2007年11月17日土曜日

この素晴らしき世界

世の中で名曲と呼ばれている曲でも
それが好きかどうかは、また別の話。

ただ素晴らしいからという理由だけで
押しつけられ、聴かされたとしても
決して好きになれるものではない。
それは、むしろ、非常に迷惑で不幸なことかもしれない。

常に
素晴らしい曲を何も知識のないままに探り当てる
それが一番理想なのかもしれないが
そうもいかない。
素晴らしいと呼ばれると
常に世の中に流れているものだから─。

サッチモと呼ばれたルイ・アームストロング
彼が歌った♪この素晴らしき世界
至る所で流れていて
なんでこの曲がこんなにも流れているのか…
それを理解できなければ
最悪の場合、邪魔でしかない。
自分も最初はそうだった。


作詞・作曲は
G.ダグラス(本名:ボブ・シール)と
ジョージ・デヴィッド・ワイス

ボブ・シールがベトナム戦争に嘆き
平和な世の中を夢見て書いた曲



I see trees of green
red roses, too
I see them bloom
for me and you
And I think to myself
"What a wonderful world !"

I see skies of blue
and clouds of white
On the bright sunny day,
or in the dark sacred night
And I think to myself
"What a wonderful world !"

I see the colors of the rainbow
so pretty in the sky
And also on the faces
of people going by
I see friends shakin' hands
sayin' "How do you do?"
I know they're really saying
"I love you"

I hear babies cry
I watch them grow
I know they'll learn
much more than I'll ever know
And I think to myself
"What a wonderful world !"
木々の緑
赤く萌える薔薇
あなたとわたしのために咲き繁る
そしてわたしはひとりつぶやく
「なんて世の中は素晴らしい!」


紺碧の空
純白な雲
輝くように晴れた日も
神秘的な夜も
そしてわたしはひとりつぶやく
「なんて世の中は素晴らしい!」

七色の虹が
空に美しく映える
通りゆく人々の上にも輝く
握手を交わす人々
「はじめまして」と
挨拶を交わしている
だけど本当は
「愛しています」といっているのさ

赤ん坊のなく声
彼らが育つのを見守る
彼らはわたしが想像する以上に
いろんなことを学んでいくだろう
そしてわたしはひとりつぶやく
「なんて世の中は素晴らしい!」



テレビを見ていると
戦争映像のバックに♪この素晴らしき世界 が流れていた

これを見た瞬間
この歌の願いを感覚的に感じることができて
この歌が非常に好きになってしまった。

名曲と言われている曲
その本当の良さを自ら見つけたとき
その度ごとに
音楽そのものを
好きになっていくような気がする。


2 件のコメント:

  1. この「素晴らしき世界」ほんとに いい曲ですよね。詩のほうも 素敵です。平和な世界がくることを 祈りたくなる
    素直な ストレートな メッセージですね。

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  2. シュリンパー2007年11月17日 9:57

    平和のメッセージ以上に、サッチモの歌声がこの歌を昇華させている気もします。
    この歌が皮肉に聞こえないような世の中に─、世界中のすべての人がこの歌に近づけるように、強く願います。それには、ただ♪What a wonderful worldと歌ってばかりいたのでは、駄目なのでしょうね。

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