2007年7月12日木曜日

驚くべき和解金

アメリカの訴訟には、内容や賠償金額で驚かされることがよくあります。

ずぶ濡れになった飼い猫を乾かしてあげようと、電子レンジを使用したところ、猫は見事に調理されてしまった。そうなることは当たり前のように思うのだが、その猫の飼い主は、電子レンジの使用注意書きに「動物を入れないでください」などと書かれていないと訴えを起こし、勝訴、多額の賠償金を勝ち取った。

マクドナルドのコーヒーで足にやけどを負った人が、やけどしたのはマクドナルドのコーヒーが熱すぎたからだと訴えを起こし勝訴、多額の賠償金を勝ち取った。

アメリカ46の州政府がたばこメーカーのRJレイノルズ、フィリップ・モリスなど大手5社に対して、喫煙によってかかった病気の保険料の補助金を支払うよう求めた裁判では、その和解金額が総額2460億ドル(約29兆円 ※2007年7月11日現在の円換算)という史上最高の金額だった

ここまで面白ければ、映画のネタとして多く取り上げられるのは必然的なことかもしれません。

数多くある法廷映画の中で自分が最も気に入っているのが
映画「エリン・ブロコビッチ」
実在するエリン・ブロコビッチさんが1993年に巨大企業から3億ドルという、当時としては史上最高の和解金を勝ち取ったというお話。
派手な女性をジュリア・ロバーツが演じていたこの映画に、当初あまりいい印象を思っていませんでしたが、“史上最高の和解金”という言葉にちょっと惹かれて見たら、ものすごく面白い映画でした。バカげた裁判が多いアメリカのバカげたお話かと思いきや…まぁ内容を知らない人はぜひ見てください。スティーブン・ソダーバーグ監督のオシャレ感覚と実話が不思議なくらい溶け合っています。

画像Erin Brockovich
2000年 アメリカ

goo 映画

テーマ曲は、シェリル・クロウの♪エヴリデイ・イズ・ア・ワインディング・ロードという曲です。映画の外見にぴったりで、あまり好きになれませんが、映画の中身との違いをかみ締めながら聴くことをお勧めします。

2 件のコメント:

  1. アメリカの訴訟の内容は、信じられない、お前バカかよ?って思うものがあるけど、教育が行き届いてないんでしょうね。
    文盲の人も結構いる、ということだし・・・
    日本も、そこまでは行かなくても常識のない人が増えてきましたが・・・
    ジュリア・ロバーツの出てる映画は見たことないですね・・・
    避けてたわけじゃないけど。
    シェリル・クロウのタイトル曲は好きです。
    以前はウォーキングの時によく聴いていました(歩が進むんですよ)。
    でも、CD売っちゃいました・・・

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  2. シュリンパー2007年7月13日 7:54

    僕もジュリア・ロバーツの映画はあまり積極的に見ようとはしないのですが、この映画にはかなりやられたっていう感じが強いです。ジュリア・ロバーツが出演料が一番高い女優になった理由が理解できました。
    内容は…かなりアメリカ的です。

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