2008年2月29日金曜日

曖昧な知識をなくすための10の質問

Q1 35歳という若さでキーロフ劇場(現:マリインスキー劇場)の芸術監督に就任し、その直後ソビエト崩壊を経験、経営難に苦しみながらも、みごとマリインスキー劇場を世界的な地位へと引き上げた音楽家は?
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Q2 ロシア・バレエ団(バレエ・リュス)を創設し、数々の振付師やダンサーを育成し、さらに多くのバレエ音楽の傑作を作曲家に依頼した、ロシアの高名な芸術プロデューサーは?
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Q3 2007年、ロンドン交響楽団の首席指揮者に就任、現在、世界最高峰の指揮者の1人といわれている人物は?
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Q4 「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」「プルチネラ」「結婚」─これらバレエ音楽の作曲をストラビンスキーに依頼した人物は?
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Q5 NHK交響楽団、東京交響楽団へ客演のためたびたび来日し、今年2008年はマリインスキー劇場管弦楽団とともに来日公演を行った指揮者は誰?
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Q6 バレエ・リュスの芸術監督であったレオン・バクストと、芸術家でありデザイナーであったアレクサンドル・ブノワと共に前衛美術グループ「芸術世界」を結成、同名の雑誌を刊行しロシア内外の芸術家や文化人に大きな影響を与えた人物は?
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Q7 アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画「エルミタージュ幻想」に出演していた、ロシアの指揮者は誰?
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Q8 パリでロシア芸術の大展覧会を開催し大成功を収め、これをきっかけにリムスキー=コルサコフ、スクリャービン、ラフマニノフ、ムソルグスキーなどの音楽をパリで初演させた人物は?
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Q9 この人は誰
画像
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Q10 この人は誰
画像
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2008年2月28日木曜日

マーラー交響曲第2番

第1楽章
Allegro maestoso(アレグロ・マエストーソ)
まじめで荘厳な表現で一貫して
ハ短調 4/4拍子 ソナタ形式

私の第1交響曲での英雄を墓に横たえ、その生涯を曇りのない鏡で、いわば高められた位置から映すのである。同時に、この楽章は、大きな問題を表明している。すなわち、いかなる目的のために汝は生まれてきたかということである。……この解答を私は終楽章で与える。
��by マーラー)

第2楽章
Andante moderato(アンダンテ・モデラート)
きわめてくつろいで、急がずに
変イ長調 3/8拍子 ABABAの形式

過去の回想……英雄の過ぎ去った生涯からの純粋で汚れのない太陽の光線。
��by マーラー)

第3楽章
In ruhig fliessender Bewegung (With quietly flowing movement)
静かに流れるような動きで
スケルツォ ハ短調 3/8拍子 三部形式

前の楽章の物足りないような夢から覚め、再び生活の喧噪のなかに戻ると、人生の絶え間ない流れが恐ろしさをもって君たちに迫ってくることがよくある。それは、ちょうど君たちが外部の暗いところから音楽が聴き取れなくなるような距離で眺めたときの、明るく照らされた舞踏場の踊り手たちが揺れ動くのにも似ている。人生は無感覚で君たちの前に現れ、君たちが嫌悪の叫び声を上げて起きあがることのよくある悪夢にも似ている……。
��by マーラー)

第4楽章
Urlicht (Primeval Light):sehr feierlich, aber schlicht
「原光」 きわめて荘重に、しかし素朴に
変ニ長調 4/4拍子 三部形式

単純な信仰の壮快な次のような歌が聞こえてくる。私は神のようになり、神の元へと戻ってゆくであろう。
��by マーラー)

第5楽章
Im Tempo des Scherzos (In the tempo of the scherzo)
スケルツォのテンポで、荒野を進むように
ヘ短調 - 変ホ長調 4/4拍子 拡大されたソナタ形式

荒野に次のような声が響いてくる。あらゆる人生の終末はきた。……最後の審判の日が近づいている。大地は震え、墓は開き、死者が立ち上がり、行進は永久に進んでゆく。この地上の権力者もつまらぬ者も-王も乞食も-進んでゆく。偉大なる声が響いてくる。啓示のトランペットが叫ぶ。そして恐ろしい静寂のまっただ中で、地上の生活の最後のおののく姿を示すかのように、夜鶯を遠くの方で聴く。柔らかに、聖者たちと天上の者たちの合唱が次のように歌う。「復活せよ。復活せよ。汝許されるであろう。」そして、神の栄光が現れる。不思議な柔和な光がわれわれの心の奥底に透徹してくる。……すべてが黙し、幸福である。そして、見よ。そこにはなんの裁判もなく、罪ある人も正しい人も、権力も卑屈もなく、罰も報いもない。……愛の万能の感情がわれわれを至福なものへと浄化する。
��by マーラー)


