最高のライブを目撃した。
Tom's Cabin 新・聴かずに死ねるか!シリーズ
Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos
<マーク・リーボウと偽キューバ人たち> /
GUEST: SAKEROCK
公演日 | 2011/08/04(木) |
会場名 | 渋谷CLUB QUATTRO |
開場 / 開演 | 19:00 / 20:00 |
前売り / 当日 | ¥6,500 / ¥7,000 |
ドリンク | D別 |
<来日メンバー>
Marc Ribot - guitar, vo
Anthony Coleman - keys
Brad Jones -bass
EJ Rodriguez - Percussion
Horacio "El Negro" Hernandez - drums
想像以上の観衆。立ち見も含めて、まさにぎゅうぎゅうと言うにふさわしいくらいの人。ドリンクを注文するのも嫌になるくらいの行列。あの状態で当日券を売ろうとしていたことすら信じられない。目の前の邪魔なデカイ柱と人が横で飲むビールを不快に見つめながら、サケロックとかいうバンドの演奏を聴く。
SAKEROCKという日本のバンドを初めて知った。トロンボーンをリードにしたカルテット的バンド。スカの香りもした。なかなか良い演奏だと思いつつも、初めて目にするバンドでありながら、目の前の柱のせいで、ベースとトロンボーンの姿しか目にすることができず、無念。
複雑な思いで聴き見していた前座は、時間的にも程よく終了。いよいよ偽キューバ人らの登場。
ベースのブラッド・ジョーンズは父親が危篤とかで来日せず、代わりのベースは・・・、長い名前で記憶することかなわず、とにかく、マーク・リボーが柱の陰に隠れず、まさに目の前、椅子に座りながらギターを弾きだしたことに胸をなでおろす。
出だしからマークのギターが凄まじい音を鳴らす。超テキトーに聴こえつつも、オルガンと見事にユニゾンするわ、決めの箇所では全員がビタっと揃うわで、マジックというのか、これぞ芸術的とでもいうのか、見事な演奏。マークの奏でるフレーズも、独創的で、それでいてものすごく聴き心地がよいために、自然と観衆がうねりだす。
間断なく続く物凄い演奏に、ぎゅうぎゅうでありながらもそこらで踊りだす輩も─、踊らずとも誰しもが皆、同じ気持ちだったことは間違いない。それほど彼らの演奏を会場中が堪能したはず。この演奏ならば、この会場の人の数も納得。それにしても、この演奏は想像以上だった。アルバムでは味わうことができない激しさと同時に、アルバムと同じ音源も披露するその技量の高さ、まさに究めたアーティストであった。
次も必ず行くべしと記録して、終。
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