オルガンとかチェンバロに見えるのですが、鉄琴をピアノのようにしたのがチェレスタだということです。1889年、フランスのオーギュスト・ミュステルが作り出したそうです。
一般的に知られたのはチャイコフスキーの「くるみ割り人形(The Nutcracker)」から─バレエ組曲「くるみ割り人形」の3曲目にあたる「こんぺい糖の精の踊り(Dance of the Sugar-Plum Fairy)」を聴けばチェレスタの音がよく理解できます。オルゴールの音に非常によく似ているので、チェレスタはあまり聴いたことがないと思っているだけで、実は結構聴いているのかもしれません。
チェレスタが使用されている音楽
ラヴェル:『マ・メール・ロワ』
マーラー:交響曲第6番
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
バルトーク:舞踏組曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
マリ:『金婚式』
グローフェ:組曲『グランド・キャニオン』
グラズノフ:バレエ音楽『四季』の『秋』
リヒャルト・シュトラウス:『アルプス交響曲』
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペトルーシュカ』
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲『展覧会の絵』
ガーシュウィン:『パリのアメリカ人』
小山清茂:管弦楽のための木挽歌
リヒャルト・シュトラウス:『サロメ』
リヒャルト・シュトラウス:『影のない女』
ベルク:『ヴォツェック』
作詞・下山啓、作曲・宮川彬良:『ちょっと』
J.ウィリアムズ:『ハリー・ポッターと賢者の石』~『ヘドウィグのテーマ』
チェレスタの実際の音を聴きたい、もっとチェレスタのことを具体的に知りたいという方は、以下のサイトをのぞいてみてください。
「こんぺい糖の精の踊り」は有名だから知ってます。ディズニー映画『ファンタジア』に使われて すっごくかわいかったので当時2回見に行きました。
返信削除やはり、チェレスタというと「こんぺい糖の踊り」ですね。
返信削除でも、バレエの踊りは印象に残っていません。
僕はこの曲、嘘のようですけど、オルゴールがなっていると思っていました。オーケストラで演奏されるのは全く想像できなかったんですよー。
返信削除まりさん
「ファンタジア」のDVDはもっていますよ。あのアニメはディズニー映画の最高傑作といわれてますよね、本当かどうかわかりませんが…。
みずねこさん
歌劇音楽とかバレエ音楽って素晴らしい作品結構ありますが、お話に全く興味が持てないのは不思議なものです。ワーグナーの歌劇は数日間もの─なんて聴かされるとひいちゃいますから…。