑音・ノイズのような自分の“作品”を扱うには最高のアイテムであるだろう。

2007年7月17日火曜日

アートな音楽

僕がよく見るブログで、現代音楽に属すデヴィッド・ローゼンブームという作曲家を紹介していた。自作の不思議で魅惑的な楽器から奏でられるそのノイズは、一つ一つの音だけを聴くと明らかに雑音でしかないのに、それが意図的に構築され視覚的な作者のイメージも加えられることによって、不思議と1つの音楽に聴こえてきた。人によっては、どう聴いても雑音でしかないと思うかもしれないが…。
個人的にデヴィッド・ローゼンブームという人が非常に気になったので、いろいろ音源を探ったところ、アルバム「Invisible Gold」を聴くことができた。

画像Invisible Gold
David Rosenboom

1970年代に発表した作品をライブ演奏しているアルバムだということ。
フィードバック音楽のパイオニアと言われているだけあって、1曲目など非常に素晴らしい。ノイズを扱っているのに、癒やされるのは不思議というほかない。

昔、僕もラジオのノイズにディレイなどの加工を加えてカセットテープに録音したことを思い出した。押入れの奥に眠っていたテープを掘り起こし久々聴いてみた。
当時はノイズが何か立派な形になったことへの興奮から、かなり気に入って聴いたものだが、デヴィッド・ローゼンブームなどのノイズ音楽を聴くと、単なる雑音にしか聴こえない。
無念…

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2007年7月16日月曜日

マーラー 交響曲第1番

時に激しく、時にゆったりしているマーラーの交響曲第1番を聴いていると、その表題通りまさに「巨人(タイタン)」という言葉がふさわしいなどと思うのだが、マーラー自身は別に表題を意識して作曲したわけではなく、聴衆がその音楽を覚えやすくなるように単に記号として名前をつけただけに過ぎないらしいと知り、いいかげんなマーラーといいかげんな自分のイメージに怒りを感じた。そうは言っても、後付け的な文字タイトルでもそれが作品のイメージを決定するということは多々あることだと思うのだが、マーラーは一度付けた表題を後に外してしまっているのだ。要するに、“巨人”というイメージを持たれたくなかったのだ。
当初マーラーが自分の音楽を覚えてもらおうと表題を付けた思惑は見事にはまり、今日まで「巨人」という表題は定着していている。マーラー自ら表題を外しているのに…。表題のイメージを待たずに第1番を聴いた方がむしろマーラーの意図するところといわれたとしても、もはやそれはできない相談だ。
「巨人」という表題はドイツの小説家ジャン・パウルの小説『巨人(Titan)』から取っているものらしい。1800年から1803年にかけて書かれた『巨人』は、主人公アルバーノが恋愛や多くの人生経験を重ねて、成長していく過程が描かれ、そこには当時ヴァイマール宮廷で活躍したゲーテに代表される文学者や天才主義に対する批判が込められている(参考:ウィキペディア)らしいが、音楽とその内容は決してリンクするものではないとマーラー自身が語っているという。
いずれにしても自分が持った“巨人”のイメージは、正確にいえば、全く的外れなものだった。体の大きな人、心が広い人、優れた人…それが僕がイメージしたマーラーの1番─。聴いているとそうイメージできるはずなのだが…多くの人はそう思ったからこそ、外されたはずの表題がいまだに定着しているのではなかろうか。

画像マーラー:交響曲第1番ニ長調
G.Mahler:Symphony No.1 in D-major

1884~1888

作曲されだしたころは交響詩だったということだけあって、一つ一つの楽章の展開はかなり自由で激しいものだ。
第一楽章で静かに美しい旋律ではじまり、それが華々しくなり第二楽章へとつながってゆく。しかし第三楽章では重くゆったりとしたメロディーとなり、ゆったりとしたものでありながらテンポが目まぐるしく変化する。そして突如として激しく始まる第四楽章は最も変化が大きく、始まりは戦慄的なメロディーでありながらも終わりは非常に感動的で堂々としたものだ。
まさにマーラーには鬼才という言葉がふさわしい。