約80分のマーラー交響曲第2番

ケン・ラッセルの映画「マーラー」は、第5楽章の冒頭から劇的に始まる。この第5楽章は35分前後にもおよぶ。
曲の展開が非常に激しく、1楽章から4楽章までの要素が詰め込まれていると勝手に思い込んでいるため、第2番はこの第5楽章以外ほとんど聴かない。
第5楽章には「復活」と題された象徴的な声楽が含まれていて、それ故、この第2番には「復活」という表題がつけられている。しかし、マーラー自身が正式につけたものではない。
��0分以上と二番目に長い第1楽章は、当初、「葬礼」と表題をつけられた交響詩として発表される予定だった。しかし、音楽出版社のショット社や指揮者ハンス・フォン・ビューローなどに露骨に批判されたため、「葬礼」の発表をあきらめ、のちに手をくわえ「葬礼」という表題を取り除き、第2番の第1楽章として発表された。
第2楽章、第3楽章、第4楽章はどうしても退屈に思えてしまい、気持ちよくというより退屈で寝てしまう。力の入り方から、第1楽章も聴くべきなのかな─、実際に聴いてもそれなりの聴きごたえはあるものの、第5楽章だけで満足だ。

第5楽章 1/4

第5楽章 2/4

第5楽章 3/4

第5楽章 4/4

2008年2月27日水曜日

ショナ・スピリット

街を歩いていると、あらゆる人があらゆる楽器で路上演奏している
つい最近、指ピアノをアンプにつなげてエフェクトをかけて
ガード下で音を響かせていて
反響が大きいためなのか、非常に幻想的な空間を作り出していた。

ムビラ、ンビーラ、カリンバなどとよばれる
ジンバブエの民族楽器
画像
《ジンバブエ》ショナ族のムビラ2 
アフリカン・ミュージックの真髄2


MBIRA(ムビラ)について



ショナ族が奏でる本場のムビラを聴くこともおすすめですが
ムビラを実際に弾いてみることをもっとおすすめします。
一つ一つの音が心地よい上に
ランダムに弾いてもかなりよいメロディーが生まれるので
誰にでも楽に楽しむことができます。



ギターとかピアノを始めるよりも
ムビラのほうがいいんじゃないかなー

2008年2月26日火曜日

第80回アカデミー賞

作品賞
 ノーカントリー
 (監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン)
監督賞
 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
 「ノーカントリー」
主演男優賞
 ダニエル・デイ・ルイス
 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
主演女優賞
 マリオン・コティヤール
 「エディット・ピアフ 愛の讃歌」
助演男優賞
 ハビエル・バルデム
 「ノーカントリー」
助演女優賞
 ティルダ・スウィントン
 「フィクサー」
脚本賞
 「JUNO/ジュノ
長編ドキュメンタリー賞
 「『闇』へ」
短編ドキュメンタリー賞
 「フリーヘルド(原題)」
作曲賞
 「つぐない」
撮影賞
 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
歌曲賞
 Falling Slowly(「Once ダブリンの街角で」)
外国語映画賞
 「ヒトラーの贋札」
編集賞
 「ボーン・アルティメイタム」
録音賞
 「ボーン・アルティメイタム」
音響編集賞
 「ボーン・アルティメイタム」
脚色賞
 「ノーカントリー」
短編アニメ映画賞
 「ピーター&ザ・ウルフ(原題)」
短編実写映画賞
 「ザ・モザート・オブ・ピックポケッツ(原題)」
美術賞
 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
衣装デザイン賞
 「エリザベス:ゴールデン・エイジ」
長編アニメ映画賞
 「レミーのおいしいレストラン」
メイクアップ賞
 「エディット・ピアフ 愛の讃歌」
視覚効果賞
 「ライラの冒険 黄金の羅針盤」


