2007年11月26日月曜日

ル・マルトー・サン・メートル

フランスの作曲家で指揮者でもある
ピエール・ブーレーズ
1955年にドイツで「ル・マルトー・サン・メートル(Le marteau sans maître)」を初演し、それが大きな賞賛を浴びて、これをきっかけにブーレーズの名声が高まった。
��楽章からなり、演奏時間約40分─
��0世紀最高の作品のいとつと呼ばれている。
女声(アルト)、フルート、打楽器、ヴィブラフォン、シロリンバ、ギター、ヴィオラという楽器構成と楽曲が非常に合っている。それがこの曲を傑作としている一番の要因なのかもしれない。
実際に演奏している映像を発見することができなかったが、バレエ振付師のモーリス・ベジャールが「ル・マルトー・サン・メートル」を使用したバレエ作品が存在し、その映像を見つけることができた。
惜しいことに、22日、ベジャールは帰らぬ人となってしまった。享年80。この映像を堪能して、ベジャールに哀悼の意を捧げましょう。


ブーレーズ自ら指揮した音源は次のアルバムで聴くことができる。

画像Le Marteau Sans Maitre, Derives.1, 2
Boulez / Ensemble Intercontemporain

収録されている1988年の作品「デリヴ第2番 11の楽器のための」なども、非常に素晴らし。「ル・マルトー・サン・メートル」がよりアグレッシブに発展したような作品だ。


2 件のコメント:

  1. ピエール・ブーレーズの演奏するCDを、何か持ってたけど、何だったのか・・・
    モダンバレエはクラシックバレエとは全く違う動きをしますね。
    もちろん、クラシックの基礎は必要でしょう。
    しかし、クラシックにはありえない動きやポーズがあります。
    今やプリマになるには、180度開脚ができないとなれないそうですが、この動きを見て納得しました。

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  2. シュリンパー2007年11月28日 22:35

    クラシック・バレエもモダン・バレエもそれほど詳しく見ているわけではないのですけれど、この映像の動きの不可思議さは一目瞭然です。現代音楽の新しい音に合う振り付けというのは、やはり斬新なものでなければならなかったのでしょう。伝統あるものを大きく変えるのは、ものすごく大変なことなんでしょうね。

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