きのうフレデリック・ワイズマンの「コメディ・フランセーズ」という長いドキュメンタリー映画を見てきました。その長さ223分。しかし、彼のドキュメンタリー映画でもっと長いものが存在します。「臨死」という映画で、長さ358分。二分・三分割できない、一本で見せなければならない理由があるのでしょうが、なるべく分けてほしいと思うのは、見るだけの分際で何を言うのか!とののしられるべきことなのでしょうか。
��時間ごときで音をはくな!
世の中にはもっと長い映画が存在するぞ!!
現代アートの巨人、アンディ・ウォーホルの作品
「エンパイア」
��964年のある日、午後8時2分から次の日の午前2時42分までの6時間40分、エンパイア・ステート・ビルを永延と撮影、それを8時間5分の作品に仕立て上げた。
485分
↓その一部映像です。
この調子で485分です。
自分の記憶ではもっと長い映画が劇場公開されていた気が…
「ショアー(SHOAH)」
��985年制作のフランス映画。ホロコーストを描いたドキュメンタリー。日本では1995年に上映されている。
503分
↓その一部映像です。
多少の演出など含まれているようで、完全な記録映画ではない。
なかなか興味をかき立てられる映像で、これならば9時間以上頑張ってみようかなと思ってしまう。演出というのは重要だ。
ではそろそろメインを─
「The Cure for Insomnia」
��987年のアメリカ映画。直訳すると「不眠治療」となるようだ。文字通り、不眠症の患者を治療するために制作された実験映画。
5220分
全て通して見ようとすると4日かかります。↓そのほんの一部
L.D. Groban という人の詩の朗読が流れ続け、合間にヘビーメタルのビデオ映像と成人向けのビデオ映像がインサートされるようです。興味は大いにありますが、見たくはありません。
そう言えば、マトリックスをオールナイトで見た記憶があります。マトリックス→リローデッド→アニマトリックス→レボリューションズ…だったかな、よく覚えていません。
長けりゃいいってもんじゃありません。
2008年3月14日金曜日
2008年3月13日木曜日
「コメディ・フランセーズ 演じられた愛」を見る
��月の中ごろから、フレデリック・ワイズマン映画祭がアテネ・フランセで開催されています。
過去に、ワイズマンの特集上映は小規模ながら至る所で開催されているのですが、興味を持ちつつ、実際に足を運んだことはありませんでした。
今回、時間がある限り見ようと気合を入れて、前売り3回券を事前に購入、開催初日に「法と秩序」という警察密着もののドキュメンタリーを見にいきました。81分、音楽も効果もない、カット編集だけの映像が淡々と流れ続けて、正直、途中寝てしまいました。映画がいけないのか、それとも自分自身が現代の映像手法に慣らされてしまったためなのか…。
��回券はすぐになくなってしまうだろうと思っていたのが、1回使用しただけで、いつのまにか開催最終週に突入してしまいました。一時上映禁止になっていた「チチカット・フォーリーズ」、358分の大作「臨死」など見ようとしていたのに─。
ちょっとこれはまずいぞ、とようやく思い立ち、今日上映していた「コメディ・フランセーズ」を見てきました。有名な作品でDVDにもなっていたのですけれど、劇場で見るのも悪くありません。
コメディ・フランセーズ 演じられた愛(1996) - goo 映画
やはり、音楽や効果が(フェードすら)なく、淡々としたカット編集─、しかし眠りませんでした。ただ、フィルムチェンジのための休憩が1回挟んだにもかかわらず、途中でトイレに立ってしまいました。受付の人がにらんでいたような気がするのですけど、仕方ないでしょ。
��23分、4時間近くの長さ。過去、劇場で見た映画で一番長いものは何だったか思い出してみると、「七人の侍」207分、「キングダム II 第3章/第4章」291分、この中間。しかし、体感的な長さは一番長かった─。ワンカットがワンカットが非常に長いために、全体的に長いと感じてしまうのでしょう。実際のコメディ・フランセーズの歴史は、1680年から始まっているのだから、長く感じることこそワイズマンが意図したことなのかもしれません。