ここからまた、映画見たりDVD見たり音楽聴いたり─

さっそく作曲賞を受賞した「つぐない」のサウンドトラックを
聴いてみました。(作曲:ダリオ・マリアネッリ

画像Atonement

心地よいクラシカルなサウンドを聴きながら
よく熟睡できました。

2008年2月25日月曜日

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとニコと2つの教訓

画像
The Velvet Underground & Nico


学生時代、ある書店でアルバイトをしていた時のお話です。
そこの書店では、CDの音楽を終日店内に流していました。
自分がシフトに入っているときは
好きなCDをかけてもよいかったのです。
ポップスやジャズといったものを中心にセレクトしていましたが
同じようなメロディーに飽きてしまい、何か違うものを─
と選んだものが「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとニコ」
本を読みながらのヴェルヴェットもいいなぁ
と思ったのは甘かった・・・
♪ヘロインが流れ出し、曲が佳境に入ってくると
店長に「すぐCDを替えてくれ」と言われてしまいました。

教訓その壱
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドには気をつけろ


学生時代、サブカルチャーを学ぶ授業でのお話です。
ある評論家が講師をしていたのですけれど
ある日、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとニコ」の
♪オール・トゥモーローズ・パーティーズを大音量でかけて
その評論家がカウボーイハット、ベスト、ブーツという姿で
講堂内をうろうろ歩き回っていました。
曲が終わる少し前に教壇に立ち、終わると
「自分がもっとも気に入っている曲」
「授業では気に入っているものしか扱わない」
と宣言されていました。その後すぐ
ヴェルヴェットとは関係のない授業が始まりました。
「どうだい、かっこいいだろう」というだけのものでした。

教訓その弐
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドでは飾れない



2008年2月24日日曜日

JUNO

アカデミー賞の発表も間近です。
個人的に気になるのは、「モンゴル」よりも
ペルセポリス」です。

第80回アカデミー賞 OSCAR.com



ここ最近は作品賞への感心が薄れつつありますが
ノミネート作品の中で
「JUNO」という作品が少しだけ気になるところです。
この映画を知ったのは
映画のサウンドトラックが大ヒットしているという記事からでした。

画像Juno

キンクス、バディー・ホリー、モット・ザ・フープル、ヴェルベット・アンダーグラウンド、ソニック・ユースなど─
過去の音楽とオリジナルスコアで構成されているサントラ
サントラでプロモートする手法は常套手段だろうと
最初は映画自体に興味を持てませんでしたけれど
これほどサントラがヒットして、アカデミー賞もとなると…
─「タイタニック」?サントラも映画も見聴きしてませんが…
かなり希な作品で、少し興味が沸いてきました。
制作費は約11億円、キャスト・スタッフも知らない人ばかり
サントラの販売元ライノ・レコード(ワーナー傘下)は
創業30年にして初の大ヒットと大喜びなんだそうです。
さらに興味が沸いてきてしまいました。
ぜひこういう映画が賞を取ってほしいものです。

JUNO/ジュノ - goo 映画




JUNO/ジュノ (日本語オフィシャルHP)




2008年2月23日土曜日

ボサノバ・クィーン

��月5日に「Bossa Queen」というアルバムが発売される。


01. LOVE OF MY LIFE / JOYCE
02. RADIO GA GA / Jane Duboc
03. We Are The Champions / Peri Ribeiro
04. These Are The Days Of Our Lives / Roberto Menescal feat. Marcela
05. Killer Queen / Renata Gebara
06. I Want To Break Free / Oriondellas feat. Joao Donato
07. A Kind of Magic / Karla Sabah
08. Bohemian Rhapsody / Flavio Mendes feat. Maira Martins
09. Friends Will Be Friends / Wanda Sa
10. You're My Best Friend / Cris Delanno
11. I Was Born To Love You / Claudia Telles

ボサノバにあまり詳しくないので、どんなアーティストが共演しているのかよく分かりませんが、かなりのメジャーどころが揃っているようだ。
姿形を大きく変えることで、クィーンの楽曲の素晴らしさを実感できるはずと、結構期待してしまうのだが─。


これより一足早く、2006年にHolly Wilsonという女性アーティストが「Queen en Bossa Nova」というアルバムを出していた。
画像
01. Radio Gaga
02. Crazy Litle Thing Called Love
03. Save Me
04. I Want to Break Free
05. Show Must Go On
06. Friends Will Be Friends
07. Another One Bites the Dust
08. Play the Game
09. Somebody to Love
10. We Are the Champions

