2007年11月9日金曜日

情念の炎~ホーリィ・ダイヴァー

レインボーを脱退したロニー・ジェームス・ディオは、ブラック・サバスのボーカルを経て、自らのバンド、ディオを結成して1983年に1stアルバム「情念の炎~ホーリィ・ダイヴァー」をリリースした。

画像情念の炎~ホーリィ・ダイヴァー
Holy Diver

��曲目の♪スタンド・アップ・シャドウを親戚の車に乗っているときに聴かされた。激しいギターリフから始まるこの曲は、激しいドライブにぴったりで、非常に気に入ってしまった。
また、このアルバムを知る前から、5曲目に収められている♪ドント・トーク・トゥ・ストレンジャーだけは知っていて好んで聴いていたため、とりあえずアルバムのタイトルだけ教えてもらい、後日CDショップへと駆け込んだ。

買う気満々でアルバムを手にしたものの、このジャケットを見た瞬間、正直、買う気が失せてしまった。
雲にも岩にも水にも…すべてにリアリティーを感じない
巨大な悪魔らしき者の下半身がどうなっているのか想像がつかない
この絵の状況が全く意味不明…
以上のような理由でジャケットが気持ち悪いものに見えたのだ。気持ち悪いと思いつつも購入してしまうのだが…
今にして思えば、これも演出なのかなと思うのは、飛躍しすぎか買いかぶりか─。狙いではないにしても、このジャケットの気持ち悪さがこのアルバムの世界観を確固たるものにしている。

このアルバムは人気があるのか、あるいは本人自信作か分からないが、2005年にロニー・ジェームス・ディオのインタビューがたっぷり入ったリマスターCDがリリースされ(インタビューはいらないと思うが…)、2006年にはこのアルバムの全曲をライブで演奏した「Holy Diver Live」がリリースされているようだ。さらには、2007年12月には限定生産の紙ジャケで再びリリースされるという。限定の紙ジャケCDのリリースは初期の4作品が対象となっているようだが、それにしても、ホーリィ・ダイヴァーさまさま、かな…。

ちなみに、僕は「情念の炎~ホーリィ・ダイヴァー」以外のアルバムは聴いたことがありません。

Don't Talk To Strangers Live


それにしても、ロニー・ジェームス・ディオの歌唱力のすごいこと─。
通常、シャウト系のバンドがライブをすると、楽器演奏は安定しているけれど歌声が非常に不安定である場合が多い。
ディオのライブ映像を見ていると、ギターソロが不安定に聴こえる。決してビビアン・キャンベルのギター演奏が下手なのではなく、ロニーの声がものすごく安定しているから、周りが不安定に聴こえてしまうのだろう。
ロニー・ジェームス・ディオは幼少のころから音楽を身に付けていたようで、「絶対音感のボーカリスト」と呼ばれるくらい、ライブなので音程を外さないそうだ。
そんなことを聞くと「Holy Diver Live」も聴きたくなってくる。

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