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2011年11月25日金曜日

TDKオーケストラコンサート2011

2011年11月24日(木)
サントリーホール 大ホール

指揮:サイモン・ラトル
マーラー: 交響曲第9番
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

開場18:30 開演19:00
S40,000
A35,000
B31,000
C26,000
D21,000
E16,000

 

 

アークヒルズもクリスマスムード

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オークションで強引に手に入れた公演

S席1階16列38番

4万プラスアルファー

必然的に気がはやる

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開場まで10分ある

開場前に着いた記憶がない

散策して時間をつぶす

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えらく長い10分間

甲高く鳴り響くオルゴールの音

開場の知らせ

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着席の第一印象、結構近い

ステージ向かって右側の位置

ちょうどコントラバス隊が賢明に練習

それが正面によく見える位置

 

拍手と同時に楽団の面々が入場。最後にコンサートマスター・樫本大進、拍手の音も最高潮、指揮者のラトルよりも大きいと感じたほど。

第1楽章が静かに鳴り出す。複雑に入り組んだ音がめまぐるしく展開、音の波に体が大きく揺さぶられる。30分にもわたる長大な演奏、披露は相当なものだろう、聴いているこちらまでなぜか大いなる疲れを感じてしまった。それにしても何という荒波を作り出すのか、この楽団は!

第2楽章、ようやく肩の力が抜ける。しかし、そう易々と楽をさせじと敢えて力を込めた演奏を展開。2011アジアツアー最終日、気合というかゲルマン魂を感じる。もっとも、コンマスは日本人で、指揮者はサーの称号を持った英国人であるけれど。

第3楽章でまたまた力む。音の絡み合いが頂点を極め、なんでこれほど複雑怪奇な演奏が一つにまとまっているのか不思議なくらい。ラトルの一挙手一投足に見事に音がついてく。まるで、ラトル自身が魔法を使って音を出しているかのようだ。第1、第2と一拍おいて次の楽章へと進んでいたが、この第3から第4へは続けざまに展開していく。この楽章こそが第4楽章の布石であると言わんばかり。

第4楽章、文句のつけようがないくらいに泣けた。このメロディーを聴くために長きにわたって修業してきたようなもの。第1楽章からの修業ではなく、第1番からの修業、もっと大げさに言えば、生まれてこのかた、この楽章で泣くために修業してきたと言ってもいいような─それほどまでに感動的な演奏。ともに耐えに耐え、疲れ切った波音に包まれながら、最後には死に絶えるように終演していく─そして残ったのは真っ白なサー・サイモン・ラトルであった。

なるほどベルリンフィルの指揮者のカリスマ性

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帰りは徒歩で余韻を楽しむ

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2011年7月21日木曜日

ベルリン・フィル来日するということで・・・

11月22日、23日、24日の3日間、サイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が来日公演をする。マーラー没後100年ということで、マーラー交響曲第9番を演目の一つとして選んでいる。その選択に大いに惹かれて、かなり値の張るチケットでも行く価値ありと、手に入れるべく先行抽選販売などに応募して努力してみたものの、落選、そして一般販売においても、その一瞬の完売劇に敢え無く撃沈。今後は、頭にくるオークションでも眺めることになるだろう。

ベルリン・フィルは3月にいち早く東日本大震災のための追悼コンサートを行っていたはず。この来日も追悼色を帯びることは間違いないだろう。しかし、いくらベルリンや東京など離れた場所で追悼追悼と銘打っても仕方あるまい、と不謹慎な思いが日に日に増してくる。福島原発や三陸海岸でという暴挙などはさすがに思わないまでも、せめて東北の地においてチャリティー何某を開催しろと思うのは至極当然のことだと思うのだが─。

数日前のニュースで、岩手・宮城・福島3県のホール93カ所のうち、4割に当たる39カ所が震災の影響で再開できていないという記事を目にした。実行する場もないのである。専用ホールがなくてもどうにかして強行する価値はあると思うのだが─。

クラシック音楽のマネジメント会社カジモトがスイスのルツェルン・フェスティバルと協力して、「ARK NOVA - A Tribute to Higashi Nihon ~東日本への贈りもの~」と題した、被災地における文化復興支援プロジェクトを立ち上げた。カジモトによると、移動式テントをホールとして活用しながら国内外のアーティストの生演奏を提供していくという。原発事故さえなかったら、こういった流れはもっと早くもっと盛んに行われていたことだろう。そう思いながら、果たして本当に国内の原発を全廃していいものだろうかと思う矛盾した自分がいる。今のこの現状を目の当たりにしても、完全に原子力発電というものを否定できない愚かしさ。