アマゾンでなんと44,704円で売られていました。
しかし、ナップスターで聴くことができたので、非常に得した気分。デジタル色が強くて、ボサノバとClub/DJ的なサウンドが入り交じった楽曲群。部屋の中で何となく流しておくのに最適で、とてもオシャレなアルバムだと思いつつも、4万円は高いなと─。

クィーンの曲は女性が歌うのが一番なのかもしれない。

2008年2月22日金曜日

エリック・モングレイン

カナダ出身のアコースティック・ギタリスト
エリック・モングレイン
というミュージシャンを初めて知りました。

Erik Mongrain's Homepage


ドン・ロスのギター演奏を見て、独自の奏法を色々考えるようになり、マイケル・ヘッジスの影響を大きく受けながら、自らの奏法を確立していき、2001年にファーストアルバム「Fates」をリリースしています。

画像Fates

内容は非常にマイケル・ヘッジスの楽曲に似ていました。

エリック・モングレインはYouTubeに積極的に映像を投稿しているらしく、自らErik Mongrainという名前のチャンネルを作っていました。そこをのぞけば、彼の代名詞的なラップタッピング(膝の上にギターを載せて、ピアノのように演奏する奏法)を見ることができます。

 You  Tube  Erik Mongrain Channel


2008年2月21日木曜日

Phoenix

5月に来日するエイジア
��月にリリース予定のアルバムタイトルが
Phoenix(不死鳥)
になるようです。彼らのホームページに載っていました。

オリジナルメンバーでは
アルバム「Alpha」以来25年ぶりのアルバムです。

まだジャケットなどのリリースはありません。
ロジャー・ディーンのイラストを切望するところですが─。

アルバムのレコーディングはすでに終わっているようで
��2曲64分になるそうです。
ワールドツアーは3月にスペイン・ビルバオからスタートしますが
そこから新曲を交えての公演になるようです。

唯一の不安はジョン・ウェットンの体調。
心臓冠動脈に異常が見つかり、去年8月にバイパス手術をしたばかり。
入院生活のおかげで作詞・作曲に集中することができたらしいく
それが今回のニューアルバムに大いにつながっているようで
悲観的な思いというのは全くないご様子。
自分は不死身だという意味も込めての
アルバムタイトルになっているのでしょうけれど
心臓手術後、5ヵ月でワールドツアーなんて
ちょっと無茶ありませんか。その前にレコーディングしているし─。

不死身の彼ら
予定通り4月には間違いなくニューアルバムが出るようですし
��月には間違いなく来日すると信じて
チケット握りしめて、待っていましょう!

2008年2月20日水曜日

「ストレス」という名のCD

画像
ストレス

【収録予定曲】
J.クラム: ブラック・エンジェルス~出発より
ショスタコーヴィチ: 弦楽四重奏曲 第8番~第2楽章
ショスタコーヴィチ: 交響曲 第10番~第2楽章
レスピーギ: シバの女王ベルギス~戦いの踊り
リゲティ: ムジカ・リチェルカータ
バルトーク: 中国の不思議な役人~オープニング
レスピーギ: ローマの祭り~チェルチェンス
カバレフスキー: 道化師のギャロップ
ルーセル: 交響曲 第3番~第1楽章
ストラヴィンスキー: 火の鳥~カスチェイ
プロコフィエフ: スキタイ組曲~チェジボーグと悪魔たちの踊り
ストラヴィンスキー: 春の祭典 第1部~大地礼讃より
ケージ: プリペアド・ピアノのためのソナタとインタリュード~ソナタV
R.コルサコフ: 熊蜂の飛行

蛭子能収のイラストを見ながら、ストレスのたまるようなクラシックを聴こうというコンセプトで作成されたアルバムらしい。
個別に聴いたのならば、結構楽しめる曲ばかりだと思うのですけれど、全部じっくりと聴くと、確かにストレスがたまるかもしれません。
「ストレス」を聴いてストレスがたまったら、今度はこのアルバムを─

