プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角
1986年 アメリカ映画 97分
監督:ハワード・ドゥイッチ
製作:ローレン・シュラー
製作総指揮:
ジョン・ヒューズ
マイケル・チニック
脚本:ジョン・ヒューズ
撮影:タク・フジモト
音楽:マイケル・ゴア
出演:
モリー・リングウォルド
アンドリュー・マッカーシー
ジョン・クライヤー
ハリー・ディーン・スタントン
アニー・ポッツ
ジェームズ・スペイダー
ピンクが好きな女の子の恋のお話。
当時、トップガンと同時上映されていて、トップガンを見たあと友人全員が「これつまんねー」と言って途中で帰ってしまい、一人ぽつんと残された僕も結局寂しさに耐えかねて、途中で映画館を出てしまいました。前もってサウンドトラックを聴いていて結構楽しみにしていただけに、あとで後悔しました。数年後ビデオでこっそり見直しましたが。
女の子のピュアマインドを描いている映画です。じっくり見てください。
働かない父親と2人暮らしのアンディー。生活は豊かではなかったのだが、奨学金を得て有名ハイスクールへ通っていた。さすが有名ハイスクールだけあって、お金持ちの子供たちもたくさん通っていて、アンディーはいつも金持ちグループに嫌がらせをされていた。
アンディーには幼馴染の男の子がいて、いつもその子がアンディーをかばい、励ましてくれていた。
また、金持ちグループの全てがアンディーを嫌っているのではなかった。ひそかに恋心をもつ金持ち坊ちゃんが、アンディーを卒業パーティーに誘ってくれたのだ。
しかし、そのお坊ちゃん、金持ちグループの仲間たちに「貧乏とかかわるな」と圧力を加えられて、ついにパーティー当日、アンディーを迎えに行くことはなかった。
でもそんな時、やはり優しくエスコートしてくれるのは幼馴染の男の子。アンディーはその子に励まされ、2人でパーティーへ。
パーティーへは、あの金持ち坊ちゃんも─。言い訳しようとする坊ちゃん、しかしアンディーは無視。当然のことですね。
でも坊ちゃんはなんとかアンディーを引きとめようとする、逃げるアンディー、金持ちグループの圧力…そして、ついにその坊ちゃん金持ちグループの奴らに一撃を加えアンディーを選択する。
一方、アンディーはひどい仕打ちを2度も受けたような状態。それを慰めるのはやはり、幼馴染。しかし、その幼馴染は、追いかけてきた坊ちゃんのもとへ行きなとアンディーを促すのだった。そして、貧しい女の子とお金持ちの坊ちゃんがめでたくキスしてハッピーエンド。
あー良かったとなるでしょうねぇ。でもなんか嫌なお話だと思いませんか?
当時アメリカではピンク色のアンディーファッションが流行ったというから、騙された人も多かったのでしょう。
僕もビデオ見た時、かなり騙されて、良かったねアンディーと思ったものです。それというのも、エンディングを飾るO.M.Dの♪イフ・ユー・リーヴ効果がかなり大きいと思うのです。
この曲だけではなくて、このサントラは結構好きでした。ポップでまさにアンディーのイメージに合った曲ばかりなので、本当に騙されてしまうのです。
1. イフ・ユー・リーヴ(O.M.D.)
2. レフト・オブ・センター(スザンヌ・ヴェガ・フィーチャリング・ジョー・ジャクソン)
3. ゲット・トゥ・ノウ・ヤ(ジェシー・ジョンソン)
4. ドゥ・ウォット・ユー・ドゥ(イン・エクセス)
5. プリティ・イン・ピンク(サイケデリック・ファーズ)
6. シェル・ショック(ニュー・オーダー)
7. ラウンド・ラウンド(ベルイー・サム)
8. 恋はせつなく(ダニー・ハットン)
9. ダンシング・ホーシズ(エコー&ザ・バニーメン)
10. プリーズ・プリーズ・プリーズ(ザ・スミス)
この映画を見る際は必ず、音楽を楽しむつもりで見てください。そうしないと決して感情移入なんてできないでしょう。
こちらもリンクしました。今後も、よろしくお願いいたします。
返信削除ちなみにこの映画、僕は見ていないですけど、OMDの曲は大好きで、ipodに落としてよく聴いています。エノラゲイの歌とはえらい違いますが、シンプルで良い曲ですよね。
80年代ポップって感じでいいですよね。
返信削除エノラゲイもタイトルと似ても似つかないポップさで、「僕らの音楽はこういう感じ」という潔さを感じるので、余計にイフ・ユー・リーブも純粋にポップなノリで聴けていいんですよねー。
古い記事のコメントでごめんなさい。
返信削除この映画、ロ-ドショーで見たけど、男女の感性の違いでしょうか、楽しかったですよ。
やはり、女の子のファッションは可愛いし。
ただ、幼馴染の男の子はアンディのことが好きなのに、報われないのが可愛そう。
ルックスだってこの子のほうがいいのにね~、というのが、友だちとの感想でした。
正直、僕も2度目はかなり楽しんで見ました。だから何回も見て…そのうちにだんだん、幼馴染のダッキーがかわいそうになったり、あの金持ちグループに本当に腹が立ったり…、ひどい話だみたいになって…、あ!どっぷりはまっていますね。それ故、もはやピュアな気持ちでこの映画を楽しめなくなってしまいました。
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