4月とはいえ、ニューヨークはまだまだ寒いです。
今朝は早くからFOXニュースを訪問。前日のESPNとは違う点がたくさんあった。まず館内に入った瞬間、写真撮影がストップされた。
驚いたのが、ハイビジョン放送はまだ全くしていないということだった。
進歩的なEPSNを見学した時は、全米各社の放送局はかなり進んでいるのかも─、という印象を受けたのだが、FOXニュースは完全に立ち後れていた。ニュースのような直接お金に結びつかないコンテンツには大規模な予算がつかないという、厳しい現実も原因としてあるようだ。CNNなどライバル会社がハイビジョン放送を始めたため、圧力がかかり、今年10月にはビジネス系の番組でハイビジョン放送を始める予定だという。
日本では全てのキー局がニュースでもハイビジョン放送を開始している。
ニューヨークという過密した場所にあることも、設備を新しくする上で非常に障害になっているらしいが、それは日本も同じこと。
次にCOLOSSALVISIONという映像制作会社を訪れた。1984年に全米で最も早くハイビジョン制作のインフラを構築したという。
会社へ入るなり、世界最古のアナログHDカムが展示されていた。
会社社長のデービッド・ナイルズ氏はエド・サリヴァン・ショウをプロデュースしていた経験もある大物でした。
ビートルズが全米のテレビに初めて登場したエド・サリヴァン・ショウで使用したライトボールも、自慢げに展示されていた。
小さい会社であるために、あらゆる映像を作成しないとやりくりしていけないのが現状で、結果、アナログからデジタル、様々なビデオフォーマット、SD/HD…無数の種類のビデオデッキがラックの中に納められていた。
編集スタジオ・MA室に入るとチック・コリアとビクター・ウッデン共演の素晴らしい映像が流れていて、そのイカした演出のもといろいろ説明を聴いた。素材はHDハンディカムで収録したというが、非常にきれいなものだった。
編集はアップル社のファイナルカットプロがメイン。
小さな会社である故に、色んなものにチャレンジし、コストパフォーマンスに優れているのならばどんどん新しいものを取り入れようしていた。
デービッド・ナイルズ社長はチック・コリアで終始軽快な動きをしていた。相当年齢を重ねているはずなのだが、まだまだ若い。
何か、大きなもので縛られているFOXとはえらい違いだと思ってしまった。
��つ連続で会社の説明を聴くと非常に疲れるのもです。その後、癒やしとしてニューヨークの名所を観光─
グラウンド・ゼロでは思わず涙が出そうになりました。
バッテリー公園では、非常に寒かったけれども、遠くの自由の女神を拝むことができました。
そして、エンパイア・ステート・ビルディングへと─
到着すると警察がバリケードを張っていて、何やら物々しい雰囲気が…。ちょっと怖かったので急いでエンパイア・ステートの中に入りました。
外の騒ぎは近くでの飛び降りとそこで知りました。だからかどうか分かりませんが、非常に混雑していました。ガイドさんに「込んでるときは1時間くらいを覚悟してください」と言われていたので、仕方ないかなと上を目指しました。しかし、エレベーターに乗るのに2時間以上並びました。企業を訪問するのよりも疲れてしまいました。
��0階で乗り換えて84階の外へ出た時は、風が強くて寒くてもう闇雲にシャッターをバシャバシャ切ってすぐにもう嫌になって下へと急ぎました。しかし、来るもの多ければ戻るもの多いというのは自然の摂理なのでしょう、帰りも結構時間がかかりもうふらふらです。
後で写真を眺めて、やっと少しは癒されたような気がします。
Broadway
向うの会社の視察ですか?
返信削除忙しいと思いますが、刺激もあって楽しいんじゃないかな。
NYは東京とは違うパワーもあるのでしょうね。
しかし、建物びっしりですね。
東京もそうだけど、平野だから遠くに山は見えるし、どこか開放感があるけど、NYは島ですから、風景が息苦しい感じかな・・・写真、拝見すると。
グランドゼロは、未だに発見されてない遺体もあるのでしょう?
あの映像は一生、忘れられません。
ゴロッ、ゴロッ、ドーン、ドーン
返信削除という印象です、僕の見たNYは。
建物は確かにギュウギュウなんですけど、道幅はゆったりしているし、道がまっすぐだから、遠くの方まで視界が開けているので、意外と息苦しさを感じません。むしろ日本のビル群の方が圧迫感あるかも。
今日は今からゆったりとセントラルパークを歩こうと思っています。しかし天気がどんよりしています。こっちきてから天候があまりよくありません。雨が降ったらメトロポリタンミュージアムへ行けばいいかなと思ってます。