Q この中で一番アクセス数が多い記事は何だと思いますか?
あまりアクセス数が多くないので、ちょっと恥ずかしいので、アクセス表示を伏せているのですが、だいたい45アクセスがこのブログの平均値みたいです。
A 一番アクセスが多かった記事は、2006年11月26日付「ルーマニア民俗舞曲 Romanian Folk-Dances Sz.68」です。
��00アクセス近くありました。当初、なんでこんなに多いのか困惑したものです。特別なことは全く書いてないし、むしろクラシックの素人が学びのために記録した記事なのに、こんなにアクセスが多いとなるとなんか気恥ずかしい…と、まぁ自分よがりな考えであったのですが、冷静に考えてみるとそれはバルトーク様の力なのだと分かりました。
ということで、ここでもう一度、バルトーク様の力をお借りしようかなーと思ったわけです。
バルトーク・ベーラ 作曲
(Bartok Bela 1881-1945)
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(1936)
(Music for Strings, Percussion and Celesta Sz 106)
第1楽章
Andante tranquillo (歩くような速さで 静かに)
第2楽章
Allegro (快速に・陽気に)
第3楽章
Adagio (ゆるやかに)
第4楽章
Allegro molto (非常に快速に)
演奏平均は30分前後です。
楽器は─
左右にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
中央にピアノ、チェレスタ、ハープ
背後に木琴、スネア付きドラム、スネア無しドラム、シンバル、タムタム、バスドラム、ティンパニ─以上のように配置されています。
作曲に黄金比分割比、十二音技法、民族音楽的なイディオム、打楽器的なピアノ技法、バルトーク・ピチカートなど、さまざまな技法を用いていて非常に濃密です。
第1楽章の変則・変拍子のフーガが曲全体の特徴を示すメロディーとなっています。
第2楽章はソナタ形式で、バルトーク・ピチカートが特徴的に奏でられます。
第3楽章では再び第1楽章のメロディーが全体を支配して、木琴が即興的に奏でられ、まさに「夜の歌」というべき不気味さが表現されています。
第4楽章はロンド形式で最も展開が激しく、民族的な響きが見え隠れしています。
それにしてもチェレスタと題名に書かれているわりには、それがあまり前面に出てきていないと思うのですが、ほかのバルトークの弦楽や管弦楽を聴いて比べてみると、「弦チェレ」はキラキラした印象があります。そのキラキラに気がづいて初めてこの曲の中に入り込んでいけるんでしょうねぇ。
バルトークはそんなにメジャーな作曲家じゃないと思っていましたが、そうでもないんでしょうかね~。
返信削除「のだめ」の漫画にも出てくるようですが・・・
「のだめ」効果?
テレビでは昔、心霊番組でたまに流れていました(*_*)
「弦楽器 打楽器 チェレスタのための音楽」はレコードあるんですが、プレイヤーがないです。
また、聴きたいなぁ。
僕の中ではバルトークとレッド・ツェッペリンが似た部類にいます。かなり突飛ですが…
返信削除バルトークを最初に聴いた時、相当変な音楽だと思ったものです。なんで近現代の音楽の父なんて呼ばれるのか、全く理解できませんでした。ツェッペリンも初めて聴いたアルバム「Ⅳ」のCDをあまりにひどいと思って、放り投げました。
しかし、どちらも一度はまったら抜け出せなくなりました。
そうは言っても、バルトークはまだまだ難しい存在です。学問のひとつみたいなものですから、一生懸命勉強しないと理解できないのかもしれませんね。
そんな硬くならず、ツェッペリンと同じように聴く姿勢も必要なのかもしれませんけど─。