長く感じたとはいえ、内容は決してつまらないものではありません。舞台の中の面白みと、舞台の外での面白みをうまく展開させて、非常に内容が濃いものでした。200分を超えるドキュメンタリー超大作と思って、眉間にしわを入れて見ようとしてはいけない作品だと思います。ワイズマンのドキュメンタリーには問題提起など何もないのかもしれません。人間社会の面白さを感じたままに捉え・再構築し、提示しているだけなのでしょう。それをどう感じるかは、見る人それぞれ違って構わない、提示されたものをどう捉えるかそれは見る側に委ねられているのでしょう。
ふと思うのは、人間社会の一部分を捉えたそのままの姿を、自由に楽しんでくれというのであれば、ドキュメンタリーなんてわざわざ見なくても、自分の生活、あるいは周りの社会や人々を眺めていればいいのでは─、ということなのですが、コメディ・フランセーズの内幕はなかなか見ることができないわけで、そこを素直な視点で捉えて・構築してくれているということ自体、ものすごく意味があることなのです。223分は確かに長すぎるとは思いますが、その中には興味深い話がたくさん詰め込まれていて、見る価値はあると思います。DVDでも構わないと思うので、頑張って見てください。
徹底的に客観的であろうとするフレデリック・ワイズマンの姿勢には頭が下がる思いですが、そのワイズマンの作品を客観的な気持ちで眺めれば眺めるほど、せめて音楽か何かほしいと思ってしまうのですが、逆に何か音楽をその映像に当てはめて想像してみると、やっぱり必要ないのかなと思ってしまうのもまた事実であり、結局は頑張って見るしかないのかなと思うのです。
さて、映画祭の回数券─あと1回残っています。それはだいぶ前から見ようと決めていたものに使用します。頑張ります!
過去に、ワイズマンの特集上映は小規模ながら至る所で開催されているのですが、興味を持ちつつ、実際に足を運んだことはありませんでした。
今回、時間がある限り見ようと気合を入れて、前売り3回券を事前に購入、開催初日に「法と秩序」という警察密着もののドキュメンタリーを見にいきました。81分、音楽も効果もない、カット編集だけの映像が淡々と流れ続けて、正直、途中寝てしまいました。映画がいけないのか、それとも自分自身が現代の映像手法に慣らされてしまったためなのか…。
��回券はすぐになくなってしまうだろうと思っていたのが、1回使用しただけで、いつのまにか開催最終週に突入してしまいました。一時上映禁止になっていた「チチカット・フォーリーズ」、358分の大作「臨死」など見ようとしていたのに─。
ちょっとこれはまずいぞ、とようやく思い立ち、今日上映していた「コメディ・フランセーズ」を見てきました。有名な作品でDVDにもなっていたのですけれど、劇場で見るのも悪くありません。
| コメディ・フランセーズ ~演じられた愛~ |
コメディ・フランセーズ 演じられた愛(1996) - goo 映画
やはり、音楽や効果が(フェードすら)なく、淡々としたカット編集─、しかし眠りませんでした。ただ、フィルムチェンジのための休憩が1回挟んだにもかかわらず、途中でトイレに立ってしまいました。受付の人がにらんでいたような気がするのですけど、仕方ないでしょ。
��23分、4時間近くの長さ。過去、劇場で見た映画で一番長いものは何だったか思い出してみると、「七人の侍」207分、「キングダム II 第3章/第4章」291分、この中間。しかし、体感的な長さは一番長かった─。ワンカットがワンカットが非常に長いために、全体的に長いと感じてしまうのでしょう。実際のコメディ・フランセーズの歴史は、1680年から始まっているのだから、長く感じることこそワイズマンが意図したことなのかもしれません。
長く感じたとはいえ、内容は決してつまらないものではありません。舞台の中の面白みと、舞台の外での面白みをうまく展開させて、非常に内容が濃いものでした。200分を超えるドキュメンタリー超大作と思って、眉間にしわを入れて見ようとしてはいけない作品だと思います。ワイズマンのドキュメンタリーには問題提起など何もないのかもしれません。人間社会の面白さを感じたままに捉え・再構築し、提示しているだけなのでしょう。それをどう感じるかは、見る人それぞれ違って構わない、提示されたものをどう捉えるかそれは見る側に委ねられているのでしょう。
