ピエール・ブーレーズ
1955年にドイツで「ル・マルトー・サン・メートル(Le marteau sans maître)」を初演し、それが大きな賞賛を浴びて、これをきっかけにブーレーズの名声が高まった。
��楽章からなり、演奏時間約40分─
��0世紀最高の作品のいとつと呼ばれている。
女声(アルト)、フルート、打楽器、ヴィブラフォン、シロリンバ、ギター、ヴィオラという楽器構成と楽曲が非常に合っている。それがこの曲を傑作としている一番の要因なのかもしれない。
実際に演奏している映像を発見することができなかったが、バレエ振付師のモーリス・ベジャールが「ル・マルトー・サン・メートル」を使用したバレエ作品が存在し、その映像を見つけることができた。
惜しいことに、22日、ベジャールは帰らぬ人となってしまった。享年80。この映像を堪能して、ベジャールに哀悼の意を捧げましょう。
ブーレーズ自ら指揮した音源は次のアルバムで聴くことができる。
Le Marteau Sans Maitre, Derives.1, 2 Boulez / Ensemble Intercontemporain |
収録されている1988年の作品「デリヴ第2番 11の楽器のための」なども、非常に素晴らし。「ル・マルトー・サン・メートル」がよりアグレッシブに発展したような作品だ。
ピエール・ブーレーズの演奏するCDを、何か持ってたけど、何だったのか・・・
返信削除モダンバレエはクラシックバレエとは全く違う動きをしますね。
もちろん、クラシックの基礎は必要でしょう。
しかし、クラシックにはありえない動きやポーズがあります。
今やプリマになるには、180度開脚ができないとなれないそうですが、この動きを見て納得しました。
クラシック・バレエもモダン・バレエもそれほど詳しく見ているわけではないのですけれど、この映像の動きの不可思議さは一目瞭然です。現代音楽の新しい音に合う振り付けというのは、やはり斬新なものでなければならなかったのでしょう。伝統あるものを大きく変えるのは、ものすごく大変なことなんでしょうね。
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