2007年4月3日火曜日

アップル

いまさらながら…
アップル・コンピュータとビートルズが設立したアップル・コープスのロゴって本当によくにてますよね。僕は初めてmacに触れたとき、2つのアップルは同じものだと思い込んだし、ゆえにmacはビートルズと同じくらい素晴らしいと感じたかもしれない。当然、アップル・コンピュータはビートルズ陣営に訴えられるわけです。

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最近、アップルのロゴをめぐって和解が成立したとのニュースを耳にしたが、以前にも同じようなニュースを聞いたことがあったので、なにをねちねち争っていたのかよく分からなかった。そもそも、アップル・コンピュータが創業されたとき、思いっきり訴えられたはずだと思うのだが…

アップル・コンピュータは1976年に創業。その2年後に訴えられて、1981年にロゴと社名の使用権を得るため、アップル・コープスに多額の金額を払っている。そして、ロゴはコンピューター製品に使用する、音楽業界には参入しない、という契約まで結ばされた。
その後、1991年に、アップル・コンピュータは音楽配信のデバイスとソフトウエアでのアップル使用、アップル・コープスは音楽の制作と販売でのアップル使用、というアップルの住み分けが具体的に契約された。
2001年、アップル・コンピュータがiTunes発表・iPod発売。2004年、iTunes Music Storeが音楽配信スタート。これに再びアップル・コープスが訴訟を起こしたのだ。
最近の和解というのは、「iTunes Music Storeはデータを転送するシステムを提供しているだけ」「iPodはデータを保存しているだけ」「1991年の合意には違反していない」という見解のもと訴えは棄却されて、半ばコープス側が敗訴という形で両者が歩み寄って成立したものだった。
これでやっと、アップル・コンピュータアップル規制がなくなったといえるのだろう。



今日のニュースで気になった記事がある。
イギリスのEMIグループが音楽配信楽曲についてデジタル著作権保護(DRM)なしの「プレミアム」ダウンロードを全世界で実施すると発表したらしい。DRMがないということは、iPodでもウォークマンでも音楽が聴くことができるようになるということだ。配信価格を少し高めに設定して、その分、音質も良くするという。
これに呼応するように、アップル・コンピュータがiTunes Music StoreでDRMなしの音楽配信を5月から開始すると発表したらしい。もっとも日本での配信は未定であるそうだが─。

EMIの傘下にアップル・レコードが入っている。

ビートルズの楽曲はいまだにダウンロード配信されていない。



対立から始まったアップル同士が、音楽によって本当に手をつなぎ合う日も近いのかもしれない。

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