ふと思うのは、人間社会の一部分を捉えたそのままの姿を、自由に楽しんでくれというのであれば、ドキュメンタリーなんてわざわざ見なくても、自分の生活、あるいは周りの社会や人々を眺めていればいいのでは─、ということなのですが、コメディ・フランセーズの内幕はなかなか見ることができないわけで、そこを素直な視点で捉えて・構築してくれているということ自体、ものすごく意味があることなのです。223分は確かに長すぎるとは思いますが、その中には興味深い話がたくさん詰め込まれていて、見る価値はあると思います。DVDでも構わないと思うので、頑張って見てください。
徹底的に客観的であろうとするフレデリック・ワイズマンの姿勢には頭が下がる思いですが、そのワイズマンの作品を客観的な気持ちで眺めれば眺めるほど、せめて音楽か何かほしいと思ってしまうのですが、逆に何か音楽をその映像に当てはめて想像してみると、やっぱり必要ないのかなと思ってしまうのもまた事実であり、結局は頑張って見るしかないのかなと思うのです。
さて、映画祭の回数券─あと1回残っています。それはだいぶ前から見ようと決めていたものに使用します。頑張ります!
2008年3月12日水曜日
Fool on the Hill
チック・コリア&上原ひろみ日本武道館公演のチケットが3月8日(土)に発売されて、即座に購入しました。何せ一日だけの共演なので、即日売り切れ必至と思ったのですが、いま現在まだまだ枚数に余裕があるようです。焦って損した気分ですが、それにしても、まだ残っているなんて、おかしい…。
年初に発売されたアルバム「デュエット」、良かったのになー。
アルバムに収録されている♪Fool on the Hill です。
素晴らしいです。
ブルーノート東京での演奏で、さすがに音もいい。
これが日本武道館で演奏されるとなると─…やや不安があります。
チック・コリア&上原ひろみ Concert 「デュエット」
年初に発売されたアルバム「デュエット」、良かったのになー。
アルバムに収録されている♪Fool on the Hill です。
素晴らしいです。
ブルーノート東京での演奏で、さすがに音もいい。
これが日本武道館で演奏されるとなると─…やや不安があります。
2008年3月11日火曜日
不屈のバンド デフ・レパード
デフ・レパードの新作が出るようです。
Songs from the Sparkle Lounge


��度の大きな不幸を克服しながら、いまだ頑張っています。
自分が最初にデフ・レパードに出会ったのが
��rdアルバム「炎のターゲット
」
��982年にリリース、当時、あの「スリラー」とともに売れに売れたアルバムです。デフ・レパードは、ヘビーメタルを代表するバンドとしてカテゴライズされることが多いですが、実際の音楽はロックとか、ポップスのようにさえ聴こえると個人的には思っています。メロディーはかなり個性的で、なぜか惹かれてしまいます。よく聴いたなー。
このアルバムで頂点を極めた彼らでしたが、突然、1つ目の悲劇が彼らを襲うのです。ドラムのリック・アレンが交通事故で片腕を失ってしまったのです。メンバーチャンジということも当然考えたことでしょうが、彼らが選んだ道は、特殊なドラムを使用してリックが片腕で演奏するということでした。1984年の事故当時、新作アルバムの制作は開始されていたのですが、事故もあって、その4thアルバム「ヒステリア
」が完成したのは1987年のことでした。
頂点を極めた感があった「炎のターゲット」よりもさらに売れたアルバムです。もともと、ゆっくりとしたテンポの曲が多かっただけに、特殊なドラムを使用していることなど全く分からず、前作と比較してもそのドラミングの変化など少しも感じることはありません。彼らの個性的な音楽を思う存分堪能でき、しかも、これが片腕でドラミングされているのかと思うとウルウルくるのでした。ドラムが大活躍する♪ロケット なんてステキだなー。
幸せ絶頂(?)の彼らでしたが、またしても悲劇が…2つ目の悲劇が彼らを襲いました。ギターのスティーブ・クラークが急死してしまうのです。またしても新作制作中の悲劇。このときばかりは、バンドの存続も不安視されたようですが、それを乗り越えて5rdアルバム「アドレナライズ
」
♪ヘヴン・イズなどのヒット曲とともに、このアルバムを大成功。完全にポップス色に染まってしまったようなこのアルバムは、あまり聴きいていません。そしてそれ以降のアルバムの聴かなくなってしまいました。
