アメリカでは、最大年俸を支払っているニューヨーク・ヤンキースが、今年も、早々と姿を消してしまいました。日本では、巨人がこれからプレーオフに登場してきますが、さてどうなることやら─。
ヤンキースが敗退し、今年のオフに注目されるのは、監督から選手全員に至るまでの去就でしょう。トーリ監督はもちろん厳しい立場にあります。そして、やはり今年も噂されるのは松井秀喜は放出されるのではないかということ。また、Aロッドはどうするのか─、ということも騒がれているようです。個人的には、トーリも松井もAロッドも、みんなよくやったと思うのですが…。
いずれの話も強くてお金持ち球団ならではの噂でしかなく、現在のヤンキースはチャンピオンになってないとはいえ、非常に強くて魅力なチームであることには変わりないと思うのです。
シーズン前半はプレーオフも考えられない状態だったチームが驚異の粘りを見せて、あわや大逆転優勝にもなろうかという巻き返しには、興奮した人も多いと思います。
糾弾されるべきは、その投手陣であって、監督でも松井でも、ましてや大活躍したと言っていいAロッドでもないのです。
��982年から1995年まで、ヤンキースはプレーオフにも出場できなかった状態が続き、1996年にトーリ監督が就任するとプレーオフ常連チームとなり、1998年から2000年まで3年連続でワールドチャンピオンにもなっているのです。80年代の低迷期に比べたら、現在はまだ黄金時代だと言っていいのです。
そんなヤンキースが低迷している時代に、「Yankees 」というタイトルのアルバムがリリースされています。
「Yankees」 Derek Bailey George Lewis John Zorn (1982) |
フリージャズ、インプロビゼーションの応酬…
構築しようというものは何一つ感じられず、ただただ破壊があるのみ…
デレク・ベイリーの旋律なしのギター音…
ベイリーに憧れる若きジョン・ゾーンの歓喜のサックス、もちろんメロディーなどない
さらには、ジョージ・ルイスのトロンボーンまでもが雄叫びを…
��つの曲全てに曲名がついているが、何故タイトルがついているのか全く分からないくらい、壮絶なフリーインプロビゼーションが続く─。
このアルバムがリリースされた年からニューヨーク・ヤンキースの低迷が始まるのですが、その低迷がこのアルバムに反映されているのか、あるいは、このアルバムがヤンキースの低迷を招いたのかは分かりません。
さすがに、このアルバムのせいでヤンキースが低迷したなどとは誰も思わないことでしょうけれど、このアルバムを聴きながら、ヤンキース低迷の理由はこのアルバムのせいだという説明されたとしたならば、もしかしたら信用してしまう人もいるかもしれません。それくらい「Yankees」は壊れたアルバムなのです。
ニューヨーク・ヤンキースはもはや駄目になってしまっていると思っている方は、このアルバムを聴いてみてはいかがでしょうか。
ちなみに─
昔、僕は一度だけこのアルバムを聴いてすぐに手放しました。
ああ・・巨人と戦いたかった。阪神は 最後まで意地をみせることなく 本シリーズを終えました。ヤンキースも残念でしたね。くやしさは 同じです。
返信削除阪神は残念ですけれど
返信削除野球はまだまだ熱いですよ~。
巨人vs中日、日ハムvsロッテ─
そして、日本シリーズ、アジアシリーズ。
松坂・岡島、松井稼頭央
ワールドシリーズでの活躍を今から期待。