久々に映画「マーラー」を見たくなった。

2007年7月15日日曜日

デューシャン・ボグダノビッチ

ユーゴスラビア生まれのギタリスト、デューシャン・ボグダノビッチ
聴いたことがアルバムは「風の中」だけではあるが─

画像IN THE MIDST OF WINDS
1994

西洋音楽、中東音楽、アジア音楽…あらゆる音楽的要素が含んだギターの響き。静かな響きであるが、その音色は強く心の刻まれた。
そうは言いながら、そのCDは現在は手元にないのだが…
偶然、ネット・オークションで「風の中」が出品されていて、残り2日だったので、1,500円ぐらいならと最高金額を設定して入札したところ、1,280円で即落札してしまった。オークションのシステムがよく理解できていないので、とりあえずお金は振り込まず相手のレスポンスを─。

「風の中」には収録されていないが、ボクダノビッチ作曲♪神秘の世界 は結構有名な曲で多くのミュージシャンに演奏されている。
Joe Galambos plays Mysterious Habitats


非常に素晴らしい音楽なので、ボグダノビッチ本人のギター演奏をぜひ見たいのだが、残念ながらビデオ映像すらなかなか見つかりません。

2007年7月14日土曜日

A message in the YouTube !!!

YouTube を探索していると、動画を見たりアップロードしたりするだけでなく、メッセージのやりとりも非常に盛んなような気がします。
自分も世界各国の映像を堪能し、素晴らしいと思ったものに何かメッセージを書き込みたいと思うときがあるのですが、英語中心のメッセージとなると相当たじろいでしまうのです。
ちょっと臆病になりつつも、動画をアップロードしたりして、個人的な用途としてはなかり自由にYouTube を楽しんでいるのですが、最近、自分の動画に初めてメッセージが送られてきて、ドキドキも頂点に達すると同時に、新たなワールドへの期待も多少覚えたのですが…
とりあえず、メッセージがついた動画を見てください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

そしてリトアニア共和国に住むsumertaさんから届いたコメントは─
Nonsens!!!
という一言だけ…。
ひどい、それだけ?ひどい、と思い、英語で文句や罵声を一言でも返信しようと思いつつsumertaさんのYouTubeサイトを訪問したところ─
このような映像を中心にアップロードされていました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


ナンセンスと思うのは無理ないかもしれません。
とりあえず、返信は控えておきました。

2007年7月13日金曜日

アダージョ・カラヤン

ブックオフでベストセラーを安く手に入れるのもいいものです。

画像アダージョ・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー
1989年
ArkivMusic.com
1. 交響曲第5番~第4楽章:アダージェット(マーラー)
2. カノン(パッヘルベル)
3. タイスの瞑想曲(マスネ)
4. 交響曲第3番~第2楽章:アンダンテ(ブラームス)
5. シンフォニア「聖なる墓に」~第1楽章:アダージョ・モルト(ヴィヴァルディ)
6. 「ペール・ギュント」第1組曲~オーゼの死(グリーグ)
7. ディヴェルティメント第15番~第4楽章:アダージョ(モーツァルト)
8. アダージョ(アルビノーニ)
9. 交響曲第7番~第2楽章:アレグレット(ベートーヴェン)
10. G線上のアリア(バッハ)
11. 悲しきワルツ(シベリウス)


新しいとかオリジナリティーとか、そういうものは全くありませんが、そこには普遍的なものが存在しています。
至る所で耳にする音楽なのですが、なぜか何度も繰り返し聴いてしまいます。
アダージョ・カラヤンのシリーズが4まであり、しかもそのベストまでありました。もう4つは確実に手に入れるだろうけれど、4つ手に入れればベストは必要ないだろうと思いつつも、恐らく買ってしまうだろうなぁ…

─それぐらい素晴らしいことでした。

2007年7月12日木曜日

驚くべき和解金

アメリカの訴訟には、内容や賠償金額で驚かされることがよくあります。

ずぶ濡れになった飼い猫を乾かしてあげようと、電子レンジを使用したところ、猫は見事に調理されてしまった。そうなることは当たり前のように思うのだが、その猫の飼い主は、電子レンジの使用注意書きに「動物を入れないでください」などと書かれていないと訴えを起こし、勝訴、多額の賠償金を勝ち取った。

