2007年4月9日月曜日

ビル・フリゼール&バーノン・リード

リビング・カラーがデビューし、ギターのバーノン・リードの超絶テクニックが有名なところとなったが、彼のギターはそれ以前に世界に向けて発信されていたようだ。

画像 Smash & Scatteration
 Artist: Bill Frisell and Vernon Reid
 Release Date: 1984


   

   



1988年にリビング・カラーでデビューするまで、バーノン・リードはスタジオミュージシャンとして転々と活動していたようで、彼の名前が大々的に明記されたのはこのアルバムであるようだ。
ビル・フリゼールもこのころはまだデビューしたてであり、若きギタリスト2人の野心的なアルバムだと言えよう。
��人のアバンギャルド精神をたくさん感じ取ることができるが、ベースラインをあまりにも軽視しすぎているような印象を受けてしまう。リズムマシンやシンセサイザーを多用した曲が多いのだが、あくまでそれはギターの伴奏でしかない。むしろそれら伴奏が邪魔なのだ。
ギター中心のインストゥルメンタルアルバムというのは、ギター以外をないがしろにする傾向があると思うのだが、このアルバムも残念ながらその例に漏れない。このアルバムが埋もれた存在のようになっているのは、そのことをよく物語っているのではないだろうか。
その後の2人の演奏スタイルとこのアルバムは、あまりにも結びつかないように思う。もしかしたら、このアルバムが2人にとって負の教科書となっているのかもしれない。


あまりに酷評し過ぎました。
あくまで個人的な見解です。これを読んで、このアルバムのすべてだと判断しないでください。

2 件のコメント:

  1. 試聴したかぎりでは結構アヴァンギャルドな感じで面白そうな印象です。
    なんだかヘナチョコなシンセ&ギターがなんとも興味をそそりますが・・、やはり買うと失敗するんでしょうか?
    中古で安ければ買っても損無さそうなんですが。

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  2. シュリンパー2007年4月10日 11:59

    へなちょこシンセがしっくりくるんだったら、最高かもしれませんよ。僕はそのシンセがどうもしっくりこなくて…。
    中古で安けらば、もちろん得だと思います。こういう共演でこういう楽曲は珍しいと思いますから。

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