2007年2月14日水曜日

グレイスランド Graceland

ポール・サイモンの代表作、アルバム「グレイスランド」
サイモン&ガーファンクルのイメージを完全に払拭してしまった。

画像
1. ボーイ・イン・ザ・バブル
2. グレイスランド
3. アイ・ノウ・ホワット・アイ・ノウ
4. ガムブーツ
5. シューズにダイアモンド
6. コール・ミー・アル
7. アンダー・アフリカン・スカイズ
8. ホームレス
9. クレイジー・ラヴVOL.II
10. ザット・ウォズ・ユア・マザー
11. オール・アラウンド・ザ・ワールドあるいはフィンガープリントの伝説

1987年のグラミー賞授賞式で♪シューズにダイヤモンド~♪コール・ミー・アルのパフォーマンスはとても印象的だった。そしてその年、最優秀アルバム賞と♪グレイスランドが最優秀レコード賞を受賞した。ポール・サイモンとアフリカのリズムがこれほどまで合うとは、思いもよらぬことだった。
ポール・サイモンは、サイモン&ガーファンクル時代から♪スカボロー・フェア、♪コンドルは飛んでいくなど、視点を民族音楽方面に向けたとき大成功をしている気がする。ヨーロッパ、南米、アフリカ…アジアがまだですよー、サイモンさん。


2007年2月13日火曜日

2007年 第49回グラミー賞

日本時間の昨日、グラミー賞だったんですね。
以前はものすごく興味があったものなんですが…
今年、最優秀アルバムほか計5部門を受賞したディクシー・チップスというバンドも全く知らないし…。

その昔─
ポール・サイモンが♪グレイスランドを演奏したのが、僕の中では印象に残っています。

今年!
ポリスが♪ロクサーヌを演奏していましたねぇ。やはり再結成の噂は本当だったのでしょうか。某新聞には、「米メディアによると、ポリスは12日にも記者会見し、23年ぶりの活動再開や世界ツアー計画を正式表明する見通しだ」、という記事が載っていたし、3人とも元気に演奏していたし…コープランドのドラミングもかなり力入っていましたねー。
それにしても、新譜を出さずにツアーをするのでしょうか?それもありですが、大人のポリスの新譜も聴いてみたいですよね。
まぁ正式な発表がない限り誇大な期待はしないことにいたしましょう。正式発表されたとしても、それがどれほど続くものか分からないですから…。


2007年2月12日月曜日

ラジオのように Comma A La

ブリジット・フォンティーヌ(Brigitte Fontaine)
アート・アンサンブル・シカゴ(Art Ensemble of Chicago)
みごとな共演─アルバム「ラジオのように」

画像 1. ラジオのように
2. 短歌2
3. 霧
4. 私は26才
5. 夏,夏
6. アンコール
7. レオ
8. 小馬
9. 短歌1
10. キャロル塔の駅長さんへの手紙
11. やに
12. 黒がいちばん似合う

演奏も歌もジャケットも…
アレスキー・ベルカセムのパーカッションと歌声も…
全てが素晴らしい。

シャンソンとフリージャズ、これほどまで溶け込むのか。

ちらりちらり現れてくるアラビアンテイスト…
どこから生まれてくるのだろう…
そしてシャンソンと…
これほどまでに溶け込むものなのだろうか。

どこまでフリーなのだろう。
全てが即興には聴こえないが
演奏はかなりフリーだと思う。
それなのに、なぜ
これほどまでに洗練されているのだろう。
奇跡の録音としかいいようがない。

2007年2月11日日曜日

Cliff 'em All!

メタリカの初ビデオ!!

メタル雑誌「BURRN!」に─
ビデオ「ビデオ・ザ・スラッシュ~クリフに捧ぐ Cliff 'em All!」
─通信販売の広告が載っていた。画像

思えば─
初めて「BURRN!」を買ったとき
クリフ・バートンの死が載っていた。

メタリカでメタルにはまり
そして「BURRN!」に行き着き
クリフの死が告げられ
クリフに捧げられた想いを知る─

手に入れるしかない。

悪ガキ3人は
購入資金4千円を手に入れるためない知恵をしぼった。

学校中の人間に─
「すごいビデオ見せるから100円出して」
─と40人から資金を集める作戦。
ど田舎の学校だから
学校のメタル人口、約3人…
そう、我らはひどい。
しかし、決して恐喝なんぞしていない
説得して、見事4千円GET!…ひどい。


