2007年9月25日火曜日

声明(しょうみょう)

普段、お経というのはお葬式などの法事でしか聴かないもので、悲しみの象徴であるお経そのものを積極的に聴こうという気にはならないものなのだが、悲しみという感情を抜きにして聴いてみると、かなり癒やしの効果があると思う(─ 個人差はあるだろうが…)。

仏事法要でのお経としてよく知られている声明(しょうみょう)は、法事という枠を越えて、音楽そのものを楽しむ目的でさまざまな公演が行われている。


東京国立博物館 イベント

ポルトガル悠々閑々 続・天台声明コンサート





声明は日本の伝統音楽であり、平曲謡曲民謡浄瑠璃を生み出した。声明には日本の音のが潜んでいる。日本人が声明を聴いて心が癒やされるというのは、当然のことなのかもしれない。

視聴

天台宗 声明

天台寺門宗 お経と声明

♪成道寺サウンド集♪




♪天空からの光

2 件のコメント:

  1. お声明は、ヒーリングミュージックとしてのCDも出ているようですが、そういうシロモノによくあるような、川のせせらぎや小鳥の鳴き声などが入っているのではダメです。
    声明は声明として、自然界の音は自然界の音として別々に聞くのがいいです。

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  2. シュリンパー2007年9月25日 21:40

    その自然の音がよく考えられた上で入れられたのならいいと思いますが、単に組み合わせただけならだめでしょう。
    山の中で声明をして、それを録音し、たまたま鳥の声などが入った、というのであればものすごくいいと思いますけど。
    薫敏郎が「涅槃交響曲」で声明とオケをコラボさせているようですが、声明だけを純粋に楽しむのもいいと思うんですけど、あらゆる音楽と声明を組み合わせてみると、新たな音楽的発展をみられるような気がします。
    癒やしで聴こうとするならば、純粋な声明を聴いていたほういいとは思いますけどね。

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