Micheal Manning:Fretless Bass
Geoge Winston:Piano
Prpduced by William Ackeman
Breakfast in the Field | 1.layover 2.The Happy Couple 3.Eleven Small Roaches 4.The Funky Avocado 5.Baby Toes 6.Breakfast In The Field 7.Two Days Old 8.Peg Leg Speed King 9.The Unexpected Visitor 10.Silent Anticipations 11.Lenono |
1981年、ウィンダム・ヒルを代表するギタリスト:マイケル・ヘッジスはこのアルバムでデビューしました。僕がマイケル・ヘッジスを知ったのは’90年代に入ってからで、はっきり言ってどう弾いているのか謎だらけで、いつか本物を見てやる!と意気込んでいたのですが、1996年に突然天に召されてしまい、謎は半ば残ったままです。
個人的にマイケル・ヘッジスは、何となくウィンダム・ヒルっぽくないなぁと思っています。何となくですけど…。
ウィリアム・アッカーマンやジョージ・ウィンストンと比べて、ほのぼのさに欠けてちょっとギラギラしたイメージがあります。ほんのちょっとですけど…。
このアルバムはデビュー作であり、またウィリアム・アッカーマンがプロデュースしているからなのか、マイケル・ヘッジスのアルバムの中で一番ほのぼのとしていると思います。
��曲目の♪Eleven Small Roachesはマイケル・ヘッジスの全作品中で最高に優しく・幸せな曲ではないでしょうか。
そうかと思うと4曲目の♪The Funky Roachesではマイケル・マンリングのベースと共にロックン・ロールしていて、このちょっとしたロック魂がマイケルをギラギラさせているのだと感じさせてくれます。
ラスト前の♪Silent Anticipationsは、後に出したアルバム「Live On The Double Panet」の方がかなりキレキレで演奏していて、ここではまだ優しく弾いているので、再びほのぼの空気を吸うことになるでしょう。
そしてラストの♪Lenonoではやっとジョージ・ウィンストンが登場して、マイケル・マンリングが♪イマジンのフレーズを弾いて終わる…まさにウィンダム・ヒル!という感じです。
静かにデビューしたマイケル・ヘッジスはその後どんどんはじけていって、独自の世界を構築していき、遺作となるアルバム「Oracle」がいちばんキレていたように思います。
一番元気な時に突然消えた彼を、一番静かな彼のデビュー作を聴きながら、憂うのであります。
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