2007年7月22日日曜日

トリスタン和声とは…???

リヒャルト・ワーグナーの歌劇にはほとんど興味はありませんが、それら前奏曲や付随音楽はものすごく好きである、という人は多いのでは─。

きょうもバスに揺られながら「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲を聴いて、ぞくぞくと鳥肌が立ってしまいました。
この曲を聴き出すと、まず、“トリスタン和声”というものが頭に浮かぶのですが、何度聴いても全く理解できなくて、いつもよく分からないまま音楽の中に引き込まれてしまい、トリスタン和声などどうでもよくなって、最後は感動的な終わりに満足してしまいます。
よく前奏曲の冒頭部分が、トリスタン和声の典型的な部分として解説されていたりしますが、静かに始まる部分なのでそれをよく聴こうとボリュームを上げていると、曲が盛り上がると爆音になってしまうので、トリスタン和声など本当にどうでもいい気持ちになってしまいます。

聴き手としては、あらゆる技術で楽しませてくれたワーグナーに感謝するだけでいいのかと─。


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