第1~第6楽章まである
第1楽章を第1部、第2楽章以降を第2部としている
第1部
第1楽章
力強く、決然と
Kraftig, entschieden
第2部
第2楽章
メヌエットのテンポで、きわめて穏やかに
Tempo di menuetto, sehr massig
第3楽章
コモド、スケルツァンド 急がずに
Comodo, scherzando, ohne Hast
第4楽章
きわめてゆっくりと ミステリオーソ(神秘的に)
Sehr langsam, miserioso
第5楽章
快活なテンポで、思い切った表情で
Lustig im Tempo und keck im Ausdruck
��『子どもの不思議な角笛』の詩による)
第6楽章
ゆっくりと、安らぎに満ちて、感情を込めて
Langsam, ruhevoll, empfunden
2007年1月24日水曜日
マーラー交響曲第3番
本日もアニメ「銀河英雄伝説」を見ながら、マーラー交響曲第3番を聴いています。
この交響曲全体には「幸福な生活-夏の夜の夢」という標題が与えられ、その後「悦ばしき知識」、「悦ばしき知識(楽しい学問)-夏の朝の夢」、「夏の真昼の夢」などと変遷したという。
また各楽章にも標題がつけられ変遷し、現在では全ての標題は外されている。
第1楽章
森が私に語ること
↓
岩山が私に語ること
↓
牧神(パン)が目覚める、
夏が行進してくる(ディオニュソスの行進)
第2楽章
草原の花々が私に語ること
第3楽章
夕暮れが私に語ること
↓
森の獣が私に語ること
第4楽章
夜が私に語ること
↓
人間が私に語ること
第5楽章
カッコウが私に語ること
↓
朝の鐘が私に語ること
↓
天使が私に語ること
第6楽章
愛が私に語ること・父様はぼくの傷口を見てくださる
標題があったほうが分かりやすくてイマジネーションも沸くと思うのだが、作曲された当時、標題音楽は低級とみなされがちだったために、それを嫌ったマーラーが全て外してしまったという説が一般的なようだ。
しかし、マーラーは聴衆の理解を得るために、この3番を作曲するのと並行して標題も考えていたらしく、外された標題は曲を理解する上でとても重要な要素となっているらしい。
この標題の変遷を見ながら第3番を聴いていると、マーラーは不思議で面白くて感動的だと思ってしまいました。
演奏時間が100分を超えるこの交響曲は、世界一長い交響曲としてギネスブックに載っています。……長い…。しかし、じーっと聴いて最後の感動的なフィナーレを迎えたとき、いい…{%naku_a%}、と思ってしまうのです。
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マーラーは交響曲5番くらいしか知らないかも。
返信削除この曲というか、第3楽章だっけ、アダージョ。
映画「ヴェニスに死す」で使われて知ってるだけなんですが・・・
映画の映像と、曲がとても美しくマッチしています。
ご覧になりましたか?
ビスコンティーの映画ですよね、見ましたよ。老いゆく作家が少年に恋い焦がれるという、内容は好きになれないけど、すごく美しい映画でしたね。僕が最初に聴いたマーラーは第5番です。第1一楽章が印象的です。ベニスで死すでは第四楽章のアダージョでしたっけ?マーラーは結構いいですよね。
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