2007年10月20日土曜日

魔笛の主題による変奏曲

��8世紀後半から19世紀前半、モーツァルトらが活躍していたヨーロッパ音楽・古典派の時代、バルセロナ生まれのフェルナンド・ソルという素晴らしいギタリスト兼作曲家もまた、活躍していました。ソルが残した数々のギター曲や、教則本までもが、ギターの基本として重宝されています。

ソルが同時代にモーツァルトの「魔笛」を聴いて、衝撃を受けたのか、「魔笛の主題による変奏曲」というギター曲を作っています。1つの主題を5つの変奏パターンで構成されています。
僕はこの曲を、現代クラシック・ギター奏法の父と呼ばれているアンドレス・セゴビアが演奏しているバージョンで、初めて聴きました。5つの変奏曲で分かれて構成されているにもかかわらず、すべてが一体となって流れるように演奏されるこの曲・この演奏は非常に素晴らしいものです。おそらく、この曲の中にも1/f揺らぎが含まれていることでしょう。ぜひ癒やされてください。

魔笛の主題による変奏曲
作曲:F.ソル 演奏:A.セゴビア 


ちなみに─
この曲の主題となっている部分は、モーツァルトの『魔笛』第一幕で歌われている「Das klinget so herrlich(なんと美しい音)」という歌曲なのだそうです。本物の1/f揺らぎも聴いてみてはいかがでしょうか。→ Das klinget so herrlich

0 件のコメント:

コメントを投稿