2007年3月13日火曜日

ヘンリー・スレッギル Henry Threadgill

普通じゃない音楽をむさぼっていた若かりしころ、アバンギャルドなプロジェクト、ベリー・ベリー・サーカス(Very Very Circus)というのを知った。
ジャズ畑に住むヘンリー・スレッギルなる管楽器をマルチに演奏するアーティストが立ち上げたこのプロジェクトは、スレッギルがサックス、フルートなどを演奏し、チューバ、ギター、ドラムのほかにフレンチホルン、アコーディオン、バイオリンなど非常にユニークな編成だ。
ベリー・ベリー・サーカスでは
Spirit of Nuff... Nuff (1990)
Too Much Sugar For A Dime (1993)
Carry The Day (1995)
Makin' A Move (1995)
以上のアルバムをリリースしている。
画像
僕が選択したのは
Carry The Day

��曲目の♪Come Carry The Day
非常に好きで何度も聴いた。
アフリカンコーラスに
サックス、アコーディオン
バイオリン、パーカッション
かなり新鮮な響きだった。

ギターでブランドン・ロス(Brandon Ross)の名前が載っている。
ブランドン・ロスの「Costume」というアルバムがあるブログに紹介されていて、聴いたら非常によくてそれ以来、彼の音楽が気に入っている。

ヘンリー・スレッギルは、最近では、メーク・ア・ムーブ(Mike A Move)というプロジェクトを立ち上げているらしく、ブランドン・ロスも参加している。
そのアルバム「口承 Everybody's Mouth's a Book」を聴いてみた。

インプロビゼーション度が画像
さらにパワーアップしていた。

あのアフリカン的な響きが
消え去っていて
何者にも属さないと
主張しているかのよう。

ブランドン・ロスの響きが
前面に出ていて
雑多な響きの中の
オアシスとなっている。


驚いたことに、ヘンリー・スレッギルの奥さんはあのカサンドラ・ウィルソンだという。いろんな音楽を聴いていると、いろんなつながりがあり、いろんな発見があるのだと、つくづく実感してしまう。


たまに聴くヘンリー・スレッギルはいいもんです。しょっちゅうはつらいかもしれないが…



4 件のコメント:

  1. 同じジャンルというか、似たようなテイストのものをいくつか聴いてると、演奏側も似たような世界観を持っているのか、どこかでつながってきますね。
    下のジャケットは、福笑いみたいですが・・・きれいな色のジャケットですね。

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  2. シュリンパー2007年3月14日 4:28

    マグリットのような(そうでもないかな…)目と口が空にあるジャケット素敵ですよね。空もなぜかピンクで、不思議な感じ。音楽も不思議な感じですが、微笑みのような音楽ばかりじゃありませんので─。僕は心癒されましたけれども、聴く人によっては雑音かもしれません。

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  3. ブランドン・ロスのアルバム紹介しているブログがあるんだ・・、って思ったら私のブログじゃないですか!
    正直ブログやってて良かったなぁと思います。
    そんな私もヘンリー・スレッギルはまるでスルーしていました。
    勉強不足ですな。
    試聴する限りではよさげな雰囲気あふれるアルバムですね。
    まるっと聴いてみたいですがAmazonで「Carry The Day」が中古で高くついてますね。
    ・・ブックオフじゃさすがに買えないでしょうかね。

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  4. シュリンパー2007年3月14日 19:45

    けんさん、勝手に紹介して失礼しました。
    ブランドン・ロスは本当に気に入ってます。本当に感謝です。
    「Carry the day」確かに高いですね。僕は何も分からないまま新譜として出たとき買ったので…よかったなと。でも、しばらく音楽への関心を捨てていた時期&引っ越しが重なって行方不明に...。そいういったものがたくさんあるのです。売ったものもあるから、売ったのかなぁ…絶対売ってないと思ったんだけど、ないから、やっぱり…。

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