画像ストレス・バスターズ

【収録予定曲】
マスカーニ: カバレリア・ルスティカーナ間奏曲
バッハ: G線上のアリア
ラフマニノフ: ヴォカリーズ
エルガー: 弦楽のためのセレナード~ラルゲット
ラヴェル: 亡き王女のためのパヴァーヌ
マーラー: 交響曲 第5番~アダージェット
バーバー: 弦楽のためのアダージョ
エルガー: エニグマ変奏曲~ニムロッド
シベリウス: アンダンテ・フェスティーボ

見事に癒やしの曲ばかり並んでいます。
しかし、穏やかな曲ばかり聴いていても意外と癒やされず、かえってストレスがたまってしまうこともあるような気がします。
個人的には「ストレス」を「ストレス・バスターズ」の収録曲を交互に聴けば、最高のストレス解消になるような気がします。

まぁ、「ストレス」だけを聴いても癒やされるような気がしますが─あくまでも個人的な意見です。

2008年2月18日月曜日

カレー大好きっINXS

カレー大好きっ」というお店で昼食を食べていると
心地よいリズムギターが流れてきました。



1987年に大ヒットしたアルバム「Kick」に収められています。


画像

��NXS(インエクセス)、知っていますか?覚えていますか?
2005年にもアルバム出している現役バンドに失礼な言い方でした…

僕の中でもはや忘れかけていたバンドでしたが
このアルバム「Kick」はかなり好きだったことを思い出しました。
特に1曲目の♪Guns In The Sky から
��曲目の♪Need You Tonight まで
繰り返し聴いた記憶が─…すべていい曲だと思いますけど。
ただ、最後まで聴くと飽きてくるかもしれません。



カレー大好きっ」のカレーもおいしいですよ。

2008年2月17日日曜日

THERE WILL BE BLOOD

第58回ベルリン国際映画祭の結果が出たようです。

金熊賞(最高賞)
『ジ・エリート・スクワッド』
��ホセ・パディーヤ監督)

銀熊賞
審査員賞
「スタンダード・オペレーティング・プロシージュア」
��エロール・モリス監督)
監督賞
ポール・トーマス・アンダーソン監督
��「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」)
女優賞
サリー・ホーキンス
��「ハッピーゴーラッキー」)
男優賞
レーザ・ナジエ
��「ザ・ソング・オブ・スパローズ」)
脚本賞
ワン・シャオシュアイ
��「イン・ラブ・ウィー・トラスト」)
音楽賞
ジョニー・グリーンウッド
��「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」)

アルフレート・バウアー賞(革新賞)
「レイク・タホ」(フェルナンド・エインビッケ監督)


日本映画も受賞したり・しなかったり─
 >> シネマトゥデイ 【第58回ベルリン国際映画祭】

音楽賞を受賞したのはジョニー・グリーンウッド
レディオヘッドのギタリストです。
彼が作曲し、それをクラシカルに仕上げているようです。

画像There Will Be Blood
[Original Soundtrack]

レディオヘッドの音楽とはまるで違うようなので、それを期待して聴くと違和感を持つこと間違いありません。新たな一面、新たな可能性を期待しながら聴くとよいのかもしれません。もっとも、サントラなので映画を期待しつつ聴くことが一番なのでしょうけれど─。

映画はダニエル・デイ・ルイス主演で、アカデミー賞の作品賞にもノミネートされているようなので、面白いかもしれません。20世紀初頭カリフォルニアでの、石油採掘における富と権力の争いを描いたものとか。日本ではゴールデンウィークの上映らしいです。
映画 ゼア・ウィル・ビー・ゼア 公式ホームページ(英語)

バレエ組曲 火の鳥

イーゴリ・フョドロヴィチ・ストラビンスキー
Igor Fyodorovitch Stravinsky 1884 - 1971

バレエ・リュスを主宰するセルゲイ・ディアギレフが新作のバレエを上演するべく、振り付け・脚本をミハイル・フォーキン、作曲をストラビンスキーに依頼した。
フォーキンとストラビンスキーは共同作業の末、バレエ「火の鳥」が完成、1910年6月25日、パリ・オペラ座で初演される。

翌1911年に自ら組曲として編曲
��919年には楽器と曲の構成を変えて、再編
��945年に、曲を付け足すなどして、再々編

参:ウィキペディア 「火の鳥」構成


最も演奏され、一般的に知られているのは、1919年版のバレエ組曲「火の鳥」であるようだ。1911年版、1945年版も演奏されることもあるらしいが、そのとき、1919年版の最後の2曲、♪子守歌 ♪終曲 これを付け加える、もしくは差し替えて演奏されることが多いという。



