クラシック音楽はどれを聴いたらよいのか本当に途方に暮れた、という経験ございませんか?そんな時には世界三大交響曲から聴いてみてはいかがでしょう。
ベートーベンの運命
ドボルザークの新世界
シューベルトの未完成交響曲
以上が三大交響曲と呼ばれているものです。ほとんどの人が知っていると思います。僕もよく知っていると思っていました。しかし、現実は、ハードルが高い。
「運命」とは…
ベートーベン交響曲第5番ハ短調作品67
「新世界」とは…
ドボルザーク交響曲第9番ホ短調作品95
「未完成交響曲」とは…
シューベルト交響曲第7番ロ短調D.759
上記のことを知って初めて、どの曲を聴いてるのかやっと自覚できる。そもそも交響曲の定義とはなんぞや?─
管弦楽によって演奏される多楽章からなる大規模な楽曲。シンフォニー、シンフォニアとも呼ばれる。原則として4つ程度の楽章によって構成され、そのうちの1つの楽章がソナタ形式であることが一応の定義であるが、例外の数はきわめて多い。(Wikipediaより)
─ということらしい。確かに運命、新世界は4楽章あります。そして未完成交響曲といいますと、第1、第2楽章の2つしかない。途中でシューベルトが作曲を断念した、ゆえに未完成なのです、なーるほど。付け加えておくと、未完成交響曲は以前は第8番と呼ばれていたらしく、いまだに“交響曲第8番~未完成交響曲”とか“Schubert-Symphony No.8-Unfinished”としてリリースされていることもある。非常に混乱を招くわけなのですが、シューベルトの作品にはドイチェ番号という番号が付けられていて、未完成交響曲にはD.759という番号が付けられていて、見分けがつきます。※バッハにはBWV、モーツァルトにはK(ケッヘル番号)など、作品番号(OP)がないもしくは欠落している作品に整理番号が付けられています。
さあ、やっと三大交響曲を聴くことができます。ベートーベン「運命」第一楽章、さすがに有名でよく知ってるでしょう。それ以降はどうでしょう。「運命」の第一楽章の出だしは非常に印象が強いので、ほかの楽章は覚えていない、あるいは聴いていない場合が多いと思います。
次の「新世界」はどうでしょう。第一楽章、メロディーを覚えている人はどれだけいるでしょう。第二楽章はかなり有名だから、第二楽章から聴かされている場合が多いと思います。
そして未完成交響曲。その題名はよく耳にしているはずなのに、聴いてみると全く馴染みがない。僕はシューベルトの伝記映画「未完成交響楽」を見たのにもかかわらず、そのメロディーは全く聞き覚えがないのです。
誰しもが教養で教えられるクラシック音楽ですが、押し付けではなく自らの興味でもって、もう一度クラシック音楽を見つめなおしてみると、古いものでも新しい発見がたくさんあることでしょう。世界三大交響曲といわれる誰しもが知っている作品をあなたはどれだけ知っているのでしょう。僕は半分も知っていませんでした。そして、運命と新世界には大いに感動し、未完成交響曲には、なぜこの作品がすばらしいのか分かりませんでした。クラシック音楽とはいえ、その評価は文献とかではなく、自分自身で決めてみると音楽がもっと楽しくなることでしょう。
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