ビル・フリゼールを中心とした、オクテットの音遊び。
��種類以上の音が交錯していながら、そのメロディーは非常に軽やかで、もしかしたら薄っぺらなものに感じてしまうかもしれない。しかし、その軽やかさが不思議と音遊びの魅力を高めているような気がする。
��つ1つの楽曲は軽いが、アルバムはCD2枚組と、かなりの重み。その内容は─
アーティスト/コミック原作者Jim Woodring との70 分間に渡るマルチメディア作品『Mysterio Sympatice』のために制作された楽曲。"Stories From The Heart of the Land"という2007年にNational Public Radioのために作られた6回シリーズのラジオ番組のために作曲した楽曲。3曲のカバー曲(Theolonius Monk、Sam Cooke、Boubacar Traore)─というのも。Jim Woodring なる人物は何者か…。
不思議なテーストのイラストを描いているようだ。どこかで見たようなこのテースト…
Gone, Just Like a Train
過去にビル・フリゼールのジャケも描いていた。
さて、話を History, Mystery に戻す
Jim Woodring のイラストを見ながら聴くと、なかなか雰囲気が合っていて、思わず笑ってしまう。今回のアルバムも彼の絵を採用すれば良かったのでは─。
アルバムに収められている曲のほとんどがサウンドトラックのような、バックグラウンド・ミュージックであり、何かをしながら聴くのに最適だろう。
映画のための音楽も結構手がけているビル・フリゼール。得意分野なのかもしれない。このアルバムは、今年の第51回グラミー賞、ベスト・ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム、ノミネート。しっかり評価も得ているようだ。
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