待った待った、送金して届くまで長すぎるよ。何せ遠い昔のことだから─。
しびれを切らしていたのは、何も悪ガキ3人ばかりだとは限らない。
ビックリマンチョコ3個分以上支払った野郎どもが、監視の目を光らせている。
とりあえず10人ほど集めて上映会。ものすごい熱い視線。しかし─
クリフのワウワウベースに感動しいたのは3人だけか…

その後、お金を支払った人間にしっかりとビデオを回した。
回したには回したが、全員見たかどうかは不明。
そして、いまそのビデオはどこにいるのか、全くの不明である。

2007年2月10日土曜日

One

日曜日に我が家のワンコを病院に連れて行こうと予約の電話を入れると
「日曜日は11日なのでワンワンデーとなっておりまして予約がいっぱいでございます」と言われた。
“ワンワンデー”?なに?と今になって思うのだが、電話中はワンワンデーが世の中の一般的行事みたいに言われたものだから、その時は全く疑問に思わなかった。摩訶不思議。

ワンワンデー…ONEONEDAY…ONE……
想像をめぐらせているとメタリカ(Metallica)の♪Oneを思い出した。そのPVに病院の映像が含まれていたからだ。病院の映像といっても、それは映画「ジョニーは戦場へ行った」から抜粋された映像。重々しい映像がより曲を重々しくしていた。究極の孤独を見せられると、一人って本当に寂しいものだと思ってしまう....。



「...And justice for all」
画像

クリフ亡き後の4thアルバム
重低音が薄れてしまったアルバム
しかし、♪ONEが彼らを重くした




「ジャスティス」

画像

そういえば
アル・パチーノ主演の映画「ジャスティス」
原題は「...And justice for all」
冤罪を晴らそうとする弁護士の話
結構、社会的メッセージがあるのかも─





ジョニーは戦場へ行った(Johnny Got His Gun)
1971年 アメリカ



監督・原作・脚本
ダルトン・トランボ(Dalton Trumbo)

出演
ティモシー・ボトムズ、キャシー・フィールズ、ドナルド・サザーランド、ジェイソン・ロバーズ、マーシャ・ハント、ダイアン・ヴァーシ、エドワード・フランツ ほか

戦場で両手、両足、耳、眼、口を失い、第1次世界大戦が終わってから15年近く生き続けたイギリス将校が実在したという事実をヒントに、ダルトン・トランボが1939年に発表した小説「ジョニーは銃をとった」を、トランボ自ら脚本・監督した反戦映画。なお1971年カンヌ映画祭審査員特別賞、日本でも72年度芸術祭大賞を受賞した。

第1次大戦にアメリカが参戦し、中西部コロラド州の青年ジョー・ボナム(ティモシー・ボトムズ)は、ヨーロッパの戦場へと出征していった。鼓膜を引き裂くような不快音をたてて落下してくる砲弾が炸裂し、大地がわれる。--ジョーはいま、<姓名不詳重傷兵第407号>として、前線の手術室に横たわっている。延髄と性器だけが助かり、心臓は動いていた・軍医長テイラリー(エドワード・フランツ)は「もう死者と同じように何も感じない、意識もない男を生かしておくのは、彼から我々が学ぶためだ」と説明した。こうして<407号>と呼ばれるようになったジョーが陸軍病院に運ばれた。出征する前夜のことを、ジョーの意識はかけめぐる--カリーン(キャシー・フィールズ)は小さくて可愛らしい娘だった。彼女の父親の許しがあって、ジョーとカリーンは残り少ない時間を寝室で過ごす。そして出征の朝。駅には愛国歌が流れ、ごったがえしていた。涙を流すカリーンを抱きしめ、ジョーは軍用列車に乗った。--ジョーはあの時、泥水のたまった穴の底で、砲弾にやられたのだ。軍医長の命令で<407号>は人目につかない場所に移されることになり、倉庫に運び込まれた。かゆかった。腕のつけ根あたりがかゆい。ところが何もないのだ。両手も、両足もないらしい。切らないでくれと頼んだのに。こんな姿で生かしておく医者なんて人間じゃない。--ジョーは少年時代を思い出していた。父(ジェイソン・ロバーズ)は貧しかったが特別な釣竿を作るのが好きで、いつも手を動かしていた。そんな平和な家庭にも不幸な出来事が起こった。ジョーが働くようになって間もなく父が死んだのだ。母(マーシャ・ハント)は気丈に耐えていたが、幼い妹たちは床にうずくまっていた。--顔をおおっているマスクを変える時、あらゆる神経を総動員してジョーはさぐってみた。舌がなかった。アゴがなかった。眼も、口も、鼻もなかった。額の下までえぐられているのだ。ある日、ジョーは何かが額にさわるのを感じた。そうだ、これは太陽だ。あのなつかしい暖かさ、そのにおい。ジョーは、野原で真っ裸で陽の光を浴びていたあの日のことを思いだした。--ジョーは悪夢のような戦場での体験を思いおこしていた。その夜、塹壕の中で悪臭を放つドイツ兵の死体を埋めていた。その最中に、あの長い砲弾のうなりがのしかかり、強烈な白熱が眼前にとび散り、それきり暗黒の世界にしずみこんでしまった。--<407号>は新しいベッドに移し変えられた。看護婦(ダイアン・ヴァーシ)も変わった。その看護婦はジョーのために涙を流し、小瓶に赤いバラを1輪、いけてくれた。やがて雪が降り、看護婦は<407号>の胸に指で文字を書き始めた。M・E・R・Y。メリー、・・・そうか、今日はクリスマスなのか・・・ぼくもいうよ看護婦さん。メリー・クリスマス!--クリスマスの夜ジョーの勤め先のパン工場は熱気にあふれていた。皆はダンスを楽しんだ。父はジョーにいった。何もいえないなら電報をうて、モースルだ。頭を使うんだ。--その日、<407号>が頭を枕にたたきつけているのを見た看護婦は軍医を呼んだ。数日して、テイラリーと神父が倉庫を訪れた。頭を枕にうちつける<407号>を見た将校は「SOSのモールス信号です。」といった。将校は<407号>の額にモールス信号を送った。「君は何を望むのか・・・」「外にでたい。人々にぼくを見せてくれ、できないならころしてくれ」上官は愕然とした。そして一切の他言を禁じた。それに対し神父がなじった。「こんな蛮行を信仰でかばいたくない。諸君の職業が彼を生んだのだ!」一同が去ったあと、1人残った看護婦は、殺してくれと訴えつづける<407号>の肺に空気を送り込む管を閉じた。しかし、戻ってきた上官がこれを止め、看護婦を追いだしてしまった。倉庫の窓は閉ざされ、黒いカーテンが全てをかくした。暗闇にジョーだけが残された。・・・ぼくはこれ以上このままでいたくない。SOS、助けてくれ、SOS・・・その声なき叫びはいつまでもひびいている。

