ボロディンのノクターンを聴いていました。
弦楽四重奏曲第2番・第3楽章より
Notturno from string Quartet No.2
(ボロディン四重奏団)
ノクターン=夜想曲とはなんなんだろう?
始まりはアイルランドの作曲家ジョン・フィールドが19世紀初めに作曲した、「夜想曲」から─
それにショパンが影響を受けて、自らも自らの「夜想曲」を作曲し、より自由でロマンティックな楽曲に発展させた…
ということなのですが、そこには明確な定義などないのです。
ピアノの小品から出発したノクターンは、弦楽から交響曲の一部にまで発展している。なんでもりですね。
つまり、作曲家が、これは夜想曲だ、と宣言するだけ。
名前だけでつながっている音楽形式なのでした。
夜に想うことは人それぞれ違うわけで、それゆえに、夜想曲を聴けばその作曲家の特徴を一番捉えることができるのかもしれません。
夜想曲 第20番 嬰ハ短調
『レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ』(ショパン)
Wladyslaw Szpilman plays Frederic Chopin's Nocturne in C#min
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