第25回<東京の夏>音楽祭2009
The 25 th Tokyo Summer Festival 2009
日本の声・日本の音
Voices and Sounds of Japan
今年で最後の<東京の夏>音楽祭が開幕
オープニング・コンサート
東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル
��曲目}
石井眞木:聲明交響 II(オーケストラ・アンサンブル金沢ver.)
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
��出演}
井上道義(指揮)
オーケストラ・アンサンブル金沢
東京楽所(雅楽/舞楽)
天台聲明音律研究会(聲明)
��階からの観賞、観客まばら、自分の両隣ともに空席、かなりゆったりと楽しむことができた。そのせいか、最初の聲明で睡魔が襲う。
マス状に設えられた舞台、奥にはひな壇、聲明演者がゆっくりと移動しながらその舞台で唱え、客席から見て右側には雅楽・左側にはオーケストラという布陣、不思議な空間に目が奪われるものの、目をつむるとどうしても意識が飛んでしまう。
聲明の癒やしの音とともに夢の中を歩んでいると、そこへ突然、オーケストラの爆音が鳴り響き、そこでやっと我を取り戻す。いつの間にか、升の中では舞が行われたりする。夢と現実とが錯誤しながら、捉え所ないままに演奏が終了。
それにしても、このホールはよく音が響き渡る─
オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏は安定していて、非常にパワフルで、交響曲第7番は安心して観賞することが出来た。決して人数は多くないオーケストラであるものの、非常に強力は音が繰り広げられて、夢をさまようことなく、しっかりと現実を見据えたまま、カーテンコールを送る。アンコールは、ホールの名にふさわしく、武満徹でオープニング・アクトが終わった。
ここから1ヵ月、<東京の音>音楽祭が始まる。
「宇宙の音を創造した男」「日本の電子音楽」
この2つの公演が気になるところ。時間が許せば、足を運んでみようか・・・
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