マクドナルドのコーヒーで足にやけどを負った人が、やけどしたのはマクドナルドのコーヒーが熱すぎたからだと訴えを起こし勝訴、多額の賠償金を勝ち取った。

アメリカ46の州政府がたばこメーカーのRJレイノルズ、フィリップ・モリスなど大手5社に対して、喫煙によってかかった病気の保険料の補助金を支払うよう求めた裁判では、その和解金額が総額2460億ドル(約29兆円 ※2007年7月11日現在の円換算)という史上最高の金額だった

ここまで面白ければ、映画のネタとして多く取り上げられるのは必然的なことかもしれません。

数多くある法廷映画の中で自分が最も気に入っているのが
映画「エリン・ブロコビッチ」
実在するエリン・ブロコビッチさんが1993年に巨大企業から3億ドルという、当時としては史上最高の和解金を勝ち取ったというお話。
派手な女性をジュリア・ロバーツが演じていたこの映画に、当初あまりいい印象を思っていませんでしたが、“史上最高の和解金”という言葉にちょっと惹かれて見たら、ものすごく面白い映画でした。バカげた裁判が多いアメリカのバカげたお話かと思いきや…まぁ内容を知らない人はぜひ見てください。スティーブン・ソダーバーグ監督のオシャレ感覚と実話が不思議なくらい溶け合っています。

画像Erin Brockovich
2000年 アメリカ

goo 映画

テーマ曲は、シェリル・クロウの♪エヴリデイ・イズ・ア・ワインディング・ロードという曲です。映画の外見にぴったりで、あまり好きになれませんが、映画の中身との違いをかみ締めながら聴くことをお勧めします。

2007年7月11日水曜日

ゴーストバスターズ


画像Ghostbusters (1984)
アメリカ

goo 映画

子供のころ劇場に見にいって、観客がものすごくいたことと、突然現れたマシュマロマンの記憶しかありません。そしてその後、どういうわけかテレビやビデオで見直してみようという気が全く起きませんでした。つまり、あまり内容的に気に入らなかったと…
内容よりも、映画のロゴや、レイ・パーカーJr.が歌ったテーマ曲を非常に気に入っていました。ロゴと音楽に惹かれて映画を見にいったようなものです。
♪ゴーストバスターズは大ヒットして、その代償というわけではないのでしょうけれども、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの♪アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグに似ているということでレイ・パーカーは訴えられて、結局敗訴しています。どうやら、映画のプロデューサーがヒューイの♪アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグをテーマソングにしようとして打診したところ断られ、改めてレイ・パーカーにそれに似た曲を依頼して出来上がったのが、♪ゴーストバスターズだという確信犯的裏事情があったようです。レイ・パーカーにしてみれば、あれほど売れるとは思ってもみなかったのではないでしょうか。レイ・パーカーはこのちょっと恥ずかしい裏事情を公にしないと、ヒューイと約束したらしいのですが、ヒューイがそれを破り、逆にレイ・パーカーがヒューイを告訴したそうです。さすがアメリカ、なんという泥仕合…。

Ghostbusters


I Want A New Drug


2007年7月10日火曜日

Talking Book


画像Talking Book (1972)
Stevie Wonder

ジェフ・ベックやレイ・パーカーJr.、デイビッド・サンボーンなども参加しているこのアルバムは、文句のつけようがないくらい素晴らしい。
モータウン社から自作のプロデュース権を与えられていたために、これほどまでにクロスオーバーで自由なアルバムを作り得たのであろう。
それにしても、スティービー・ワンダーは本当に盲目なのか?ピアノ・ドラム・ギターなど、あらゆる楽器を演奏できるというし、もしかしたら盲目のふりをしているのでは?…失礼だとは思いつつも、ついそう感じてしまう。作曲したものをどうやって周りの演奏者に伝えているのだろう。本人が演奏して見せるのだろうか、誰かに譜面に起こしてもらうのだろうか、全く想像もつかないが、♪迷信のようなあらゆる楽器が入り組んだ楽曲も、完ぺきな作品として成立している。彼は天才だとしか言いようがない。