さて─
上記のことは、もちろん僕は知っていませんでした。ストラビンスキーの名前はよく知っていて、「ペトルーシュカ」だけはよく聴くのですが、ほかのストラビンスキーの音楽はなぜか好きにはなれなかったのです。
基本的に派手な構成であるのに、なかなか盛り上がってくれず、いつまでも奇妙で不快な音がもやもや続いて、疲れ果ててからようやくドカーンドカーンとくるのですが、もはやそれがやかましく聞こえる…という印象なのです。「ペトルーシュカ」だけは冒頭から派手で分かりやすいので、よく聴いたものです。

組曲「火の鳥」を聴くと(恐らくいつも聴いているのは1919年版だと思います)、♪魔王カスチェイの凶悪な踊り この最も派手で盛り上がる部分で、常に聴くことをやめていたような気がします。なぜなら、最後の2曲、♪子守歌と♪終曲をほとんど認識していなかったからです。「火の鳥」の解説などを読んでいると、どうやらこの2曲は重宝がられているようで、聴かないのはもったいないようです。

そして、実際に、改めて聴いてみたのですが─
この2曲、映画「バレエ・リュス 踊る歓び、生きる喜び」のエンディングで流れていた音楽だったと知りました。オリジナルの曲とばかり思っていて、まさか、ストラビンスキーの音楽だったとは…お恥ずかしい限りです。
大変素晴らしい2曲です。これをこの映画の最後にもってくるのも、必然的なことだったのかも知れません。

映画「バレエ・リュス 踊る歓び、生きる喜び」エンディング

2008年2月16日土曜日

安眠音楽

読売新聞が運営している無料会員サイト「ヨリモ」という所で、“安眠ソング"についてのアンケートをした結果、次のようになったそうです。

��位 G線上のアリア

��位 ショパンの別れの曲

��位 パッヘルベルのカノン

どの曲も有名で、個人的にもよく聴く音楽です。
確かにどの曲も聴いていると寝てしまいそうになります。

クラシック音楽を聴いていたり、実際にコンサートでクラシック音楽を聴いていると、居眠りをしてしまいそうになりませんか?僕はしょっちゅう寝ています。それは、つまらないからではなく、素晴らしい音楽であるために心が安らいでしまい、ついつい寝てしまう─と勝手に思い、納得し、コンサートへの居眠りを肯定しているのですが…。
実際つまらないものは、とてもではないですけど、眠れたのもではありません。嫌な音では眠れません。ちょうど映画とは逆のような気がします。

さて、今宵も眠れずに苦しんでいる方々

G線上のアリア 別れの曲 カノン

ぜひ聴いてみてください。 

2008年2月15日金曜日

Stormy Monday

オールマン・ブラザーズ・バンドの
♪ストーミー・マンデーを聴いていました。


画像The Allman Brothers at Fillmore East

言わずと知れた素晴らしいアルバムです。
言わずもがな
♪ストーミー・マンデーはこのアルバムに収録されています。


♪ストーミー・マンデーはブルースのスタンダード
��ボーン・ウォーカーが作曲し1947年に初めてレコーディングされ、その後、あらゆるミュージシャンにカバーされ、スタンダードナンバーとして定着した。
初めてレコーディングされた音源を聴くと3分程度と非常に短い。技術的な制限もあったのだろう。
カバーされている数々の♪ストーミー・マンデーは、「フィルモア・イースト」に収録されているようなジャム形式で演奏されているものが多く、それらは非常に長い。
オールマンは9分近くにわたり、ギター、ブルースハープ、キーボードなどのソロをたっぷりと盛り込んで、しっとりと演奏している。そのしっとり感がたまらなくいい。ほかの♪ストーミー・マンデーでは感じ得ないものだ。
ほかにも─
アルバート・キング&スティービー・レイ・ボーンのデュオ
��Bキングの素晴らしいボーカル&ギター
クリーム最近の録音、円熟した演奏
ゲーリー・ムーアのハードブルース
綾戸智恵のナニワ・ジャズブルース
あるいは─
ジャクソン5の素晴らしいボイスとへたくそな楽器演奏
ジェームス・ブラウンのファンキー・ブルース
など
非常に特徴的な♪ストーミー・マンデーが存在する。