※「goo 映画」より



ダルトン・トランボが65歳にして初監督作品であり、唯一の監督作品でもある。
社会に立ち向かうことは何と重いことなのだろう。



ワンワンデー…そんなのどうでもいいや。

2007年2月9日金曜日

女人、四十。

画像「女人、四十。」
��原題:SUMMER SNOW)

1995年 香港

監督 アン・ホイ
脚本 チャン・マンキョン
音楽 大友良英
出演 ジョセフィン・シャオ / ロイ・チャオ

ベルリン国際映画祭
最優秀主演女優賞・銀熊賞


この映画に惹かれたのは、音楽:大友良英、としるされてあったからです。サンプリング、ノイズ、フリージャズといった分野で活躍していた大友良英がヒューマンドラマのサウンドトラックを担当していることに、非常に興味を持ったのです。
しかしながら、内容が相当よくて音楽よりも映像に集中してしまいました。

貿易会社の部長として明るく働くキャリアウーマンのメイ(ジョセフィン・シャオ)は、40代の女性。香港のどこにでもあるような家族・ソン一家を切り盛りする彼女は、愛する夫と1人息子に囲まれながら妻として母として幸せに暮らしていた。気難しくなにかとメイに辛くあたる義父リン(ロイ・チャオ)とは、最近益々ソリが合わない。そんな中、心優しい義母が急死。リンはその直後からおかしな言動をとる様になっていく…。

会社では、キャリアウーマンとして重要な仕事をこなしていた中年女性が、アルツハイマーで痴呆になってしまった義父を心から面倒をみる姿が、温かく描かれてる。老人問題というシリアスなテーマ、若手スター不在のキャスティングという条件を、ライトなタッチと名優たちの演技で綴る感動作。

※「CINEMA COMIN'SOON」より



そしてその音楽はかなりアコースティックなもので、ほのぼのする内容を邪魔することなく、むしろ映像を引き立てるように仕向けられていました。故に映像に集中できたとも言えるのです。大友良英っていう人の音楽性は無限です。

大友良英はアジア映画を中心に数々の映画音楽を担当しています※詳細はこちら。その最初の作品が中国映画「青い凧」というのは驚きです。青い凧(1993) - goo 映画

この人の活動は多岐にわたっていて、いまもライブハウスで盛んに演奏したり、香港で演奏したり、欧州ツアーも行っているみたいです。クラシック音楽とかメジャーアーティストに比べたら、ものすごく安く見ることができるから、とてもお得です。それは過小評価だとも言えますが…。

