2007年9月10日月曜日

ゴールデン・ライオン

��4回目のベネチア映画祭
今年も最高賞である金獅子賞が発表されました。

 金獅子賞(最高賞) 
 アン・リー監督・「ラスト、コーション
 銀獅子賞(監督賞) 
 ブライアン・デ・パルマ監督(作品は「リダクテッド」)
 審査員特別賞 
 「ザ・シークレット・オブ・ザ・グレイン」
  (アブデラティフ・クシシュ監督)
 「アイム・ノット・ゼア」
  (トッド・ヘインズ監督)
 特別獅子賞 
 ニキータ・ミハルコフ監督(「12」)
 男優賞 
 ブラッド・ピット(「ジェシー・ジェームス暗殺」)
 女優賞 
 ケイト・ブランシェット(「アイム・ノット・ゼア」)
 マストロヤンニ賞(新人賞) 
 ハフシア・ヘルジ
  (「ザ・シークレット・オブ・ザ・グレイン」)
 75周年特別金獅子賞 
 ベルナルド・ベルトルッチ監督

朝日新聞 電子版 より)




映画祭開催中、メーン会場に掲げられている各国の国旗の中に台湾のものもあり、それに対して中国が「国連もイタリアも、台湾を国として認めていない」という理由で抗議をしたそうです。中国側は、台湾旗を外さなければ審査員を務めているチャン・イーモウ監督を引き揚げさせるとしたために、主催者外は旗を外したそうです。
台湾出身のアン・リー監督が金獅子賞を受賞したことは、この件に関して何ら関係のないとは思いますが(関係があっては困りますけど─)、皮肉というか、大変興味深い出来事だとは思います。

アン・リー監督は2度目の金獅子賞受賞になります。前回は2005年の「ブロークバック・マウンテン」。この映画自体にはそれほど興味を持てないのですが、グスターボ・サンタオラヤの音楽は非常に気に入っています。

「ラスト、コーション」は1940年代日本占領下の上海と香港を舞台にしたストーリー。2人の立場の違う男と、女スパイとの心理的駆け引きを描いているとか。
前作は同性愛、今回は男女の激しい性的描写だということで話題になっているらしいが、内容も素晴らしいものだと賞賛され、結果的に最高賞の受賞につながっています。
日本での公開は来年の正月ごろだとか。


注目していたボブ・ディランの半生を描いた映画「アイム・ノット・ゼア」は、審査員特別賞と女優賞(ケイト・ブランシェット)を受賞しました。ボブ・ディランを演じているケイトが女優賞とは─。


2 件のコメント:

  1. ニキータ・ミハルコフ・・・
    遠い昔、「愛の奴隷」「時計仕掛けのピアノのための何とか」(よく覚えてないっす)見ましたが、現役なんですね。
    「12」というのも見てみたいです。

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  2. シュリンパー2007年9月11日 7:38

    僕はミハイルコフという人を知りませんでした。
    映画を作っている人たちは、長い間頑張る人が多いですよね。
    ブライアン・デ・パルマなんて、まさかここにきて監督賞を受賞するなど思いもよらないことでしたから。

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