オペラ「浜辺のアインシュタイン」(1976)で脚光を浴びる。
Einstein on the Beach
この一文だけで様々なイメージが浮かんでくる。
その内容は非常にシンプル。まさにミニマル、ループのオンパレード。
しかし、僕が買った上のCD─4枚のディスクが入っていた。
シンプルなループがずーっと繰り返すような音楽だらけ。
非常に気持ちよくもあり、非常に忍耐も必要とする。
誇りまみれ・コーヒーまみれのCDラジカセでこのCDを聴いた時、音がとんでいるように聴こえて、ポンコツのラジカセの仕業なのか、巨匠の意図なのか区別できなかった。
そして、これほど長くてループばっかりだと、全く集中して聴くことができなかった。常に何かをしながら聴いていて、ふと気がつくと気持ちのいい音楽が流れている、そんな状態で「浜辺のアインシュタイン」を楽しんだ。
フィリップ・グラスが映画音楽へ傾倒していったことも、なんとなく理解できる。
このオペラは舞台など生で演奏されたことがあるのだろうか?
もし、すべて上演することがあればぜひ見たいものだが、恐らく、非常に過酷であるだろう。
ミニマルも、それほど聴いてないのですが、スティーヴ・ライヒくらいかな。
返信削除「バイオリン・フェイズ」と言うのが好きです。
数台のバイオリンが同じフレーズを微妙に速度を変えて繰り返しているだけなんだけど・・・
汽車の音に聞こえたりします。
「ピアノ・フェイズ」というのもあるようですが、同じようなものなのかな?
「ピアノ・フェイズ」もメロディーは違いますが、やっていることは同じです。
返信削除ライヒはあるひとつの技法を思いつくと、いろんな楽器で試す傾向にありますね。
僕もミニマル音楽をたくさん聴いている訳ではありません。ひとつひとつ聴くと心地よい音楽なんですが、それにどっぷりはまるとかなりの苦痛です、正直…。