2007年7月9日月曜日

迷信 Superstition

'80年代のポップス全盛期、僕がスティービー・ワンダーを知ったのが
♪エボニー・アンド・アイボリー
♪ステイ・ゴールド
♪心の愛
♪パート・タイム・ラバー
といったポップナンバーからでした。てっきりポップス畑の人だと思っていたのですが、彼を知っていくうちに、11歳のころからプロとしてR&B、ソウル、ファンクなどの音楽を生み出してきた巨人だというのが分かりました。
1972年にリリースされた♪迷信などを聴くと、ジャンルを超越した音楽だと非常に驚くとともに、ものすごく好きになりました。レッド・ツェッペリンがこの曲を拝借したくなる気持ちもよく分かります
♪迷信はもともとジェフ・ベックのために書かれた曲なのだそうです。非常にフュージョン的なにおいがするのもうなずけます。当時のスティービーのマネジャーが自身でリリースすることを強く主張したために、ジェフ・ベックより先にリリースしてしまったようで、申し訳なさを感じたであろうスティービーはその後、♪哀しみの恋人たち、♪セロニアスといった曲をジェフ・ベックに提供しています。

ジェフ・ベックも1973年にベック・ボガート & アピスとして♪迷信をリリースしています。


Stevie Wonder


Beck, Bogert & Appice

2007年7月8日日曜日

BLOW BY BLOW の衝撃


画像Blow by Blow (1974)
Jeff Beck -Guitar
Max Middleton -Keyboards
Phil Chen -Bass
Richard Bailey -Drums,Percussion

言わずと知れたジェフ・ベックの代表作「ブロウ・バイ・ブロウ」
中に入っている曲全て素晴らしい。

��曲目の♪シーズ・ア・ウーマン(She's a woman)ってビートルズの曲だったんですね。気づきませんでした。なぜならば、あまりにもオリジナルとかけ離れているし、トーキング・モジュレーターなるものを使用していて、あまりに格好良すぎるから…

このアルバムは「5人目のビートルズ」と言われた、ジョージ・マーチンがプロデュースしているのですね。知りませんでした…。ビートルズのカバーをしているのは、ジョージ・マーチンの選択なのだろうか─。

バラードの代表曲♪哀しみの恋人たち(Cause We've Ended As Lovers)
これはジェフ・ベックのオリジナルではなく、なんと、スティービー・ワンダーが作曲したものだったのですね。全く知りませんでした…。続く♪セロニアス(Thelonius)もスティービー・ワンダーが提供した曲。どうりで♪迷信(Superstition)に似ているはずです。

1974年にリリースしたアルバムなのに、いまだに大いなる衝撃をもたらすジェフ・ベックは恐るべし…まぁ、単に自分の勉強不足なだけなのですけど…。

♪哀しみの恋人たち

2007年7月7日土曜日

Jeff Beck's Guitar Shop

初めてジェフ・ベックを聴いたのはアルバム「フラッシュ」からで、あまりに打ち込み電子音が多くて全く馴染めませんでした。そのために、ジェフ・ベックに対して苦手意識を持ってしまったのですが、それを払拭してくれたのが次のインストアルバム「ギター・ショップ」だったのです。

画像「ギター・ショップ」
Jeff Beck's Guitar Shop
With Terry Bozzio And Tony Hymas

(1989)

「フラッシュ」では全く見えなかったジェフ・ベックのギターの表情が、「ギター・ショップ」でやっと見ることができました。
クラプトン、ペイジと三大ギタリストと称されるジェフ・ベック、その実力をやっと認識したのです。しかも、クラプトンとペイジにどうしても感じてしまう古めかしさを、ジェフ・ベックには全く感じなくて、ちょっとした衝撃を感じたのを覚えています。

Behind the Veil


ギターを弾かない、あるいは嫌いだという人にとってやかましいだけかもしれませんが、元ギター小僧である自分は、このトリッキーな感覚を超えるギタリストをいまだ知り得ません。ジェフ・ベックのギターの基本はどこにあるのか全く想像がつかないのです。某有名ミュージシャンが「ロックギタリストには2種類しかいない、ジェフベックとジェフベック以外だ。」と言ったのも納得です。

2007年7月6日金曜日

Maggie May

ロッド・スチュワートがフェイセズをバックに歌う♪マギー・メイは、そのイントロ部分は文句のつけようがないくらい素晴らしい。この曲では、申し訳ないが、ロッド・スチュワートの歌声は脇役であり、辛辣さをもって言うならばむしろ歌がない方がいいのかもしれない。
別にロッドが嫌いでこんなことを言っているのではなく、むしろ、ロッドのそのハスキーボイスにはかなりの魅力を感じている。

