2007年9月5日水曜日

ロックミュージシャンの寿命

何かの授業で─
スポーツとか音楽、芸術の分野で活躍している人の年齢を調べ、その年齢の平均値をとると、画家の活躍年齢は高齢なのに対し、スポーツや音楽などの活躍年齢は非常に若い
─ということを先生が言っていた。
スポーツや音楽の演奏は体を使うわけだから、若い人が活躍するのは当然だろうけど、作曲家などは熟年してからも傑作を残せるのでは…と思ったものの、有名な画家と音楽家の寿命を調べてみると、なぜか画家は長寿で音楽家は短命な傾向にあった。

最近のロック界は、長寿バンドが多くて、音楽の活躍年齢というのはだんだん上がっているのではと思ってしまうのだが、それら長寿バンドの最高傑作というものは、バンド結成前半にリリースした音楽がほとんどで、晩年に出す音楽が傑作となっている例が非常に少ないのではないだろうか。長く活躍できているのは、あくまでも過去の幻影に過ぎないのでは…。

イギリスの大学で、ロックミュージシャンの年齢に関する研究が発表されらしい。それによると、ロックミュージシャンは、一般の人よりも、高齢期を迎える前に死ぬ傾向があるという研究結果が明らかになったという。
研究を率いたマーク・ベリス氏は、ロックやポップス界のスターがアルコールや薬物による死の危険が大いにあり、具体例としてジミ・ヘンドリックスなどを引き合いにだし、有名になって5年ぐらいが最も危険だとしている。
<参照:朝日新聞 電子版>

ロックの炎は激しいが故に、はかなくもろいものなのかもしれない。

♪ワイルド・シング / ジミ・ヘンドリックス

5 件のコメント:

  1. いや、絵を描くのも体力気力が要りますよ。
    今朝、テレビに平山郁夫さんが出てたけど、80歳くらいですか・・・
    でも、横幅5mくらいもありそうな絵を描いていました。
    すごい・・・
    私はA3くらいのキャンバスに油絵描くだけで精一杯でした・・・(T_T)
    ロック界も今は健康志向ですね。
    60歳を過ぎてもストーンズが現役でいることを、60年代、誰が想像したでしょうか。
    こうなってくると、80、90歳になってもミックがステージを走り回っていてくれることを期待しますね!

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  2. コメント入れた後で、ジミの画像見ました。
    あまり幸せな生い立ちの人ではなかったようです。
    12歳頃の写真とスターになってからの、22歳頃の写真と、全く同じ、怯えたような不安げな目をしている。
    可愛そうだと思いました。
    大人になって、そんな目をしている人は長くは生きられないんだな、と・・・

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  3. シュリンパー2007年9月6日 1:03

    自分が90まで生きたとして、90には絵を描けたとしても楽器は弾くことはできないでしょう。
    平山郁夫は生きている限り、その知性をキャンバスの上に思う存分表現できる気がしますが
    ストーンズは、いくら円熟したところでその体が言うことを聞かなくなっているはずです。みんなで絵を描けばいいかもね。
    ジミヘンは、どこかのバンドのスーパーギタリストであったならば、もっと違った人生を歩んでいたのではと、たまに思います。しかし、彼のような強烈な個はなかなか輪の中に入れなかっただろうなぁ。強烈な個だからって決して強いわけではありませんからね。

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  4. いや・・・ストーンズはやってくれそうな気がしますよ。
    80歳すぎても走ったり泳いだりしてるジサマがいるし、チャーリーワッツなんかも長生きしそうですが・・・

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  5. シュリンパー2007年9月6日 5:29

    ただ、動いていてもねぇ。まぁ、長く生きていると、見るだけでも価値があるかもしれませんが…。
    ��0過ぎでニューアルバム出したのなら、伝説になるでしょうね。

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