2007年2月21日水曜日

浜辺のアインシュタイン Einstein on the Beach

ミニマルミュージックを代表するフィリップ・グラス。
オペラ「浜辺のアインシュタイン」(1976)で脚光を浴びる。

Einstein on the Beach
この一文だけで様々なイメージが浮かんでくる。



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その内容は非常にシンプル。まさにミニマル、ループのオンパレード。
しかし、僕が買った上のCD─4枚のディスクが入っていた。
シンプルなループがずーっと繰り返すような音楽だらけ。
非常に気持ちよくもあり、非常に忍耐も必要とする。

誇りまみれ・コーヒーまみれのCDラジカセでこのCDを聴いた時、音がとんでいるように聴こえて、ポンコツのラジカセの仕業なのか、巨匠の意図なのか区別できなかった。
そして、これほど長くてループばっかりだと、全く集中して聴くことができなかった。常に何かをしながら聴いていて、ふと気がつくと気持ちのいい音楽が流れている、そんな状態で「浜辺のアインシュタイン」を楽しんだ。
フィリップ・グラスが映画音楽へ傾倒していったことも、なんとなく理解できる。

このオペラは舞台など生で演奏されたことがあるのだろうか?
もし、すべて上演することがあればぜひ見たいものだが、恐らく、非常に過酷であるだろう。

2007年2月20日火曜日

メレディス・モンク Meredith Monk

現代音楽において女性ボーカルとして活躍しているのは、今のところ、メレディス・モンクしかいないといっていいのではないだろうか。“声”で音楽を追究し続けている、本当のアーティスト─時に実験的で、時に癒され、時に笑ってしまう─このオリジナリティーはどこにも存在しないだろう。

音楽活動以外にも舞台、振り付け、映画監督など様々な場で活躍しているので色々説明したくなるところではあるが、まずは音楽を聴いてみてそこから別のモンクを追究していけばいいのではないだろうか。


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真ん中のジャケットは自身が監督した映画のサントラ。

Meredith Monk (メレディス・モンク) - goo 映画




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ピーター・グリーナウェイが監督をした
モンクのドキュメンタリー映画もある。

フィリップ・グラスもドキュメントしているので
必見かもしれない。

サン・ラ Sun Ra

土星からやって来た、サン・ラ。(本人がそう言っているらしい)
その音楽は多種多様。
分からないから色々調べてみたり、聴いて学びたくなってしまうが、それは無駄であろう。その音楽はあまりにも無秩序であり、サン・ラを知る上でこれを聴かなければならないというのは皆無だからだ。
そうは言っても、こんなにも面白い音楽を放っておいてはもったいない。ぜひとも思いっきり楽しみたいものだ。しかし、どれを聴くべきかなど悩んではいけない。くどいが、その音楽は無秩序なのだから、こちらも無秩序に楽しめばいいのだ。
そこにあるサン・ラをちらりと覗いて、気に入らなければやめればいいし、気に入ったのならば、それ自体を楽しめばいいだけなのだ。

Sun Ra - Space Is The Place(1974)
directed byJohn Coney



Sun Ra 1981 Chicago


Sun Ra Arkestra - Retrospect (1990)

2007年2月19日月曜日

Winter Wonderland

ゆったりとした休日
「Windham Hill Holiday Colleciton」
というアルバムを聴いている。
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1. Angels We Have Heard On High - Steve Erquiaga
2. Winter Wonderlnad - Tuck Andress
3. The Holly And The Ivy - Alex De Grassi
4. Emmanuel - Will Ackerman
5. The Christmas Song - Steve Erquiaga
6. It Came Upon A Midnight Clear - Tuck Andress
7. Christmas Time Is Here - Sean Harkness
8. The First Noel - W.G. Snuffy Walden
9. God Rest You, Merry Gentlemen - Steve Erquiaga
10. Christ The Apple Tree/Once In Royal David's City - Alex De Grassi
11. Carol Of The Bells - Steve Morse
12. Santa Claus Is Comin' To Town - Tuck Andress
13. Greensleeves - Steve Erquiaga
14. O Little Town Of Bethlehem - Tuck Andress
15. What Strangers Are These - Will Ackerman



ウィンダム・ヒルのギタリストたちが集ったオムニバスアルバム。
どれも素晴らしい曲、演奏ばかりだが、とくにタック・アンドレスの演奏はずば抜けて素晴らしい。
クリスマスの定番の曲というのは、12月24日・25日以外に聴くとかなり違和感を覚えるものだが、タックの♪Winter Wonderlandはいつ聴いても静かに心が躍ってしまう。セミアコでの一人アンサンブルも堪能できて、そして驚かされる。
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このアルバムに含まれているタックの曲は
「Hymns, Carols and Songs About Snow」
というソロアルバムからの抜粋。
クリスマスまではほど遠いけれど
クリスマスにおすすめのアルバム。
すべてギター1本で弾いています。
その信じられない演奏を、ぜひ─。

タックはもともと、タック&ペティーというデュオグループで活動しているミュージシャン。女性ボーカルとは思えない力強いペティーの歌声とタックの超絶技巧ギターとのハーモニーもまた、素晴らしい。

