昨夜、ピンク・フロイドのアルバム「ザ・ウォール」を初めて聴いた。
ピンク・フロイドの曲はたくさん聴いているし、好きな曲もたくさんある。しかし、これまでひとつのアルバムをじっくり聴いたことがなかったのである。
ピンク・フロイドを好きなったのは、1987年のアルバム「鬱 (A Momentary Lapse of Reason)」に収録されていた♪On the turning awwayという曲のPVを見てからだ。そのPVというのはあの円形スクリーンを背景にしたライブ映像。ステージの光、スクリーンの映像、デービッド・ギルモアのギター演奏…非常に素晴らしかった。
それ以来、どうしてもギルモアのギターばかりを聴いてしまう。
「ザ・ウォール」では…♪Another Brick in the wall ギターのリフやソロに─、♪Mother アコギとエレキの美しいハーモニー、♪Young Lust ブルージーなギター、♪Comfortably Numb 文句なしにカッコいいギターソロ、♪Run Like Hell ディレイを使ったギターリフ…という具合。
1995年に「PULSE」というピンク・フロイドのライブビデオが発売され、すぐにそれを見たのだが、ライブ全体の演出は文句なしに素晴らしく、それよりも素晴らしいのはデービッド・ギルモアの演奏だと勝手に思っている。早く弾くだけが能じゃねぇぞ、とその演奏は語っていて、まねしようとしても不可能だろう。
その10年後、今度はロジャー・ウォーターズを加えたピンク・フロイドを「LIVE8」で見ることができた。そして驚いたのはやはり、ギルモアのプレイ。年齢を重ねれば重ねるほど、歌もギターも素晴らしくなっている気がした。
♪Comfortably Numbのアレンジをめぐってロジャーとギルモアは衝突したらしい。実際の演奏を見ると、ロジャーの歌声はひどく、ギルモアのソロは大変素晴らしい。その後のインタビューでギルモアが「ロジャーの復帰はない」と明言した気持ちが分からないでもない。
「ザ・ウォール」の作詞・作曲はほとんどロジャー・ウォーターズだ。ロジャーはあくまで素晴らしいコンポーザーだったわけで、ギルモアは素晴らしいプレーヤーだったわけだ。
今のピンク・フロイドにロジャーの頭脳がない故に物足りなさを感じる人は多いかもしれないが、衰えを知らない・むしろ進化しているギルモアがいれば十分だと思う、のは僕だけでしょうか…。
ピンクフロイドは昔、中学生の頃に聴きました。
返信削除「おせっかい」や「狂気」の頃ですね。
今でも好きですが、その後のものは「炎」くらいで殆ど聴いてません。
子供の頃ドーナツ盤で持っていた「青空のファンタジア(Point Me In The Sky Let It Fly)」という曲が好きなんですが、どのCDにも入ってないんですね。
一生聴けないのかな・・・
ちょっと調べてみたら─
返信削除Point Me In The Sky Let It Fly
ではなくて
Point Me At The Sky
という曲らしいですよ。
「Relics」というアルバムに入っていて、CDも出ているみたいです。
アマゾンのURLです↓
http://www.amazon.co.jp/gp/search?&index=music&keywords=pink+floyd+relics&_encoding=UTF8&tag2=ex-lastfm-22
私も昔です(^_^;)『狂気』『原子心母』など 聴いてました。時間、お金など 人を狂気に 陥れる 題材や 構成がしっかりしていて 安心して 聴けるアルバムですね。
返信削除ベスト盤みたいなものかな・・・?
返信削除シングルなど集めたCDが出てるようですが・・・
この曲は2~3月頃にヒットしてたような気がします。
春の空に似合う曲です。
やっぱりピンク・フロイドってみんな聴いているもんなんですね。あたりまえか…記事にしていて言うのもなんですが、僕はそんな一生懸命聴かなかったから。しっかりと聴いてみると、「狂気」はなどはトータル的に聴くことができるけれど、「ザ・ウォール」は長過ぎると思っちゃいます。
返信削除シングルも結構出しているんですね。「Relics」はシングルベストらしいです。