不幸なことと引き替えに、皮肉にも、成功を勝ち取っていったデフ・レパード。現在は、ホワイトスネイクなどで活躍したギタリスト、ヴィヴィアン・キャンベルをメンバーに加えて、大きな不幸もなく、バンド活動継続中。不幸がなければ成功がないのだろうか、「アドレナライズ」以降、目立った成功はないようです。大きな成功はないとはいえ、大きな不幸がないというこの現状、デフ・レパードにとって最高に幸せな時なのだといえるのかもしれません。
久々にデフ・レパードでも聴いてみようか─
Songs from the Sparkle Lounge
��度の大きな不幸を克服しながら、いまだ頑張っています。
自分が最初にデフ・レパードに出会ったのが
��rdアルバム「炎のターゲット
| Pyromania |
��982年にリリース、当時、あの「スリラー」とともに売れに売れたアルバムです。デフ・レパードは、ヘビーメタルを代表するバンドとしてカテゴライズされることが多いですが、実際の音楽はロックとか、ポップスのようにさえ聴こえると個人的には思っています。メロディーはかなり個性的で、なぜか惹かれてしまいます。よく聴いたなー。
このアルバムで頂点を極めた彼らでしたが、突然、1つ目の悲劇が彼らを襲うのです。ドラムのリック・アレンが交通事故で片腕を失ってしまったのです。メンバーチャンジということも当然考えたことでしょうが、彼らが選んだ道は、特殊なドラムを使用してリックが片腕で演奏するということでした。1984年の事故当時、新作アルバムの制作は開始されていたのですが、事故もあって、その4thアルバム「ヒステリア
| Hysteria |
頂点を極めた感があった「炎のターゲット」よりもさらに売れたアルバムです。もともと、ゆっくりとしたテンポの曲が多かっただけに、特殊なドラムを使用していることなど全く分からず、前作と比較してもそのドラミングの変化など少しも感じることはありません。彼らの個性的な音楽を思う存分堪能でき、しかも、これが片腕でドラミングされているのかと思うとウルウルくるのでした。ドラムが大活躍する♪ロケット なんてステキだなー。
幸せ絶頂(?)の彼らでしたが、またしても悲劇が…2つ目の悲劇が彼らを襲いました。ギターのスティーブ・クラークが急死してしまうのです。またしても新作制作中の悲劇。このときばかりは、バンドの存続も不安視されたようですが、それを乗り越えて5rdアルバム「アドレナライズ
| Adrenalize |
♪ヘヴン・イズなどのヒット曲とともに、このアルバムを大成功。完全にポップス色に染まってしまったようなこのアルバムは、あまり聴きいていません。そしてそれ以降のアルバムの聴かなくなってしまいました。
不幸なことと引き替えに、皮肉にも、成功を勝ち取っていったデフ・レパード。現在は、ホワイトスネイクなどで活躍したギタリスト、ヴィヴィアン・キャンベルをメンバーに加えて、大きな不幸もなく、バンド活動継続中。不幸がなければ成功がないのだろうか、「アドレナライズ」以降、目立った成功はないようです。大きな成功はないとはいえ、大きな不幸がないというこの現状、デフ・レパードにとって最高に幸せな時なのだといえるのかもしれません。
久々にデフ・レパードでも聴いてみようか─
2008年3月9日日曜日
山下洋輔 燃える
アバンギャルドなピアニスト・山下洋輔
再び炎上ピアノで演奏したそうです。
前回は1973年
話にしか聴いたことはありません。
映像と演奏を初めて見ました。
すごい頑張ってます。
情熱、というよりも
恐怖とか緊張というものしか感じません。
さて、今回は─
写真を見る限り
前回の反省なのか、かなりの防火対策をしているようです。
今のところ、動画や音を知ることはできませんが
中日新聞の記事を読んだだけでも、かなり楽しめました。
この大いなる行為を見た人は約450人…
たったそれだけ。
演奏場となった石川県志賀町の海岸を
埋め尽くすぐらいの人がいてもいいじゃないか
と思っている自分も、演奏後に炎上ピアノ再演の情報を得て
たとえ事前にその情報を得たとしても
石川県の海岸へは赴かなかったなー
と思ってしまうのです。
お疲れさま!山下洋輔さん
これからも頑張ってください!
