僕にバッハの音楽を教えてくれたのは、速弾のギターヒーロー、イングベイ・ヨハン・マルムスティーン(Yngwie Johann Malmsteen)だった。
イングベイがアルカトラス(ALCATRAZZ)に在籍していたときにリリースされたライブアルバム「Live sentence」(1984)に♪Coming Bachという曲が収録されていて、それがバッハのリュート組曲第1番ホ短調第5曲ブーレ(Lute Suite in E Minor BWV996 - 5.Bourree)だった。
1 Too Young to Die,
Too Drunk to Live
2 Hiroshima Mon Amour
3 Night Games
4 Island in the Sun
5 Kree Nakoorie
6 Coming Bach
7 Since You've Been Gone
8 Evil Eye
9 All Night Long
♪Coming Bachはもちろんイングベイのギターソロで、ほかにも♪Since You've Been Goneと♪All Night Longといったレインボーの曲が収録されているあたりは、いかにもリッチー・ブラックモア好きのイングベイならではの選曲であり、まさにイングベイのためのアルカトラスを十二分に堪能できるアルバムだった。
このアルバムのあとイングベイはソロとなり、一層クラシカルな要素を強めていった。
その後のアルカトラスのギターはスティーブ・ヴァイ。ギター頼みのバンドだったのか、グラハム・ボネットよ…。しかし、すごいやつらを見つけた実績は忘れはしないぞ。
そういえば、ボーカルでリーダーのグラハム・ボネットはヘビメタにしては珍しくリーゼントだった。それにサングラスをかけて歌っていて、何かロカビリーみたいだった記憶がある。この人からはバッハは想像できなかったなぁ…。
イングベイ・マルムスティーンのおかげで音楽的視野が広がった人は多いはず。僕もその一人だし、イングベイの音楽を好きになったからこそ、バッハの音楽が知識以上のものに成り得たのだ。
ありがとうインギー、いまあなたの音楽を全く聴いていないのは決してあたなが太って、すこしかっこ悪くなったからではありません。音楽的視野が広がったからなのです。
しかしまぁ、アルカトラス当時のイングベイはかっこいいものだ。ホワイトのフェンダー・ストラト・スキャロップ、買ってもこんなに弾けるわけないのに欲しかったなぁ。
インギーは自分のギターヒーローでした。
返信削除フェンダー・ストラト・スキャロップの水色持ってましたし、さんざんインギーのプレイをコピーしてました。(弾けなかったけど・・)
インギーの影響でバッハはもちろん、パガニーニなんかも一生懸命練習しましたね。
でも私も音楽的視野が広がったためか、最近はあまり聴いてないですね。
でも当時は聴きまくってましたし、ライブにも行きました。
良い思い出です。
ちなみにアルカトラスも大好きでした。
現在でもカラオケで歌ったりしますが・・、血管切れそうです。
パガニーニも聴いたし弾いたなぁー、分け分からないまま。
返信削除ライジング・フォース、マーチング・アウト、トリロジーは聴きまくりました。そのころのライブはものすごく行きたかったです。
グラハム・ボネットは力むでしょうー。
アルカトラスなんてカラオケにあるんですね。