2007年2月17日土曜日

月に吠える

オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)という人は、見た目も行動も非常に下品ではありますが、その歌声は意外と美しい。バンドの歴代ギタリストも、ランディー・ローズ、ジェイク・E・リー、ザック・ワイルドなど素晴らしい人ばかりで、歌声と共にメロディアスなサウンドを作り上げている。とくにランディー・ローズは若くしてこの世を去ったためか、伝説となり、オジー・オズボーン史上最高のギタリストだと評価されている。メロディー、テクニックともに最高だろう。

個人的にはジェイク・E・リー在籍時のオジー・オズボーンが気に入っている。聴いていて非常に面白い。ジェイクのギターが一番オジーの外見にぴったりではないだろうか。また、日系人ギタリストだということも親しみを感じる要因だ。
ジェイクがギターを弾いているアルバム「BARK AT THE MOON」(1983)と「THE ULTIMATE SIN」(1986)にはそれぞれ「月に吠える」、「罪と罰」と、ひどく文学的な邦題がつけられている。それは絶対ジェイク効果であろう。
ジェイク効果はシングルにも及んでいて、アルバム「罪と罰」のヒットシングル♪Shot in the darkには“暗闇にドッキリ”というありえない邦題がつけられていたり、アルバム「月に吠える」の1曲目♪Bark at the moonでは“バカダモン”という素晴らしい空耳を生み出している。

画像1. 月に吠える
2. ユア・ノー・ディファレント
3. ナウ・ユー・シー・イット
4. 反逆のロックン・ロール
5. センター・オヴ・イターニティ
6. ソー・タイアード
7. スロー・ダウン
8. 暗闇の帝王
9. スパイダーズ
10. ワン・アップ・ザ・“B”サイド


画像1. 罪と罰
2. シークレット・ルーザー
3. ネヴァー・ノウ・ホワイ
4. サンク・ゴッド
5. ネヴァー
6. ライトニング・ストライクス
7. キラー・オブ・ジャイアンツ
8. フール・ライク・ユー
9. 暗闇にドッキリ

これ以降のアルバム「NO REST FOR THE WICKED」(1988)と「NO MORE TEARS」(1991)も、ザック・ワイルドがオジーにピッタリのギタープレイをしているが、日本語的ユーモアが消えてしまって、いまいち笑えない。ザック・ワイルドがかっこよすぎるんでしょうねぇ。
生きたコウモリやハトの首を食いちぎってしまうようなオジーには、やっぱりジェイクのギタープレイが合っていると思うのだが……。

2007年2月16日金曜日

Virtuoso

ジョー・パス(Joe Pass)の音楽はほとんど聴いたことがないが、アルバム「ヴァチュオーゾ」だけは何度も繰り返し聴いた。
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1. ナイト・アンド・デイ
2. ステラ・バイ・スターライト
3. ヒアズ・ザット・レイニー・デイ
4. マイ・オールド・フレイム
5. ハウ・ハイ・ザ・ムーン
6. チェロキー
7. スウィート・ロレイン
8. ジョーンズ嬢に会ったかい?
9. ラウンド・ミッドナイト
10. オール・ザ・シングス・ユー・アー
11. ブルース・フォー・アメリカン
12. ソング・イズ・ユー

ヴィルトゥオーゾといえば19世紀のバイオリニスト:パガニーニ。
アルバムに“Virtuoso”と銘打っているわけだから、よほどの超絶技巧だと思い聴いてみたのだが、それほどすごくない...というのが第一印象。なんで「ヴァチュオーゾ」なのか何度も繰り返しているうちに、はまったアルバム。

セミアコーステックギターにゴムチューブを巻きつけて、アンプを通さずに生音で録音した「ヴァチュオーゾ」。その音色はきわめて美しい。
��つ1つの楽曲にはかなりのインプロヴィゼーションが含まれていて、一定のリズムというものはほとんど存在しない。最初に聴いて戸惑ってしまうのも、それが原因。
しかし、ジョー・パスが奏でるオシャレな音色に気がつくと、コーヒーやティータイムで常に流したくなるアルバムになることだろう。




Brothers in Arms

ダイアー・ストレイツ(Dire Straits)のアルバム「ブラザーズ・イン・アームズ」は世界的大ヒット記録して、1985年の第28回グラミー賞では♪マネー・フォー・ナッシングがレコード・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた。
Brothers in Arms
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We are the world


しかしその年のレコード・オブ・ザ・イヤーはUSA・フォー・アフリカの♪ウィ・アー・ザ・ワールド。♪マネー・フォー・ナッシングはベスト・ロック・パフォーマンスを受賞するが、ダイアー・ストレイツは授賞式を欠席している。ダイアー・ストレイツがグラミーを受賞しているのは、唯一これだけだ。画像
その年のアルバム・オブ・ザ・イヤーは
フィル・コリンズ(Phil Collins)の
「フィル・コリンズⅢ(No Jacket Required)」

No Jacket Required_






嗚呼、悲運のアルバム「ブラザーズ・イン・アームス」─
マーク・ノップラーのギターが泣いている。