高田 渡がアルバム「汽車が田舎を通るその時」を発表したのは1969年。まさに鉱夫がどんどんリストラされている時代、鉱夫の労働環境も劣悪だったのだろう、悲壮な叫びが♪鉱夫の祈りから伝わってくる。
僕が高田 渡に惹かれるのは面白くて楽しい曲ばかりではなく♪鉱夫の祈りのような魂の曲も作っているからだ。ひょっとすると面白おかしな曲だと思っているものの中には、魂の歌があるのかもしれないと、ふと思ってしまう。悲惨なことも笑い飛ばそうというのが高田流のひとつであるから、面白いと思ったら素直に笑えばいいだけなのだが─。
♪鉱夫の祈り、僕は涙してしまいそうになる。
なぎら健壱が歌う♪鉱夫の祈りの映像があった。作詞・作曲者はすでに故人である。しかし、すばらしい曲は、このようにいつまでも生き続けるだろう。
♪鉱夫の祈り ※クリックすると映像へ─
炭鉱は何年か前まで、埼玉・飯能にもあったらしいですよ(泥炭ですが)。
返信削除15年くらい前に買った「埼玉の地学」という地学のフィールドワーク用の本に書いてありました。
6年くらい前にそばを通ったけど、それらしき施設は見当たりませんでした。
田舎には花岡鉱山というものがあったらしいですが、僕が生まれる前に廃鉱になっていたし行ったこともありません。いまはそこ、不法投棄の場所になっているとか…
返信削除それとは別に、老舗の廃鉱が鹿角市という所にあって、マインランド尾去沢という名前で観光地になっています。僕もそこへは何回か行きました。山を掘っただけなのに結構面白いものなんです。
炭坑の光と影…いや、人間の所行の光と影か…。
大舘周辺は鉱山が多かったようですね。
返信削除小坂鉱山というところには行きました。
尾去沢マインランドも行ってみたいんですが・・・
母方の親戚が昔鉱山で働いていて、遊びに行ったことがあるので、鉱山住宅など懐かしく感じます。
そういえば小坂鉱山もありました。
返信削除尾去沢は完全に観光地化されているから、情緒という面ではものたりないかもしれません。僕は人が掘ったとは思えない穴穴を見てただただ感動していただけでした。
このアルバムいいですよね。私は「ボロボロ」が好きです。「鉱夫の祈り」は ウッディー・ガスリーを 思い出します。語りも 入って 人柄がしのばれます。
返信削除確かにウッディ-・ガスリーですね。
返信削除高田渡もホームレス生活を送ったこともあるそうだし─、環境が人間を作るということなんでしょうかね。
このアルバムの背景はものすごく暗いと思うんですけど、このアルバムのジャケットから中身まで明るい雰囲気が漂っていますよね。それが高田流ですよね。