11月となると、工程表のステップ2も終わりに近づいているころか。キャンセルが相次いだあのころのようなことが二度とないよう、ただただ祈るばかり。ベルリン・フィルが少しでも安心して来日できるように願いつつ、頭に血を登らせながら、ニュースとオークションとに目を光らせてみますかな。


2009年1月3日土曜日

ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて

2008年のベルリン・フィル・ジルベスターコンサートをテレビで見て、年明けすぐに、ベルリン・フィルが2005年に行ったアジアツアーの様子を記録したドキュメンタリー映画を見にいった。

ベルリン・フィル創立125周年記念
ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて


北京・ソウル・上海・香港・台北・東京、アジア各都市を転々とまわる楽団の舞台裏を、インタビューを中心に記録された映画。当時、東京ではどのような演目だったのか調べてみると、以下のようなものだった。
■開催日・会場 ※開場/開演時間は未定
2005年11月20日(日) NHKホール
2005年11月21日(月) サントリーホール

■プログラム
��2005年11月20 日(日) NHKホール>
ベルリオーズ:序曲「海賊」
ラヴェル:バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

��2005年11月21日(月) サントリーホール>
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
アデス:アサイラ
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 作品40

※参考までに、S席:3万2000円だったとか

映画では、ベートーベン交響曲第3番、リヒャルト・シュトラウス「英雄の生涯」、アデス「アサイラ」の演奏風景を見ることができた。「英雄の生涯」演奏の模様は、テレビで放映されていた。
Ein Heldenleben - Rattle, Berlin 1

Ein Heldenleben - Rattle, Berlin 2

Ein Heldenleben - Rattle, Berlin 3

Ein Heldenleben - Rattle, Berlin 4

Ein Heldenleben - Rattle, Berlin 5


映画の中のたくさんのインタビューは、抽象的なことばかりで、言葉として映像の中に入れ込む意味合いをいまいちつかめなかったが、最高峰と呼ばれている楽団で演奏している本音を吐露している場面もあり、大いにひきつけられた。
一番印象に残ったのは、台北公演の部分。公演終了後、外へ出た指揮者のラトルと楽団員は、何万、十何万ともとれる台北市民の拍手喝采で出迎えられていた。どこかの広場に人々がぎっしりとひしめき合っていて、楽団員のみならず、映像というフィルターをとおして見ているこちらも鳥肌が立ってしまった。日本ではあり得ない。事実、台北の次の章、東京公演の部分は、“静寂”というテーマのもと映像が構築されていて、この国がものすごく冷ややかなものに思えた。
2005年の台北公演では、演奏の模様を会場となった中正紀念堂の中央広場の特設モニターで生で無料に流されたようだ。その結果、あの盛り上がりだったらしい。東京でもこんな素晴らしいサービスがあったらどんなに良かったか…。


去年もベルリン・フィルは来日していた。

■プログラム詳細■

《プログラム1》
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
Brahms : Symphony No.1 in C minor, op.68
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
Brahms : Symphony No.2 in D major, op.73

《プログラム2》
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 作品90
Brahms : Symphony No.3 in F major, op.90
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
Brahms : Symphony No.4 in E minor, op.98

《プログラム3》
ハイドン:交響曲第92番 ト長調 Hob.I:92 <オックスフォード>
Haydn : Symphony No.92 in G major, Hob.I:92 “ Oxford ”
マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌 ソリスト歌手(Ms):マグダレナ・コジェナー
Mahler : 5 Rückert-Lieder / Mezzo Soprano: Magdalena Kožená
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 <田園>
Beethoven : Symphony No.6 in F major, op.68 “ Pastorale ”

※参考までに、サントリーホールでの料金、S席40,000円/A席35,000円/B席31,000円/C席26,000円/D席21,000円/E席16,000円

ラトルにしては(?)非常にオーソドックスな演目(?)
2008年5月、ベルリン・フィルのコンサートホールが火災に見舞われ、本拠地ではしばらく活動できないのかなと思っていたときに、降って沸いたような公演だし、しかも高額だったので、行こう!という気にならなかった。
また、次の機会を待って、映像で辛抱しよう、チケット代がもう上がらないことを願いながら…無理か。