ドキュメンタリー映画の父、ロバート・フラハティの代表作「アラン」。制作された1934年当時、この映画はサイレントだった。現代において、DVDやウェブ上で「アラン」を見ると当然のように音が付随しているが、それら音楽や台詞はオリジナルではないわけだ。しかしながら、それら後付である装飾の効果は、思いのほか絶大であったりする。
じっと見ていると、どんどん引き込まれていく。ふと思うのは、その音楽によって引っ張り込まれているということ。確かに映像自体の迫力はある。しかしそれをいっそう高めているのが、誰が付けたか分からないが、付随されている音楽なのだろう。
さて、今ここで自分は巨匠の名画を記そうとしているのではなく、それに関連する気になる音楽を発見したために記録する。
Man Of Aran / BRITISH SEA POWER
「ロバート・フラハティが1934年に制作した映画 “Man Of Aran”という映画のサウンド・トラック」という解説があり、反射的に反応してしまった次第。
ブリティッシュ・シー・パワーなるバンドは、初耳だが、どういった方々か─調べるに、英国方面のインディーズバンドで、ギター・ポップ、インディー・ロック、パンク等々のラベルが貼られている。
スタジオ録音アルバムとしては4枚目となる今回の作品は、今までとは異色であるようだ。しかしながら、ほかのアルバムの音色も何となく想像できる気が…聴かずして判断するのは危険だろう。とにかくも、この「アラン」のサントラをじっくり聴いてみたい。
彼らが所属するレーベル、Rough Trade Recordsがプロモート用だと思われる「アラン」+ブリティッシュ・シー・パワーの映像をYouTube上にアップロードしている。格好いい映像だと思うと同時に、格好いいと思ったのは音楽に対してなのだろうかとも思ってしまう。それにしても、この映像は再編集されているのだろうけれど─、さて、もとの映像はどうだったか…記憶がない。また改めてオリジナルの「アラン」を見なければなるまい。
オリジナルとこのサントラを比べるのもよいが、やはり、再構成されたブリティッシュ・シー・パワー版「アラン」をすべて見たいものだ。彼らはすでに映像とともにライブをしてしまっているということ。その映像もアップロードされていた。
2008年6月19日付である。どうやら今回のアルバムは、ライブで行っていたものの集大成のようだ。映像つきのライブをぜひ見たいと思ったのは淡い期待だった。もっとも、爆発的なセールスを記録すれば来日もあるかもしれないが、難しいだろう。
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