CD1 1.ヴェリー・アーリー (ビル・エヴァンス) 2.ハウ・インセンシティヴ (A.C.・シ゛ョヒ゛ン他) 3.デジャヴ (上原ひろみ) 4.フール・オン・ザ・ヒル (レノン/マッカートニー) 5.ハンプティ・ダンプティ (チック・コリア) 6. ボリヴァー・ブルース (セロニアス・モンク) | CD2 1.ウィンドウズ (チック・コリア) 2.古城、川のほとり、深い森の中 (上原ひろみ) 3.サマータイム (G.&I.ガーシュウィン他) 4.PLACE TO BE (上原ひろみ) 5.ドーモ(チルドレンズ・ソング #12) (チック・コリア) 6. スペイン (チック・コリア) |
素晴らしい演奏と音でした。
チック・コリアの名声と実力は、彼の音楽に精通していなくてもよく知っているのですけれど、上原ひろみに関しては全く無知であり、それ故に彼女の演奏と楽曲の素晴らしさには驚きを隠せませんでした。
正直、スタンダードナンバーを期待して聴こうと思ったアルバムでしたが、上原ひろみの作品こそが最も素晴らしく、感動してしまいました。
バークレー音楽院を首席で卒業、クラシック・ロック・ジャズなどあらゆる音楽的要素を併せもったその実力のすべてを垣間見ることができました。今さらながら、上原ひろみに注目です。
もちろん、フール・オン・ザ・ヒルやサマータイムも素晴らしいアレンジと演奏です。そして、ラストのスペイン─この曲はピアノ2台で弾くのが一番ではないかと思ってしまうほどに、見事なデュエットでした。
インプロヴィゼーションが非常に多いアルバムで、特にハンプティ・ダンプティなどは、インプロの応酬です。しかし、不思議と2人の演奏が調和し、本当に音で会話しているような印象を持ってしまいました。音楽を極めると、音で意思疎通ができるかもしれません。そして、極めた者同士だけの会話で終わることなく、それを聴いている凡人にすら、彼らが何を語っているのか理解できるかもしれない、そんな期待を抱いてしまいました。
さて、このデュエット
��月に日本武道館ワン・デイ・ライブをするようです。
Chick and Hiromi live in Budokan "Duet"
ぜひ生で見たいものです。
上原ひろみ、昨年BSで録画して見ました。すごい才能だと思いました。
返信削除チック・コリアとデュエットですか!
すごいなあ。
上原ひろみは海外ではよく知られているらしいので、チック・コリアとデュエットするのも自然なことなのかなと─、ものすごいことですけど。
返信削除死ぬほど努力しても到達できない何かを感じてしまいました。