しばらくあらゆる♪ストーミー・マンデーを─、そればかりを聴いていたのだが、どれも長く、正直、飽きてきた。
しかし、オールマン・ブラザーズ・バンドが奏でる♪ストーミー・マンデーは、いつ聴いても不思議と飽きがこない。確かに演奏技術も素晴らしく、それ故に何度も聴き惚れてしまうのだが、それ以上に、特別な空気や世界観を感じて、そこにのめり込んでしまうのだ。
このセット、ライブを見たかったと常に思ってしまう。まぁ、それは自分だけではないだろうが。




2008年2月13日水曜日

第50回グラミー賞 アルバム・オブ・ザ・イヤー

ハービー・ハンコック
リヴァー:ジョニ・ミッチェルへのオマージュ
アルバム・オブ・ザ・イヤーに選ばれてしまいました。

画像Herbie Hancock
River: The Joni Letters
(2007/9/25)

【パーソネル】
ハービー・ハンコック(p)
ウェイン・ショーター(ts,ss) 
デイヴ・ホランド(b)
ヴィニー・カリウタ(ds)
リオーネル・ルオケ(g)
≪ゲスト・ヴォーカル≫
ジョニ・ミッチェル
ノラ・ジョーンズ
コリーヌ・ベイリー・レイ
ティナ・ターナー
レナード・コーエン
ルシアーナ・ソウザ


真新しさがほとんどなく、非常に地味─
想像以上に聴いている人も少ないだろうし
ほとんどがカバー曲
あくまで、ジャズでありフュージョンであるこのアルバムが
年間全てのアメリカの音楽の中で最も素晴らしいと評価された
非常に珍しいことなのでしょう。
表彰されたときのハービーの興奮からもそれが理解できます。

内容は本当に素晴らしいものだと思います。
聴いていない人で、少しでも興味を持ったならば
ぜひ聴いてみるべきだと思います。

ジョニ・ミッチェルの音楽を知っていればより楽しめますが
彼女の音楽を全く知らなくても、問題ないでしょう。
なぜなら
全てのジョニの曲が完全にハービーのオリジナル
と化しているからです。

アルバムの中で最も知られている曲は、やはり
青春の光と影 でしょう。
ジュディー・コリンズがヒットさせ
よく知られることろとなり─
日本でもCMなどで流れて知っている人も多いと思います。
ぜひともこの曲を聴き比べて驚いてほしいものです。


グラミーの授賞式では
ハービーは中国のピアニスト、ラン・ランと共演
ラプソディー・イン・ブルーを演奏していました。
素晴らしい技術を披露する場とはなっていましたが
そんなことよりも
ジョニ・ミッチェルやウェイン・ショーターと共に
アルバム収録されている曲を演奏してほしかったものです。
ビヨンセと共演していたティナ・ターナー…
彼女もこのアルバムに参加しているわけだから
ハービーと共演して歌えよ!と思ってしまいました。
ビヨンセとのあのパフォーマンスで体力的に限界か…
あの共演自体はかなり笑えて良かったですけど。

ちなみに
個人的に期待していたジョン・ポール・ジョーンズの指揮─
フー・ファイターズとの共演という形で現れたのですが…
ひどいものでした。>> これ <<
彼は早くツェッペリンに戻ってくるべきだと
勝手に思ってしまったのは、自分だけではないと思います。

さて
ハービー・ハンコックはこのアルバムをもとに
ライブなどするのでしょうか。
ウェイン・ショーター、ジョニ・ミッチェル、コリーヌ・ベイリー・レイ、ティナ・ターナー、レナード・コーエン、ノラ・ジョーンズ…
豪華な共演を─…ワンデイでもいいので…
生で見ることはできなくても、せめて映像だけでも…
無理でしょうねぇ。




