「リヴァー:ジョニ・ミッチェルへのオマージュ 」
アルバム・オブ・ザ・イヤーに選ばれてしまいました。
Herbie Hancock River: The Joni Letters (2007/9/25) |
【パーソネル】 ハービー・ハンコック(p) ウェイン・ショーター(ts,ss) デイヴ・ホランド(b) ヴィニー・カリウタ(ds) リオーネル・ルオケ(g) | ≪ゲスト・ヴォーカル≫ ジョニ・ミッチェル ノラ・ジョーンズ コリーヌ・ベイリー・レイ ティナ・ターナー レナード・コーエン ルシアーナ・ソウザ |
真新しさがほとんどなく、非常に地味─
想像以上に聴いている人も少ないだろうし
ほとんどがカバー曲
あくまで、ジャズでありフュージョンであるこのアルバムが
年間全てのアメリカの音楽の中で最も素晴らしいと評価された
非常に珍しいことなのでしょう。
表彰されたときのハービーの興奮からもそれが理解できます。
内容は本当に素晴らしいものだと思います。
聴いていない人で、少しでも興味を持ったならば
ぜひ聴いてみるべきだと思います。
ジョニ・ミッチェルの音楽を知っていればより楽しめますが
彼女の音楽を全く知らなくても、問題ないでしょう。
なぜなら
全てのジョニの曲が完全にハービーのオリジナル
と化しているからです。
アルバムの中で最も知られている曲は、やはり
♪青春の光と影 でしょう。
ジュディー・コリンズがヒットさせ
よく知られることろとなり─
日本でもCMなどで流れて知っている人も多いと思います。
ぜひともこの曲を聴き比べて驚いてほしいものです。
グラミーの授賞式では
ハービーは中国のピアニスト、ラン・ランと共演
♪ラプソディー・イン・ブルーを演奏していました。
素晴らしい技術を披露する場とはなっていましたが
そんなことよりも
ジョニ・ミッチェルやウェイン・ショーターと共に
アルバム収録されている曲を演奏してほしかったものです。
ビヨンセと共演していたティナ・ターナー…
彼女もこのアルバムに参加しているわけだから
ハービーと共演して歌えよ!と思ってしまいました。
ビヨンセとのあのパフォーマンスで体力的に限界か…
あの共演自体はかなり笑えて良かったですけど。
ちなみに
個人的に期待していたジョン・ポール・ジョーンズの指揮─
フー・ファイターズとの共演という形で現れたのですが…
ひどいものでした。>> これ <<
彼は早くツェッペリンに戻ってくるべきだと
勝手に思ってしまったのは、自分だけではないと思います。
さて
ハービー・ハンコックはこのアルバムをもとに
ライブなどするのでしょうか。
ウェイン・ショーター、ジョニ・ミッチェル、コリーヌ・ベイリー・レイ、ティナ・ターナー、レナード・コーエン、ノラ・ジョーンズ…
豪華な共演を─…ワンデイでもいいので…
生で見ることはできなくても、せめて映像だけでも…
無理でしょうねぇ。
ハービーハンコックのファンです。宜しくお願い致しますm(__)m
返信削除http://blog.livedoor.jp/tomokubo/
ともさん
返信削除ハービーが探究し続けているニュースタンダードの極致が、この「リヴァー」なのかなぁと思っています。