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2010年9月17日金曜日

イマジン・プロジェクト




 音楽を聴きながらランニングしていると、どうしても耳からこぼれ落ちそうになるイヤホンに悩まされる。気にしすぎるあまり、音楽を聴くこと、走っていることにすら疑問を感じ始める有様。何とかせねばと、“ウォークマン”Wシリーズを購入。最高なランニングを手に入れた。
 ウォークマンWで最初に聴いたのは、ハービー・ハンコックの新作「Herbie Hancock/Imagine Project」。多数の有名ミュージシャンとのコラボレーション。素晴らしい演奏の結晶。走りながら簡易的にウォークマンWで聴くものではないか。
 冒頭のイマジンはまあまあか─。全曲カバーであるし、全曲それなりに良いはずで、期待以上の演奏を聴かせてくれなければ大満足とはいかないか─。ハービーのアルバムでありながら、聴いていてハービーの姿が全く見えない。ハービーのピアノは確かにはっきりと聴こえる。しかし、見えてくるのはあくまで曲だけであり、これがハービーのプロジェクトであり創造物であるという意識がわき起こらない。それでいいのかハービー、いや、恐るべしハービーか…。
 ボブ・ディランの6曲目、ティナリウェンとボブ・マーリーが融合した8曲目などがおもしろかった。サハラとカリブの見事な融合。「平和と地球規模の責任」というアルバムコンセプトということもあって、世界中の音楽とアーティストが融合しているというわけだ。
 このアルバムを収録したもようは、ドキュメンタリーとしてDVDでリリースされるようだ。本当にハービーが演奏しているのかどうか確かめよう。

Imagine Project


2008年2月13日水曜日

第50回グラミー賞 アルバム・オブ・ザ・イヤー

ハービー・ハンコック
リヴァー:ジョニ・ミッチェルへのオマージュ
アルバム・オブ・ザ・イヤーに選ばれてしまいました。

画像Herbie Hancock
River: The Joni Letters
(2007/9/25)

【パーソネル】
ハービー・ハンコック(p)
ウェイン・ショーター(ts,ss) 
デイヴ・ホランド(b)
ヴィニー・カリウタ(ds)
リオーネル・ルオケ(g)
≪ゲスト・ヴォーカル≫
ジョニ・ミッチェル
ノラ・ジョーンズ
コリーヌ・ベイリー・レイ
ティナ・ターナー
レナード・コーエン
ルシアーナ・ソウザ


真新しさがほとんどなく、非常に地味─
想像以上に聴いている人も少ないだろうし
ほとんどがカバー曲
あくまで、ジャズでありフュージョンであるこのアルバムが
年間全てのアメリカの音楽の中で最も素晴らしいと評価された
非常に珍しいことなのでしょう。
表彰されたときのハービーの興奮からもそれが理解できます。

内容は本当に素晴らしいものだと思います。
聴いていない人で、少しでも興味を持ったならば
ぜひ聴いてみるべきだと思います。

ジョニ・ミッチェルの音楽を知っていればより楽しめますが
彼女の音楽を全く知らなくても、問題ないでしょう。
なぜなら
全てのジョニの曲が完全にハービーのオリジナル
と化しているからです。

アルバムの中で最も知られている曲は、やはり
青春の光と影 でしょう。
ジュディー・コリンズがヒットさせ
よく知られることろとなり─
日本でもCMなどで流れて知っている人も多いと思います。
ぜひともこの曲を聴き比べて驚いてほしいものです。


グラミーの授賞式では
ハービーは中国のピアニスト、ラン・ランと共演
ラプソディー・イン・ブルーを演奏していました。
素晴らしい技術を披露する場とはなっていましたが
そんなことよりも
ジョニ・ミッチェルやウェイン・ショーターと共に
アルバム収録されている曲を演奏してほしかったものです。
ビヨンセと共演していたティナ・ターナー…
彼女もこのアルバムに参加しているわけだから
ハービーと共演して歌えよ!と思ってしまいました。
ビヨンセとのあのパフォーマンスで体力的に限界か…
あの共演自体はかなり笑えて良かったですけど。