再び炎上ピアノで演奏したそうです。
防火服で炎上ピアノ演奏 山下洋輔さん、海岸で熱演
��中日新聞)
前回は1973年
話にしか聴いたことはありません。
映像と演奏を初めて見ました。
Burning Piano 1973 ( brief synopsis )
Director: Kiyoshi Awazu
すごい頑張ってます。
情熱、というよりも
恐怖とか緊張というものしか感じません。
さて、今回は─
写真を見る限り
前回の反省なのか、かなりの防火対策をしているようです。
今のところ、動画や音を知ることはできませんが
中日新聞の記事を読んだだけでも、かなり楽しめました。
この大いなる行為を見た人は約450人…
たったそれだけ。
演奏場となった石川県志賀町の海岸を
埋め尽くすぐらいの人がいてもいいじゃないか
と思っている自分も、演奏後に炎上ピアノ再演の情報を得て
たとえ事前にその情報を得たとしても
石川県の海岸へは赴かなかったなー
と思ってしまうのです。
お疲れさま!山下洋輔さん
これからも頑張ってください!
Exercises in Futility
「Exercises in Futility
」マーク・リボー


1. Etude #1 five gestures
2. Etude #2 morton 1
3. Etude #3 elvis
4. Etude #4 bombasto
5. Etude #5 lame
6. Etude #6 cowboy
7. Etude #7 ballad
8. Etude #8 groove?
9. Etude #9 morton 2
10. Etude #10 min
11. Etude #11 ascending
12. Etude #12 mirror
13. Etude #13 wank
14. Etude #14 event on 10th avenue
15. The Joy of Repetition
エチュードと名付けられた作品群
やばいです。すごいです。そして、笑ってしまいます。
ジャケットに写っているマーク・リボーの姿が
今は亡きデレク・ベイリーに見えてきそうな音の塊です。
ベイリーと比べると、かなり柔軟でユーモアがあり
メロディーもある程度明確であるために
眉間にしわをよせることなく
にんまりしながら聴くことができました。
電車の中で、このアルバムを聴いていた自分は
絶対ほくそ笑んでいたに違いありません。
普通ではない音楽群なので
誰にでもおすすめすることはできませんけれど
世の中にはびこっている音楽に飽き飽きしている
という人には最適ではないでしょうか。
これを聴きつつ
「Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos」も聴くと
マークは決してふざけて
「Exercises in Futility」をレコーディングしているのではない
ということがよく理解できると思います。
1. Etude #1 five gestures
2. Etude #2 morton 1
3. Etude #3 elvis
4. Etude #4 bombasto
5. Etude #5 lame
6. Etude #6 cowboy
7. Etude #7 ballad
8. Etude #8 groove?
9. Etude #9 morton 2
10. Etude #10 min
11. Etude #11 ascending
12. Etude #12 mirror
13. Etude #13 wank
14. Etude #14 event on 10th avenue
15. The Joy of Repetition
エチュードと名付けられた作品群
やばいです。すごいです。そして、笑ってしまいます。
ジャケットに写っているマーク・リボーの姿が
今は亡きデレク・ベイリーに見えてきそうな音の塊です。
ベイリーと比べると、かなり柔軟でユーモアがあり
メロディーもある程度明確であるために
眉間にしわをよせることなく
にんまりしながら聴くことができました。
電車の中で、このアルバムを聴いていた自分は
絶対ほくそ笑んでいたに違いありません。
普通ではない音楽群なので
誰にでもおすすめすることはできませんけれど
世の中にはびこっている音楽に飽き飽きしている
