1982年に田中芳樹原作の「銀河英雄伝説」が徳間書店よりノベルズとして発表され、1989年からオリジナル・ビデオ・アニメのリリースが開始された。僕はアニメから銀英伝にはまり、ノベルズも読み、そして何回繰り返し見たか分からないが、いまだにアニメはたまに楽しんで見ている。
何でそんなに見てしまうのか─
ストーリーが面白いことはもちろんだが、特にアニメを好んで何回も見ることができるのは、劇中のBGMが全てクラシック音楽であるということが大きな要因だ。
宇宙のBGMにクラシックが合うということを誰が発見したのだろう。
「2001年宇宙の旅」のキューブリックか─
「スターウォーズ」のジョン・ウィリアムズか─…
銀英伝のオリジナル・ビデオ・アニメは1989年から2000年までに、本編110話・外伝52話がリリースされた。
マーラー交響曲3番で始まり、マーラー交響曲10番で本編は終了していて、外伝のほうはマーラー交響曲3番で終わっている。
当初はストーリーしか追うことができなかったが、何度もの見るうちにクラシックワールドにも意識が向くようになって、その豊富な楽曲も楽しみのひとつになった。
音楽ばかりでなく─
帝国軍の艦載機の名前 “ワリキューレ”
主要人物の名前 “ジークフリート”
軍事作戦の名前 “神々の黄昏”
─と、まさしくワーグナーの「ニーベルングの指輪」のタイトルを借用しているわけで、ストーリーの中にたくさんクラシック音楽が隠されている。
クラシックを楽しめるからといっても、一度見始めるとどうしてもストーリーが気になってしまうもので、本編110話全て見ないと気が済まなくなる。長い…
それだけじっくりクラシックも堪能できるといえるのだが、やはり、長い…。
そのアニメは残念ながら見たことないのですが、SFといってもスペースオペラの雄大かつ荘厳なイメージには交響曲が似合うのではないでしょうか。
返信削除ジョン・ウィリアムズのオーケストラは昔、聴きに行きましたよ。
とても良かったです。
でも、「スターウォーズ」シリーズは一度も見たことないんですが・・・
僕はジョーズとかスターウォーズの音楽からジョン・ウィリアムスを知ったのですけど、オリンピックの音楽や指揮者としても有名ですから。
返信削除「スターウォーズ」を全く見ていない人って結構いますよね。