2007年3月20日火曜日

A Rainbow in Curved Air

地下鉄に乗りながらミニマル音楽の重鎮、テリー・ライリー(Terry Riley)の音楽を聴いていたら、いつも以上によく聴こえた。



シンセサイザーの出だしがものすごくかっこいい曲なのだが、ミニマルらしく単調でしかも18分以上もあるので、いつも聴くのをためらうか途中で聴くのをやめてしまうかだ。

1968年の作品とは思えない、現代音楽とは似てもにつかない、いかしたグルーブ感をベースにしてインプロビゼーションが展開する。それが雑音に聴こえるか、芸術に聴こえるか、紙一重なのかもしれない。
以前も電車の中で♪A Rainbow in Curved Airを聴いていたときがあるのだが、そのときは途中で眠りに入ってしまい、そして途中でその音楽の音で起こされてすぐに止めた記憶がある。それ以来ちょっと♪A Rainbow in Curved Airは苦手だった。
苦手とはいえ冒頭のシンセサイザーは結構好きなので、とりあえず最初の部分だけ聴いてすぐ次の曲…─きょうはそうはならず、じっくり最後まで聴くことができた。気持ち的に余裕があったからなのか分からないが、最初から最後まで18分40秒、素晴らしい音楽を体験できた。
よく聴いてみると、あまりミニマル音楽っぽくないかもしれない─…だからいいと思ったのか…。決してミニマル音楽を嫌っているわけではないが。

きょういいと思った♪A Rainbow in Curved Air
あしたいいと思えるかどうかは分からない。



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