��年に一度行われているチャイコフスキー国際コンクール
本来なら2006年に開催される予定であったものが、会場の改修工事などで1年延期され、去年コンクールが開催されました。
※詳しくはウィキペディアなど見てください >>クリック<<
バイオリン部門で1位になったのが神尾真由子
年末のテレビで、チャイコフスキーコンクールに臨んだ神尾真由子さんのドキュメンタリーが放送されていました。
この大会にくるまで、神尾さんはすでに数々のコンクールでの受賞経験やコンサート演奏の実績を残していただけあって、非常に堂々とした演奏を披露していました。
彼女が弾いているバイオリンは、企業が無償で提供してくれているストラディバリウスなのだそうです。「どんなによい楽器を持っていたからといって、誰でもよい音を出せるわけでもなく、奏でられる音というのは、あくまでも弾いている人の音でしかない」というようなことを言っていました。ゆったりとした動作や口調から、淡々と語られるのを聞いていると、不思議と悟りを啓いた宗教家のように思えてなりませんでした。
見事な音・音楽を表現しているのはもちろんなのですが、演奏している立ち振る舞いが非常に立派というか格好いいというか、どっしりとしていてそれでいて美しく─、とにかくステキなのです。上手にとか、感動させようとか、そういうものを超越して、何かを表現しようとしているひとりのアーティストがそこに存在していました。チャイコフスキーの曲を演奏しているのに、何か新しい作品を創造しているかのような存在がそこにありました。
ひどい飾り文句などよりも、実際にコンクールで1位を取ったときの演奏をどうぞ─
♪チャイコフスキー バイオリン協奏曲ニ長調 作品35
ブラボー!
まさに音楽の伝道師といった感じです。
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