その時の最初の印象─
冒頭の音楽が変わっている、セリフがものすごく聞き取りにくい
─というものだった。
��00分を超える長さ見終わった後非常にぐったりしたが、そういった身体的な不快感にもかかわらず、ものすごく映画に集中できて楽しめた。そして、その後、黒澤映画にはまってく。
七人の侍 (1954)
監督
製作
脚本
音楽
出演黒澤 明
本木莊二郎
黒澤 明
橋本 忍
小国英雄
早坂文雄
志村 喬(勘兵衛)
稲葉義男(五郎兵衛)
宮口精二(久蔵)
千秋 実(平八)
加東大介(七郎次)
木村 功(勝四郎)
三船敏郎(菊千代)七人の侍(1954) - goo 映画
無調のようなピアノと太鼓が地鳴りのごとく鳴り響いて始まるこの映画
冒頭の音楽はさらりと流してしまいそうになるのだが、その斬新さと、これから起こりうる野武士の略奪というものの恐怖を見事に演出している。
早坂文雄は「汎東洋主義」というものを唱え、雅楽や能を参考に日本的・東洋的な美学を、作品に生かそうと試みたという。武満 徹、黛敏 郎、芥川也寸志、佐藤慶次郎、佐藤 勝といった後の世代の作曲家にも、大きく影響を与えているようだ。
黒澤映画では、ほかに「酔いどれ天使」「野良犬」「羅生門」「白痴」「生きる」などで、早坂文雄が音楽を担当しているようだ。内容が素晴らしければ素晴らしいほど、音楽のような副次的なものになかなか意識がいかないかもしれないが、今度上記の映画を見る際は、音楽を意識してみると一層楽しめるのかもしれない。
黒澤明監督作品は なんとなく見ただけで 覚えてないです。「生きる」の 志村喬さんの 名演技は 今でも 胸にやきついてます。ブランコのシーンは 歴史に残る ラストシーンですね!!
返信削除♪命短し、恋せよ乙女…
返信削除「生きる」の葬儀のシーンは最高です。左卜全の「助役さ、直接言え!」と叫ぶシーンが一番好きです。
「七人の侍」の志村喬と「生きる」の志村喬を見て、志村喬のすごさを思い知りました。