初期の♪Country Comforts、♪Gasoline Alley
代名詞的な曲♪Sailing、♪Tonight's the Night
ダンスに走った♪Da Ya Think I'm Sexy?
ジェフ・ベックと久々に共演した♪People Get Ready
映画「三銃士」のためのハスキー“三銃士”♪All for Love
…彼の怪しい歌声に魅了され続けてきた。

♪マギー・メイのイントロがあまりに素晴らしいがために、もっと中身のメロディーを工夫してほしかったなぁ、と思ってしまう(恐れ多いことで、あくまで勝手な思いなのだが…)。
そう思ったのは自分だけではなかったようで、キッスのボーカル、ポール・スタンレーはロッドのために♪ハード・ラック・ウーマンを作曲し、ボーカル部分での素晴らしいメロディーを提供したのだが、そんなものは大きなお世話だとロッドは一蹴してしまった(注:楽曲提供を断ったことは事実ですが、ほかのストーリーは自分の想像の域を出ないもの)。
♪マギー・メイと♪ハード・ラック・ウーマンが、その良い部分を融合させたならば、さらに素晴らしい曲ができた、というのは言い過ぎか…

1971年にリリースされた♪マギー・メイは、アメリカとイギリスのチャート両方でナンバー1を獲得するくらいの売り上げを記録した。そして興味深いのは、キッスの♪ハード・ラック・ウーマンが1976年の8月にリリースされてヒットすると、その年の12月、♪マギー・メイは再びチャートインするという現象が起きている。世の中も“2つを1つに”という思いが強かった、と思うのはやはり考え過ぎか…

Maggie May

2007年7月5日木曜日

KISS

初めてキッスを聴いたのはアルバム「アサイラム」(1985)からでした。オリジナルメンバーのエース・フレーリー(g)とピーター・クリス(d)が抜け、代わりにブルース・キューリック(g)とエリック・カー(d)が加わり、トレードマークのメーキャップもしなくなっていた時期で、正直、全く魅力を感じませんでした。「アサライム」の評価も惨憺たるもので、故に過去の曲がどれだけ良かったかというノスタルジック的なキッスの紹介が数多くみられ、過去の栄光も知るに至りました。
過去のアルバムを振り返ると、そのジャケットは─
ジーン・シモンズ(Gene Simmons, bs)
ポール・スタンレー(Paul Stanley, g vo)
エース・フレーリー(Ace Frehley, g)
ピーター・クリス(Peter Criss, d)
��人の姿が必ずメインなっています。バンド内の結束は非常に固かったのではないでしょうか。
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1980年にピーター・クリスは脱退し、翌年リリースされたアルバム「Music from "The Elder"」には誰の姿もありません。



♪デトロイト・ロック・シティー、♪ロックン・ロール・オール・ナイト、♪ラビン・ユー・ベイビー、♪ラブ・ガンなど、初期のキッスはかっこいい曲がたくさいありますが、かっこいいばかりではなく、♪ベスや♪ハード・ラック・ウーマンなどメロディアスな曲もあり、見た目同様に内容もかなり濃いです。個人的には♪ベス、♪ハード・ラック・ウーマンでのピーター・クリスのボーカル曲が非常に好きなので、クリスが抜けたキッスは大打撃だったのでは、と主観的にキッスを捉えています。
♪Hard Luck Woman / Kiss


2007年7月4日水曜日

ANTHRAX

アンスラックスとは炭疽菌という意味なのだそうです。そんな危険な名前だとも知らずに、’80年代、メタリカ・メガデス・スレイヤーとともにスラッシュメタル四天王と称されたアンスラックスの音楽を楽しんでいました。
彼らの音楽は聴いているとなぜか笑ってしまうような、ほかとは少し違った面白みがあったのです。
♪I'm the manという曲は特に好きでした。この曲はヒップポップとメビーメタルの要素をベースに、様々なジャンルの要素や加工された音などを盛り込んでいて、いわゆるミクスチャーと呼ぶにふさわしい音楽だと思います。1987年に発売されたミニアルバムに収録されていて、曲の出だしの雄叫びがおかしくておかしくて、友人と何度も聴いて大笑いしたものです。今にして思えば、この曲はかなり斬新なもので、ラップメタルの先駆け的なものなのかもしれませんが、彼らは思いっきりふざけてこの曲を作っているように思います。そんな遊び心に惹かれてしまうのです。曲の後半にはメタリカの♪Master of Puppetsの一部をコラージュさせたりと、聴き所満載です。

