2007年9月26日水曜日

Floratone

ギタリストのビル・フリゼール(Bill Frisell)が新たなプロジェクトを立ち上げたようだ。


画像Floratone
Floratone
(2007)

マット・チェンバレン(Matt Chamberlain) ドラムス
ビル・フリゼール(Bill Frisell) ギター
タッカー・マーチン(Tucker Martine) プロデュース
リー・タウンゼント(Lee Townsend) プロデュース

ゲスト参加
Viktor Krauss ベース
Ron Miles コルネット
Eyvind King バイオリン

Floratone という名前ではあるけれど、内容はまさにビル・フリゼールといった感じだ。
ジャム、インプロビゼーションというものを基調としているようなのだが、1つ1つの完成度は非常に高いように思う。これこそが、現段階での、ビル・フリゼールの集大成だといっても過言ではないだろう。ジャズ、ポップス、ロック、クラシック…あらゆる音楽的感覚を持っているビルならではの楽曲群であり、音が濃密に詰まっている。
インプロ魂、アバンギャルド魂というべきものをふんだんに持っていながらも、その奏でる音楽は非常に聴きやすいのがビル・フリゼールの一番の魅力だと思うのだが、このアルバムもその類に漏れない。

進化し続けるギタリスト、ビル・フリゼールからまだまだ目を離せない。


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