2007年6月20日水曜日

映画「ケス」

1995年、リュミエール兄弟が映画を発明して100年というこの年─
英国映画協会が「シリーズ・映画誕生100年」と題して、各国の監督に自国の“映画100年”を撮らせる企画を行った。

日本の映画100年…大島 渚 監督
アメリカの映画100年…マーチン・スコセッシ 監督
フランスの映画100年…ジャン=リュック・ゴダール 監督
イギリスの映画100年…スティーブン・フリアーズ 監督
ほか多数
  
以上のように、各国を代表する監督が“映画100年”を依頼されている。

数多くの代表的な映画が紹介されている中で
イギリス映画「ケス Kes (1969)」という作品が非常に気になった。

画像 ケス Kes
 112分
 イギリス(1969)


監督
製作
原作
脚本


撮影
音楽
出演
ケン・ローチ
トニー・ガーネット
バリー・ハインズ
ケン・ローチ
バリー・ハインズ
トニー・ガーネット
クリス・メンゲス
ジョン・キャメロン
デヴィッド・ブラッドレイ
リン・ペリー
コリン・ウェランド
フレディ・フレッチャー



スティーブン・フリアーズ監督は「イギリス映画誕生100年」で、アラン・パーカー監督と対話しながらイギリスの映画の歴史を振り返っているのだが、その中で、戦後のイギリス映画の最高峰として映画「ケス」を挙げていた。
「ケス」は1995年当時、日本でまだ上映されていなかった。翌年の1996年、ようやく日本で劇場公開され、もちろん自分も見にいった。ケン・ローチのリアリズムに感服した。しかし、これほどまでにリアルに描いた映画は、商業映画として嫌われてしまうのかもしれない。
商業的に大成功を収めることがなくとも、ケン・ローチはその姿勢を崩さず、リアリズムを追求し続けて、ついに去年、映画「麦の穂をゆらす風」で2006年第59回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した。

「ケス」の中で流れる音楽は、ケルティックな笛の音。
緑の生い茂る丘で少年とハヤブサが訓練して、次第に心を寄せ合うようになっていく場面に、その音楽が非常に合っていて、思わずサントラもほしくなるかもしれません。
画像 @TOWER.JP
 激レアなものらしいです
 激レアならタワレコにはない気が…

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