ANTHRAX / I'm the man



画像I'm the man [EP]
ANTHRAX (1987)


アンスラックスの楽曲全てがミクスチャー的要素を持っているわけではなく、むしろ、やはりスラッシュメタルだと思う楽曲が多いです。しかし、リズムなどはファンクやヒップポップの影響を感じることがしばしばあり、彼らが存在したが故に、エクストリームとかレッチリといったミクスチャー系のメタルバンドが、世の中に受け入れられたのではないかと思っています。
偉大なるバンドであることは間違いないとは思いますが、そんな堅苦しくアンスラックスを捉えると間違いなく拒絶すると思われるので、聴いて笑い飛ばすぐらいの気持ちで楽しめば、また新たな世界が広がるのではないでしょうか。

ほかにお勧めのアルバムは「Attack of the Killer B's」
カバー曲とシングルのB面に収められた曲を集めた企画版です。
ここにアンスラックスの集大成がある─
─のですが、まぁ気楽に楽しんでください。

画像Attack of the Killer B's
ANTHRAX (1991)

2007年7月3日火曜日

Walk This Way

ランDMCエアロスミス♪ウオーク・ジス・ウエイをカバーし、ラップ/ヒップホップという音楽が世界に知れ渡りました。自分にとってヒップホップはいまだに苦手な分野ですが、世の中は順調にヒップポップに染まっているように思います。
ヒップポップが台頭していくよりも早く、エアロスミスが大ブレークしたのは、ランDMCのおかげだといっても過言ではないでしょう。

ヒップポップとロックを融合させたら意外と面白いかも、と思った人は少なくなかったはずです。

2007年7月1日日曜日

ビースティー・ボーイズ

ラップとかヒップポップという音楽はどうも苦手です。
1986年にビースティー・ボーイズのアルバム「ライセンス・トゥ・イル」が大ヒット、ランDMCが♪ウオーク・ジス・ウエイが大ヒット、いずれもハードロックとラップの融合のような音楽だったので多少興味をもってチャレンジしたものの…ダメでした。

ビースティー・ボーイズはサンプリング・バンドとして捉えてその音楽を聴けば、結構楽しめるかもしれません。’86年の発売当初は、あまり興味をもって聴かなかったので気がつきませんでしたが、アルバム「ライセンス・トゥ・イル」も改めて聴きなおしてみると、あらゆる音楽が盛りもまれていて、その音源を発見するのもまたよろしいかと…。

画像Licensed to Ill (1986)

レッド・ツェッペリン、ブラック・サバス、スティービー・ワンダー、CCR、などの音源を捕捉しました。ほかにも色んな音源が隠されているようです。各自で探してください。
気に入った音源をコラージュして新たな音楽を作り出すのも面白いものだなぁと思うのですが、歌が必要なのかどうか疑問─英語をほとんどヒアリングできない自分にとって、むしろ邪魔─まぁ、彼らなりの主張があるのかもしれませんが…。
ビースティー・ボーイズは、チベット独立を支持して支援活動をしたり、ケンタッキー・フライド・チキンに対して反動物虐待を叫んだりと、社会的に対しての問題意識が高いようです。なんか焦点がずれているような気もするのですけど…。
ラップはもともと黒人社会での言葉のリズムから発生してきたということです。マルコムXやキング牧師の演説が、時としてメロディーを帯びているように聴こえることがないでしょうか。そういった政治的な演説なども、ラップには強く影響を与えているようです。英語をしっかりと身に付けなければ、本当にラップを堪能できないのかもしれません。

Radio Radio

エルビス・コステロの♪レディオ・レディオ
知らないという人、知っているけれどそのPVを見たことがないという人
まずは、こちらをのぞいてください。

 Radioな音楽 


上のものを確認した人は、下の映像を存分に楽しんでください。