という人には最適ではないでしょうか。
これを聴きつつ
「Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos」も聴くと
マークは決してふざけて
「Exercises in Futility」をレコーディングしているのではない
ということがよく理解できると思います。
2008年3月7日金曜日
デュエット Duet
「Duet
」チック・コリア&上原ひろみ


2007年9月24-26日 ブルーノート東京にて
素晴らしい演奏と音でした。
チック・コリアの名声と実力は、彼の音楽に精通していなくてもよく知っているのですけれど、上原ひろみに関しては全く無知であり、それ故に彼女の演奏と楽曲の素晴らしさには驚きを隠せませんでした。
正直、スタンダードナンバーを期待して聴こうと思ったアルバムでしたが、上原ひろみの作品こそが最も素晴らしく、感動してしまいました。
バークレー音楽院を首席で卒業、クラシック・ロック・ジャズなどあらゆる音楽的要素を併せもったその実力のすべてを垣間見ることができました。今さらながら、上原ひろみに注目です。
もちろん、フール・オン・ザ・ヒルやサマータイムも素晴らしいアレンジと演奏です。そして、ラストのスペイン─この曲はピアノ2台で弾くのが一番ではないかと思ってしまうほどに、見事なデュエットでした。
インプロヴィゼーションが非常に多いアルバムで、特にハンプティ・ダンプティなどは、インプロの応酬です。しかし、不思議と2人の演奏が調和し、本当に音で会話しているような印象を持ってしまいました。音楽を極めると、音で意思疎通ができるかもしれません。そして、極めた者同士だけの会話で終わることなく、それを聴いている凡人にすら、彼らが何を語っているのか理解できるかもしれない、そんな期待を抱いてしまいました。
さて、このデュエット
��月に日本武道館ワン・デイ・ライブをするようです。
Chick and Hiromi live in Budokan "Duet"
ぜひ生で見たいものです。
| CD1 1.ヴェリー・アーリー (ビル・エヴァンス) 2.ハウ・インセンシティヴ (A.C.・シ゛ョヒ゛ン他) 3.デジャヴ (上原ひろみ) 4.フール・オン・ザ・ヒル (レノン/マッカートニー) 5.ハンプティ・ダンプティ (チック・コリア) 6. ボリヴァー・ブルース (セロニアス・モンク) | CD2 1.ウィンドウズ (チック・コリア) 2.古城、川のほとり、深い森の中 (上原ひろみ) 3.サマータイム (G.&I.ガーシュウィン他) 4.PLACE TO BE (上原ひろみ) 5.ドーモ(チルドレンズ・ソング #12) (チック・コリア) 6. スペイン (チック・コリア) |
素晴らしい演奏と音でした。
チック・コリアの名声と実力は、彼の音楽に精通していなくてもよく知っているのですけれど、上原ひろみに関しては全く無知であり、それ故に彼女の演奏と楽曲の素晴らしさには驚きを隠せませんでした。
正直、スタンダードナンバーを期待して聴こうと思ったアルバムでしたが、上原ひろみの作品こそが最も素晴らしく、感動してしまいました。
バークレー音楽院を首席で卒業、クラシック・ロック・ジャズなどあらゆる音楽的要素を併せもったその実力のすべてを垣間見ることができました。今さらながら、上原ひろみに注目です。
もちろん、フール・オン・ザ・ヒルやサマータイムも素晴らしいアレンジと演奏です。そして、ラストのスペイン─この曲はピアノ2台で弾くのが一番ではないかと思ってしまうほどに、見事なデュエットでした。
インプロヴィゼーションが非常に多いアルバムで、特にハンプティ・ダンプティなどは、インプロの応酬です。しかし、不思議と2人の演奏が調和し、本当に音で会話しているような印象を持ってしまいました。音楽を極めると、音で意思疎通ができるかもしれません。そして、極めた者同士だけの会話で終わることなく、それを聴いている凡人にすら、彼らが何を語っているのか理解できるかもしれない、そんな期待を抱いてしまいました。
さて、このデュエット
��月に日本武道館ワン・デイ・ライブをするようです。
Chick and Hiromi live in Budokan "Duet"
ぜひ生で見たいものです。
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