2007年8月3日金曜日

大物が逝く

昨日、作詞家・阿久 悠さんが亡くなりました。日本の歌謡界の巨匠なので、大きなニュースになっていました。
その前日、前々日と映画界の巨匠が亡くなったニュースが報じられましたが、日本のメディアではなかなか大きく扱ってくれません。

スウェーデンの映画監督、イングマル・ベルイマンが死去、享年89
イタリアの映画監督、ミケランジェロ・アントニオーニが死去、享年90

昔の名画としてベルイマンアントニオーニ、両監督の作品がよく取り上げられたりするので、まさか今年まで存命だったとは…、正直、死去した驚きよりも生きていたことのほうが驚きです。

とは言いつつも
数ある両監督の作品の中で鑑賞しているものはごく一部─

ベルイマン監督の映画では─
野いちご」「処女の泉」「第七の封印
以上の映画を見た記憶があります。眉間にしわを寄せて、終始考えながら見ていたと思います。「第七の封印」は理解不能でした。まぁ、理解しようとして見る映画ではないとは思いますけど─。



アントニオーニ監督の映画では─
欲望」「さすらいの二人」「砂丘
以上の映画を見た記憶があります。明確なストーリーがあるため比較的、楽に見ることができたと思います。「砂丘」だけは意味不明というか芸術的というか…

映画「砂丘」より 

「砂丘」のサウンドトラックはなかなか面白いです。
ミケランジェロ・アントニオーニは単にこれらの音楽を映画に使いたかっただけなのではなかろうか、と変な想像をしてしまうくらい濃いものです。

画像砂丘
Zabriskie Point (Rhino)
Original Soundtrack


個人的には映画「さすらいの二人」が非常に気に入っています。
ジャック・ニコルソンの名演
ガウディーの建物
スパニッシュギター
��つの要素がみごとに絡み合い、素晴らしい映像美となっています。
また、ゆったりとしたパン・ワークも見所です。

画像さすらいの二人
1974年 アメリカ


出演
ジャック・ニコルソン
マリア・シュナイダー




��人の巨匠に感謝と冥福を─

4 件のコメント:

  1. 阿久悠さんはまだお若いですよね。
    新聞をみて、こういう曲の歌詞を書いていたんだな~と・・・
    ベルイマンとアントニオーニは見たことないかも。
    「砂丘」はピンクフロイドですね。

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  2. 阿久悠さんは数多くのヒット曲を残しているようですね。
    ちなみに今日、うちの息子の大好きなウルトラマンレオ(なぜレオ?)を見ていたら作詞のクレジットに阿久悠さんの名前が・・。
    こんなとこまで阿久悠さんなんですね。
    映画のことは知ってのとおり、まったく無知識です。

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  3. シュリンパー2007年8月4日 23:25

    みずねこさん、こんにちは
    ベルイマンもアントニオーニも見なくてもいいかも…見ると面白いと思いますが、謎が深まるだけかも。
    阿久悠とは違う星の人たちです。
    「さすらいの二人」はすごくいいですよ。

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  4. シュリンパー2007年8月4日 23:33

    こんにちは、けんさん
    阿久悠は宇宙戦艦ヤマトなどアニソンも作詞していますからね。5000曲以上作詞したといいますから…
    ウルトラマンレオは他のウルトラマンとは明らかに顔の形が違うでしょう。そういうのに惹かれちゃうんですよね。分かるなぁ、息子さんの気持ち。
    映画は時間をたくさん必要とするものだから、あまり興味がなければスルーするのが懸命かもしれませんよ。「さすらいの二人」は面白いんですけどねぇ─

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