─featuring PAT METHENY,STEVE SWALLOW
去年6月、ブルーノート東京で見たライブです。
ブルーノート東京でパット・メセニーを見るのは、2003年のトリオライブ以来で、ブルーノート東京へ足を運ぶのは2度目。そして当時は結構な雨...そしてチケット代は1万3000円超─。
今回のリーダーはゲーリー・バートンだし、あまり聴いたことがないし、そもそもパット・メセニーさえ見ることができればいいんです─最近パット・メセニーが来日しているたびに演奏見にいっているから、リーダーじゃなくても見にきたけど、もう靴の中雨でびしょびしょだし、なんか道に迷った感じだし…大失敗だったかなぁ─……。
と、こんな気持ちで会場に入りました。
ブルーノートだから指定席ではないわけで、席は半ば早い者勝ちみたいなものなんですが、そんなのは正直どうでもよくなっていて、着席したのもすごく最後の方でした。
運よく結構前の席に座ることができたのですが、ほぼ真横からステージを眺める体勢…。でも、正直、もうどうでもいいや、この際…。
さぁ、あまり乗り気じゃないライブが始まりました。
ゲイリー・バートン(ヴィブラフォン) Gary Burton(vib)
パット・メセニー(ギター) Pat Metheny(g)
スティーヴ・スワロー(ベース) Steve Swallow(b)
アントニオ・サンチェス(ドラムス) Antonio Sanchez(ds)
というセットです。
パットはもちろん、メセニー・グループのアントニオ・サンチェスがいるから、ちょっとはパット寄りの演奏になるのでしょうかという期待─♪、スティーブ・スワローという人もあまり知らないし─。
横から眺める苦しい位置にもかかわらず、目の前にパットがいます!幸運に幸運が重なりました!!さすが我らがパット、素晴らしい…♪
パット至上的な気持ちがあっという間に吹き飛んでしまったのは、ゲイリー・バートンの演奏が始まってからでした。パットに負けず劣らず素晴らしい演奏が繰り広げられています。はっきりいって、演奏されている曲は全然分かりません、しかし、奏でられる全ての音が素晴らしい。その上、スティーブ・スワローのベースも見た目にそぐわないくらいギラギラしているし─。いつの間にか全ての演奏を凝視していました。このカルテットはすごかった!
後から、パット・メセニーを見出したのはゲーリー・バートンで、パットにとってゲーリーは恩師であり恩人だということを知りました。さすがは天才の師匠です。
ステージの2人の呼吸がものすごく合っているので、共演は結構しているのだろうとは想像がつきましたが、まさか師弟関係だったとは…勉強不足でした。
あっという間にライブ終了。感動しました。来て良かった・値段だけの価値は十分あった・雨が降らなければもっと良かった・もう一度見たい・しかしもう二度と見ることができないものを見た気がした・貴重な一夜でした。
ジャズは聴かないので、ブルーノートも行ったことないんですが、高いですね。
返信削除クラシック並?
でも、ワンドリンクついてるんでしょう?
ジャズは、アルコール飲みながら、ゆったり・・・というイメージがありますね。
飲食しながら見ることできますが、別料金です。ワンドリンクっていうのは小さなライブハウスではありますが、このような敷居の高い所では全て別料金…。
返信削除この料金は頂点を極める値段です。メンバーがそれだけの人たちでしたから。
何度も行ける値段ではありませんが、本当に見たい・聴きたい人がここに出演するならば、是非行くべきです。高くてもそれ以上の価値はあるはずです。