久々に生 大友良英を聴きたくなってきました。

The Night before the Death of the Sampling Virus

疲れた心を癒やそうと、きょうも音楽を選択─…>>>>Napster
自由になんでも音楽を聴くことができて、便利な世の中になりましたねぇ。
しかし、選択肢が膨張してくると何を聴いたらよいのか分からなくなってくる。
とりあえずジャンルで選びますか─疲れた心をニューエイジで…。

アーティスト名がたくさん出てきました。
正直知らない人ばかり、だから新しい発見がたくさん、どれでもより取り見取り…という心の余裕はありません。何はともあれ、とにかく心に潤いを─。
エンヤ?ブライアン・イーノ?アレックス・デ・グラッシ?
ダーレアム、ダン・ロス、ジョージ・ウィンストン、リズ・ストーリー、喜多郎、ジーン・マイケル・ジャレ、マイケル・ヘッジス…選ぶこと自体疲れてきました....。

Otomo Yoshihide

という選択肢を発見。ニューエイジに大友良英???サンプリング、フリージャズ、アバンギャルドの日本代表みたいな人が何故ここに?と疑問を感じながらも、決定。
果たして大友先生の音楽で癒やされるだろうか。

「the night before the death of the sampling virus」画像
1.Toyota (0:02)
2.Akai (0:07)
3.Matsushita (1:18)
4.Aiwa (0:29)
5.Nintendo (3:27)
6.Mitsubishi (0:04)
7.NTT (0:32)
8.Fuji Film (1:31)
9.Hitachi (0:16)
10.Shimizu (0:27)
11.Canon (0:05)
12.Kashima (0:48)
13.Teac (1:06)
14.Nissan (0:03)
15.Citizen (1:03)
16.Sony (0:31)
17.Olympus (0:34)
18.Sansui (0:15)
19.NEC (0:13)
20.Honda (2:26)
21.Seibu (2:05)
22.Bridgestone (0:03)
23.Yamaha (2:10)
24.Matsuda (0:30)
25.Toshiba (0:04)
26.Sharp (1:13)
27.Mitsui (1:03)
28.Casio (1:34)
29.Nihon Victor (0:41)
30.Sega (1:39)
31.Juki (1:35)
32.Pioneer (0:34)
33.Fostex (0:17)
34.Sumitomo (0:17)
35.Obayashi (1:04)
36.Asahi Kasei (1:28)
37.Kenwood (0:05)
38.Toyo Engineering (1:02)
39.Nakamichi (0:20)
40.Nikon (1:11)
41.Suzuki (0:07)
42.Nisseki (0:04)
43.Fujita (0:20)
44.Isuzu (1:48)
45.Daihatsu (0:29)
46.Konica (0:29)
47.Maxell (0:38)
48.Contax (0:11)
49.Roland (1:19)
50.Fujitsu (0:35)
51.Seiko (0:49)
52.TDK (0:36)
53.Sanyo (0:04)
54.Kao (0:31)
55.Shiseido (0:35)
56.Marubeni (0:34)
57.Sekisui (0:24)
58.Kanebo (1:07)
59.JAL (0:08)
60.Fuji Jyuko (0:17)
61.Crown (0:48)
62.Uniden 21 (0:32)
63.Brother (0:12)
64.Minolta (0:16)
65.Komatsu (1:27)
66.Ito Chu (1:51)
67.Parco (0:09)
68.Oki (0:39)
69.Amano (0:28)
70.Bandai (0:35)
71.Renown (0:30)
72.Sogo (1:14)
73.Takeda (0:10)
74.Kubota (1:19)
75.Konami (0:12)
76.Amada (0:06)
77.Korg (0:01)

日本の大企業を参考にした曲名、それ見ているだけで楽しめる。
内容は想像通り、テレビや映画からのサンプリングとノイズの世界。予測していたサウンドとはいえ、それでかなり癒やされたのは予想外だった。

僕が大学時代、大友良英先生は臨時講師として大学に招かれていて、音楽を自由に捉える方法などを大友先生から教わった。ジョン・ゾーンとかエリオット・シャープなどの音楽を紹介してくれたり、サンプリング音楽論を語ってくれたり、映像における音楽・音楽における映像ということを語ってくれたり─かなり影響を受けたものです。

世の中にはこんなに面白くて、楽しい、そして美しい音が溢れている─大友良英の音楽の気持ちよさだ。だから不思議と心が癒やされた。街に住むことに慣れている人間にとって、自然の音よりも、人工の音の方が安心感を得られるのかもしれない。

明日から周囲の罵声も怒号も音楽として捉えることができれば、少しでも心に余裕が生まれるかもしれない。