2008年2月11日月曜日

第50回グラミー賞

すでに各賞の大賞発表が始まっています。

WOWOWで独占生中継をするようです。

しかし─

公式ホームページで生の動画が配信されているようです。

GRAMMY. com



これから主要部門の発表が行われようとしています。

さきほどまで、ウェブ上で無料ストリーミングを楽しんでいたのですが、主要部門が始まろうとした瞬間にエラー表示に…。どうやら、メンバーシップにならねばならぬようです。まぁ、これからスターたちの演奏も盛りだくさん組まれているので、お金を払ってねということなんでしょう。
いまはグラミーにそれほど興味がないので、無理に見なくてもいいかなと、個人的には思っています。
唯一気になるのが、ハービー・ハンコックのアルバム「リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ 」がアルバム・オブ・ザ・イヤーにノミネートされていること。結構気に入っているので、ぜひ大賞をと期待しているのですけれど、あとで結果さえ分かればいいのかなと思っている次第です。コンテンポラリー・ジャズ・アルバム部門では大賞を取っていました。

さて、どうなることやら…

GRAMMY. com
WINNERS COMPLETE LIST



もうひとつ気になることがありました。
ジョン・ポール・ジョーンズの指揮
これも非常に気になります。

あとで、その動画見ることできるかなぁ…

アイアン・メイデン日本公演

��月15日(金)、16日(土)にアイアン・メイデンのライブがあるようです。15日のパシフィコ横浜・国立大ホールの公演はすでにソールド・アウトということですが、16日の幕張メッセNo.3ホールの公演はまだチケットが残っているようです。
特別な思いとか思い出があったりしますが、特別ファンではないので、僕は行きませんが、16日の公演では8人限定でステージで歌えるというスペシャルな特典があるようですので、ファンは無視してはおけないでしょう。もっとも、ファンならばすでに周知に事実かもしれませんが─。
今回のツアーは過去リリースしたアルバム7枚から選曲、超ベストヒットをそろえた公演のようです。ファン必見というところでしょう。もっともこんなの当たり前のように知っていますか─。
アイアン・メイデンと共に歌うことができる曲は、♪ヘヴン・キャン・ウェイトとという曲らしいです。アルバム「Somewhere In Time」に収録されているようです。このアルバム結構聴いたはずですが、何せファンではないので、あまり記憶にございません。聞くところによると、♪ヘヴン・キャン・ウェイトはライブでは定番の曲とのこと。ファンであれば当然知っているのでしょう。

画像
Somewhere In Time

♪Heaven Can Wait


さあ、急いでチケットゲットしよう!


SOMEWHERE BACK IN TIME WORLD TOUR 08


2008年2月10日日曜日

Day Trip

去年、メセニー・メルドーで世界各地を周り
自分も鎌倉にてメセニー・メルドーに魅せられました。

そして今年のメセニーは、早速トリオのアルバムをリリースです。


Pat Metheny Trio
Day Trip

パット・メセニー(g)
クリスチャン・マックブライド(b)
アントニオ・サンチェス(dr)

このセット─
数年前、ブルーノート東京で見た記憶があります。
��人とも超絶テクを存分に披露していて
ものすごいトリオだったという印象があります。

アルバムの録音も2005年であるとか
なぜ今になってリリースしたのか分かりませんが
とにかくメセニーはツアーをしたかったのでしょう。
��月の後半よりカナダを皮切りに
ワールドツアーがスタートするようなので >> PAT METHENY.com

トリオとしては「トリオ99>00」以来8年ぶりのアリバム。
前回は激しくもかなりジャズっぽい音楽が多かったという印象
今回はかなりフュージョンなアルバムという印象
メセニーのギターの音色もさまざま
激しく弾くものあり、メローに聴かせるものあり
ナチュラルトーンあり、ディストーションあり…
パット・メセニー・グループからの
♪When We Were Free
ジョン・スコフィールドと共演した
アルバム「I Can See Your House from Here」からの
♪The Red One
ジャズというものには全くとらわれていません。

ドラムがグループでもおなじみの
アントニオ・サンチェスが担当しているというもの
今回の音楽性に大きく関与しているでしょう。
グループで表現手法がそのまま
このアルバムでも発揮されているように思ってしまうのは
サンチェスの力が大きいはずです。

数年前にブルーノート東京で見たとき
ベースのクリスチャン・マクブライドの演奏は
非常に激しいもので
時にはメセニーよりも前面に出てきていたのですが
今回の収録では、全く前に出てきていません。
だからといって物足りないものではありませんが
もっと、ベースが目立つ部分があってもいいのでは
と思ってしまいます。それだけの実力がある人ですから。


このトリオはこんな感じです─
♪Question & Answer

※この曲は今回のアルバムには収録されていません