2007年1月16日火曜日

Anatomy of a Groove / M-BASE COLLECTIVE

M-BASE(読み:えむべいす)というものをご存知でしょうか?
Macro - Basic Array of Structured Extemporizations
頭文字をとってM-BASEとしているそうです。
即興をベースにした音楽集団というか楽派というかレーベルというか…。

ジャズサックス奏者、スティーブ・コールマン(Steve Coleman)が中心となって、1984年ごろM-BASE COLLECTIVEというものが始まったらしいです。
M-BASE ホームページ

詳しく知りたい方は上記のHPをご覧になってください。
読んでも十分納得いかないかもしれませんが、参加アーティストを見て楽しむことができる上に、スティーブ・コールマンの曲をたくさん聴くことができるので、のぞいてみて損はないと思います。

僕がM-BASEを知ったのはアルバム「Anatomy of a Groove」からです。
サブタイトルに
CURRENT STRUCTURAL DEVELOPMENTS IN 21TH CENTURY CREATIVE BLACK MUSIC
と銘打っていて、参加アーティストの中にDAVID GILMOREという名前があって
デビッド・ギルモア?あのデビッド・ギルモア!?なんでBLACK MUSIC?」
と思いまして、すぐ買ってみてライナーノーツを確認
DAVID GILMORE-guitar
と記されていました。「やっぱ、ピンク・フロイドの!?」と一瞬興奮しましたが、いくら聴いても泣きのフレーズなんぞ聴こえてこず、よくよく調べて見ると
ピンク・フロイド→David Gilmour
M-BASE→→→ David Gilmore
と、ギルモア違いで買ってしまったアルバムでした。

内容は大変良いものです。
アルバムタイトル通り、変拍子がたくさんあったりしてかなりリズムを追究した曲が多いのですが、非常に聴きやすい曲ばかりです。演奏を聴いていると、みんなかなり即興で弾いているはずなのに、なぜか不思議な一体感を感じてしまうのです。
演奏の1個1個のフレーズを聴くと変なメロディー・変なリズムだと思うのですが、それらが一緒に奏でられると不思議なgrooveが生まれているのです。
リズムを聴くような感覚を初めて味わいました。

ちなみにこのアルバムにカサンドラ・ウィルソン(Cassandra Wilson)も参加していまして、僕が初めてカサンドラを知ったアルバムでもあります。収録されている♪one bright morningという素晴らしい曲を聴いて、カサンドラの魅力にはまったのです。

Anatomy of a Groove画像
1. Cool Lou
2. Teefah
3. Anatomy of a Rhythm
4. Nobody Told Me
5. Non-Fiction
6. Prism
7. Cycle of Change
8. One Bright Morning
9. Hormones

Cassandra Wilson
Mark Ledford
Steve Coleman
Greg Osby
Jimmy Cozier
Graham Haynes
James Weidman
Andy Milne
David Gilmore
Kevin"Bruce"Harris
Reggie Washington
Marvin "Smitty"Smith



2 件のコメント:

  1. David Gilmourと、David Gilmore・・・
    紛らわしいですね。
    HP見てみたけど、英語恐怖症なもんで・・・(歌は歌うけど)

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  2. シュリンパー2007年1月17日 7:49

    僕もしっかり理解しているわけじゃないけど、結構安心なサイトなのでかたっぱしからクリックしていると音楽が流れてきますよ~♪
    ��PにDavid Gilmoreの名前もあって、それをクリックすると彼の写真を見ることができます。

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