2007年6月27日水曜日

アトミック・カフェ Atomic cafe

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上の写真を美しいと感じたならば、映画「アトミック・カフェ」を勧めたい。


画像アトミック・カフェ
The Atomic Cafe

アメリカ (1982) 88分
監督:ケヴィン・ラファティ
    ジェーン・ローダー
    ピアース・ラファティ



冷戦真っ只中、反共プロパガンダとして作られたこの映画は、資料映像を淡々とつないでいるだけである。しかし、それがかえって斬新に見えて、アメリカの力というものを完全なる肯定でもってして語られているがために、映像全般にちりばめられているキノコ雲が美しく見える瞬間があるかもしれない。単に映像の楽しさを堪能するのも悪くはないと思うが、映像の危うさというものを少しは認識しておいたほうがよいだろう。
いまさら、この映画を見て核兵器は素晴らしいという人はいないとは思うが、
映像の魔力にくれぐれもお気をつけを─。

ちなみに、映画のサウンドトラックも過去には存在したらしく、その音楽も核兵器を礼賛しているものが中心です。
怪しい宗教などは、よく怪しい音楽が流れていることが多いような気がするので、音楽だからといって気を緩めないように。

Soundtracks for The Atomic Cafe

"When The Atom Bomb Fell"
Performed by Karl and Hardy
Courtesy of CBS Records, Inc.


"This Cold War With You"
Performed by Floyd Tillman
Courtesy of CBS Records, Inc.


"Rosza Conducts Rosza"
-- "Theme from 'Brute Force'" and "Theme from 'The Killers'"
Performed by Miklós Rózsa conducting the Frankenland State Symphony
Courtesy of MCA Records, Inc.


"Atom Bomb Baby"
Performed by The Five Stars
Courtesy of MCA Records, Inc.


"Jesus Hits Like an Atom Bomb"
Performed by Lowell Blanchard with the Valley Trio
Courtesy of Phonogram International Records, Inc.


"I'm No Communist"
Performed by Carson Robison
Courtesy of Phonogram International Records, Inc.


"Thirteen Women"
Performed by Bill Haley and the Comets
Courtesy of Phonogram International Records, Inc.


"When They Drop The Atomic Bomb"
Performed by Jackie Doll and His Pickled Peppers
Courtesy of Phonogram International Records, Inc.


"Flying Home"
by Benny Goodman, Lionel Hampton, and Edgar De Lange
Performed by Glenn Miller and the Army Air Force Band
Courtesy of RCA Records, Inc.


"The Hydrogen Bomb"
Performed by Al Rogers and His Rocky Mountain Boys
Courtesy of RCA Records, Inc.


"Hungarian Rhapsody #2 in C Sharp Minor"
Written by Franz Liszt
Performed by Arthur Fiedler Conducting the Boston Pops
Courtesy of RCA Records, Inc.


"Mussorgsky - Pictures at an Exhibition"
Performed by Charles Mackerras conducting the New Philharmonic Orchestra
Courtesy of RCA Records, Inc


2 件のコメント:

  1. この映画を反共プロパガンダと書かれているのは、ちょっと不思議です。
    核及びそれにまつわる無知と狂乱に対する強烈な批判ドキュメントだと思います。
    強烈な知性を感じます。

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  2. シュリンパー2008年8月7日 13:49

    全くでたらめな解説を書いてしまい、申し訳ございません。
    もう発売されていないサウンドトラックのリストを記録しておきたいがために書いた記事なので、内容をおざなりにしてしまいました。
    この映画は何度か見ているのですけれど、正直、まったく集中して見ることができなく、曖昧なイメージのまま、でたらめな記事を書いてしまいました。
    改めて映像を見ても、まったく集中できないし、見ているのがバカらしくなってくるのですが、それがこの映画の意図するところなのでしょう。

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