ちなみに
個人的に期待していたジョン・ポール・ジョーンズの指揮─
フー・ファイターズとの共演という形で現れたのですが…
ひどいものでした。>> これ <<
彼は早くツェッペリンに戻ってくるべきだと
勝手に思ってしまったのは、自分だけではないと思います。

さて
ハービー・ハンコックはこのアルバムをもとに
ライブなどするのでしょうか。
ウェイン・ショーター、ジョニ・ミッチェル、コリーヌ・ベイリー・レイ、ティナ・ターナー、レナード・コーエン、ノラ・ジョーンズ…
豪華な共演を─…ワンデイでもいいので…
生で見ることはできなくても、せめて映像だけでも…
無理でしょうねぇ。




2007年9月21日金曜日

River: The Joni Letters

ハービー・ハンコックとジョニ・ミッチェルといったら、ジョニのアルバム「ミンガス」を第一に思い出すのだが、今月リリースされるハービーの新作はジョニ
の楽曲をメインにしたトリビュートアルバムらしい。

画像Herbie Hancock
River: The Joni Letters
(2007/9/25)

【パーソネル】
ハービー・ハンコック(p)
ウェイン・ショーター(ts,ss) 
デイヴ・ホランド(b)
ヴィニー・カリウタ(ds)
リオーネル・ルオケ(g)
≪ゲスト・ヴォーカル≫
ジョニ・ミッチェル
ノラ・ジョーンズ
コリーヌ・ベイリー・レイ
ティナ・ターナー
レナード・コーエン
ルシアーナ・ソウザ


1.コート・アンド・スパーク (7:34) feat ノラ・ジョーンズ
演奏:ハービー・ハンコック/アーティスト:ノラ・ジョーンズ/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ
『コート・アンド・スパーク』 (6thアルバム/ 1974年)

2.イーディスと親玉 (6:31) feat ティナ・ターナー
演奏:ハービー・ハンコック/アーティスト:ティナ・ターナー/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ
『夏草の誘い』 (8th/ 1975年)

3.青春の光と影 (7:38)
演奏:ハービー・ハンコック/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ
『青春の光と影』 (2nd/ 1969年)

4.リヴァー (5:25) feat コリーヌ・ベイリー・レイ
演奏:ハービー・ハンコック/アーティスト:コリーヌ・ベイリー・レイ/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ
『ブルー』 (4th/ 1971年)

5.スウィート・バード (8:15)
演奏:ハービー・ハンコック/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ
『夏草の誘い』 (8th/ 1975年)

6.ティー・リーフの予言 (6:33) feat ジョニ・ミッチェル
演奏:ハービー・ハンコック/アーティスト:ジョニ・ミッチェル/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ
『レインストームとチョークの痕』 (14th/ 1988年)

7.ソリチュード (5:42)
演奏:ハービー・ハンコック/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ

8.アメリア (7:26) feat ルシアーナ・ソウザ
演奏:ハービー・ハンコック/アーティスト:ルシアーナ・ソウザ/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ
『逃避行』 (9th/ 1976年)

9.ネフェルティティ (7:30)
演奏:ハービー・ハンコック/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ

10.ジャングル・ライン (5:00) feat レナード・コーエン
演奏:ハービー・ハンコック/アーティスト:レナード・コーエン/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ
『夏草の誘い』 (8th/ 1975年)

11.ア・ケイス・オブ・ユー (7:52) (ボーナス・トラック)
演奏:ハービー・ハンコック/演奏:ウェイン・ショーター/エレキギター:リオーネル・ルエケ/ベース:デイヴ・ホランド/ドラム:ヴィニー・カリウタ
『ブルー』 (4th/ 1971年)


ジョニ・ミッチェルという冠はもちろんのこと、アルバムに参加している新旧のミュージシャンも非常に興味深い。
ハービーのことだから、古い楽曲を扱っているとはいえ、1つ1つの曲は全く新しいものに感じることだろう。